午後5時頃、二泊三日の旅行から帰着。
どこに行っても、雨・雨・雨の三日間だった。
ただ昨日は、奇跡的に太陽が顔を出したこともあった。
ガソリン価格のことが頭から離れず、ガソリンスタンドがあると価格をチェックしておいた。山梨県は千葉県に比べて、ガソリン価格がかなり高かった。
小淵沢:184、185(一般価格)
甲府市内でも、180円台前半が多かった。
帰途ガソリンが少なくなってきて、どこかのスタンドで給油しなければならないと思いながら、国道20号線を勝沼方面に向かって走っている時、177円という看板を見つけたので、迷わずそこに入って給油した。
佐倉に着いて、いつものセルフスタンドの前を通ったところ、168円にさがっていた。
2008年08月27日
セミのセカンドステージ
昨日ツクツクホウシが鳴かないということを書いたが、今朝鳴き声が聞こえた。9時15分頃、4回続けて鳴いた。少し遅れたが、これからツクツクホウシが無く時期となるのだろう。
セミの一生の中で、幼虫が地中で過ごす期間は長い。一生の大部分を地中で過ごし、一生の最後に地上に出て来て、その後短い命を終えてしまう。確かにセミがセカンドステージを過ごす地上は、すぐ死が待ち受けている場所なのである。
しかし人間に比べれば、セミのセカンドステージは、非常に恵まれたものであるとも言える。地中から出てきたセミは、今までとはまったく異なる光に満ちた世界に身を置くことになる。さらに空を自由に飛び回ることさえもできる。人間のセカンドステージには、これほどの劇的な変化は起こらない。せいぜい海外旅行にでも出かけて、異国の風物に接する機会を持つことぐらいである。
一生の最後に、まったく違う世界で生きることのできるセミは、人間よりはるかに豊かな生涯を送れるのだ。もうセミのことを、命の短いあわれな生き物とする必要などないのである。セミに及ぶことなどできないが、わずかでもセミのセカンドステージにならって生きてみたいという気もする。
セミの一生の中で、幼虫が地中で過ごす期間は長い。一生の大部分を地中で過ごし、一生の最後に地上に出て来て、その後短い命を終えてしまう。確かにセミがセカンドステージを過ごす地上は、すぐ死が待ち受けている場所なのである。
しかし人間に比べれば、セミのセカンドステージは、非常に恵まれたものであるとも言える。地中から出てきたセミは、今までとはまったく異なる光に満ちた世界に身を置くことになる。さらに空を自由に飛び回ることさえもできる。人間のセカンドステージには、これほどの劇的な変化は起こらない。せいぜい海外旅行にでも出かけて、異国の風物に接する機会を持つことぐらいである。
一生の最後に、まったく違う世界で生きることのできるセミは、人間よりはるかに豊かな生涯を送れるのだ。もうセミのことを、命の短いあわれな生き物とする必要などないのである。セミに及ぶことなどできないが、わずかでもセミのセカンドステージにならって生きてみたいという気もする。
posted by 里実福太朗 at 00:00| 里ふくろうの日乗
2008年08月26日
ツクツクホウシが鳴かない
子どもたちの夏休みが、もう一週間を切ってしまったというのに、ツクツクホウシが鳴かない。だいぶ前に一度鳴いたことがあったが、それ以来鳴いていない。たぶんそのツクツクホウシは、地上に出て来るタイミングを間違ってしまったのだろう。
セミのセカンドステージは短い。地上に出て羽化してから、1〜2週間で命が尽きてしまう。地上に出れば1〜2週間で死に到るのである。言い換えれば、地上に出ることは死地に赴くことを意味するのだ。
セミたちにとって地上はそういう場所である。だから念には念を入れて、熟考に熟考を重ねて、地上に出るタイミングをはかるのである。一年先送りすれば、命は一年延びる。今年出る決断をすれば、命は今年で尽きる。セミにとって、地上に出る時期を決めることは、とても難しいことなのである。
今年は、アブラゼミが鳴き始める時期が遅かった。だからツクツクホウシが鳴き始めるのも、たぶん遅くなるのだろう。ここ数日は涼しい日が続いている。暑さが戻ってくれば、ツクツクホウシも鳴き始めることだろう。
セミのセカンドステージは短い。地上に出て羽化してから、1〜2週間で命が尽きてしまう。地上に出れば1〜2週間で死に到るのである。言い換えれば、地上に出ることは死地に赴くことを意味するのだ。
セミたちにとって地上はそういう場所である。だから念には念を入れて、熟考に熟考を重ねて、地上に出るタイミングをはかるのである。一年先送りすれば、命は一年延びる。今年出る決断をすれば、命は今年で尽きる。セミにとって、地上に出る時期を決めることは、とても難しいことなのである。
今年は、アブラゼミが鳴き始める時期が遅かった。だからツクツクホウシが鳴き始めるのも、たぶん遅くなるのだろう。ここ数日は涼しい日が続いている。暑さが戻ってくれば、ツクツクホウシも鳴き始めることだろう。
posted by 里実福太朗 at 22:45| 里ふくろうの日乗
2008年08月24日
国際大会の『公平な環境』
北京オリンピックは、今日閉会式を迎えた。今花火が打ち上げられたが、開会式の足型花火がコンピューターグラフィックであったことを思い出せば、それらにも疑いの目を向けてしまう。凝った趣向などいらないから、あとはすんなりと終わってほしいと願うのだが、また開会式同様ショーが始まってしまった。
男子サッカーは予選リーグで全敗、野球はかろうじて決勝リーグに進めたが、そこでは一度も勝てなかった。野球は次回のロンドン大会では、公式競技からははずれるそうだ。それを残念に思う人もいるかもしれないが、イライラしながら観戦することが無くなるのだから、かえっていいのかもしれない。
そのイライラの原因は、準備不足とか、調子を崩している選手をわざわざ選ぶというようなことにもあるが、一番の原因は、『公平な環境』のもとで試合が行われなかったことにありそうだ。試合中の『公平な環境』を維持するのは審判員の役割だ。その審判員があやふやなジャッジをするなら、『公平な環境』は維持されない。
野球の審判はいろいろな国から選ばれていたのだが、彼らのジャッジがかなりぶれていた。今までボールと判定されていたコースが、あるとき急にストライクになってしまったりするのだ。たった一球で試合の流れが大きく変わってしまうことがあるのは、いまさら言うまでもないだろう。
テレビのコメンテーターの中には、選手がジャッジに対する不満を言うと、
「ジャッジのことを言ってはいけませんね」
などと、お決まりのセリフを言う御仁もいらっしゃる。そう言っておけば、コメンテーターの役割を果たしているとでも思っているようだ。しかし一番苦労した監督・選手たちがそれを口にしなければ、審判員の問題はいっこうに解決されないに違いない。
ジャッジに疑問が生じた場合には、ビデオで確認する競技もある。今後、野球もオリンピック以外で国際大会を行うこともあるだろう。審判員の問題をどうにかしないと、つまらない国際大会になることは必定である。そうならないように、『公平な環境』を維持できるような取り組みを始めてもらいたいものである。
男子サッカーは予選リーグで全敗、野球はかろうじて決勝リーグに進めたが、そこでは一度も勝てなかった。野球は次回のロンドン大会では、公式競技からははずれるそうだ。それを残念に思う人もいるかもしれないが、イライラしながら観戦することが無くなるのだから、かえっていいのかもしれない。
そのイライラの原因は、準備不足とか、調子を崩している選手をわざわざ選ぶというようなことにもあるが、一番の原因は、『公平な環境』のもとで試合が行われなかったことにありそうだ。試合中の『公平な環境』を維持するのは審判員の役割だ。その審判員があやふやなジャッジをするなら、『公平な環境』は維持されない。
野球の審判はいろいろな国から選ばれていたのだが、彼らのジャッジがかなりぶれていた。今までボールと判定されていたコースが、あるとき急にストライクになってしまったりするのだ。たった一球で試合の流れが大きく変わってしまうことがあるのは、いまさら言うまでもないだろう。
テレビのコメンテーターの中には、選手がジャッジに対する不満を言うと、
「ジャッジのことを言ってはいけませんね」
などと、お決まりのセリフを言う御仁もいらっしゃる。そう言っておけば、コメンテーターの役割を果たしているとでも思っているようだ。しかし一番苦労した監督・選手たちがそれを口にしなければ、審判員の問題はいっこうに解決されないに違いない。
ジャッジに疑問が生じた場合には、ビデオで確認する競技もある。今後、野球もオリンピック以外で国際大会を行うこともあるだろう。審判員の問題をどうにかしないと、つまらない国際大会になることは必定である。そうならないように、『公平な環境』を維持できるような取り組みを始めてもらいたいものである。
posted by 里実福太朗 at 00:00| 里ふくろうの日乗
2008年08月22日
誕生日
過ごしやすい一日だった。日中でも、シャツ一枚では少し肌寒いと感じるほどだった。
誕生月の8月には、エンジンオイルを無料で交換してもらえるサービスがある。昨日予約をしておいて、今日の午後、営業所に行った。エンジンオイルの交換が終わるまでの間、ショールームで待っていると、
「ご誕生日、おめでとうございます」
と営業の人が声をかけてきた。わざわざ誕生日を選んで予約したのではないが、たしかに今日が誕生日だった。
厚生労働省発表の「簡易生命表」によると、2007年の平均寿命は、男性が79.19歳、女性が85.99歳だそうだ。男の平均寿命は、ほぼ80歳ということからみれば、私の今のこの歳はとても中途半端な年齢なのだ。
80歳をこえれば、誕生日は長寿を祝うという意味合いも含んだ日になり、それなりに有り難みを感じることになるだろう。しかし中途半端な歳の人間は、誕生日を迎えても、歳が一つ増えて残りの人生が少なくなるだけだと思い、有り難みなど感じないのである。
夜、こんなよしなしごとを書いていると、思いもかけず「おめでとう」という声が聞こえた。息子が部屋の外から、声をかけたのだった。初めてのことだった。
誕生月の8月には、エンジンオイルを無料で交換してもらえるサービスがある。昨日予約をしておいて、今日の午後、営業所に行った。エンジンオイルの交換が終わるまでの間、ショールームで待っていると、
「ご誕生日、おめでとうございます」
と営業の人が声をかけてきた。わざわざ誕生日を選んで予約したのではないが、たしかに今日が誕生日だった。
厚生労働省発表の「簡易生命表」によると、2007年の平均寿命は、男性が79.19歳、女性が85.99歳だそうだ。男の平均寿命は、ほぼ80歳ということからみれば、私の今のこの歳はとても中途半端な年齢なのだ。
80歳をこえれば、誕生日は長寿を祝うという意味合いも含んだ日になり、それなりに有り難みを感じることになるだろう。しかし中途半端な歳の人間は、誕生日を迎えても、歳が一つ増えて残りの人生が少なくなるだけだと思い、有り難みなど感じないのである。
夜、こんなよしなしごとを書いていると、思いもかけず「おめでとう」という声が聞こえた。息子が部屋の外から、声をかけたのだった。初めてのことだった。
posted by 里実福太朗 at 00:00| 里ふくろうの日乗
2008年08月21日
連日の雷雨
日中の天気は落ち着いていたが、夕方になり昨日と同じような状態になった。雨が降り、カミナリが鳴り、停電も発生した。このところカミナリが鳴ると、停電が発生する。ただ1分もたたないうちに復旧するが。
アブラゼミが元気だ。隣近所の庭木で、一生懸命鳴いている。例年は甲子園の高校野球が行われている時期に、アブラゼミも大活躍するのであるが、今年はその時期が少し後ろにずれているようだ。
8月も下旬に入り、子どもたちの夏休みも残り少なくなってきた。この時期には、そろそろツクツクホウシが鳴き始めるはずなのだが、と思っていたところ、午後ツクツクホウシの鳴き声が聞こえた。しかし、一度鳴いたきりで終わってしまった。
アブラゼミが元気だ。隣近所の庭木で、一生懸命鳴いている。例年は甲子園の高校野球が行われている時期に、アブラゼミも大活躍するのであるが、今年はその時期が少し後ろにずれているようだ。
8月も下旬に入り、子どもたちの夏休みも残り少なくなってきた。この時期には、そろそろツクツクホウシが鳴き始めるはずなのだが、と思っていたところ、午後ツクツクホウシの鳴き声が聞こえた。しかし、一度鳴いたきりで終わってしまった。
posted by 里実福太朗 at 00:00| 里ふくろうの日乗
2008年08月20日
竜巻注意情報
朝から晴れて、また蒸し暑い一日が始まった。
しかし午後になって雲行きが怪しくなってきた。黒い雲が広がり、遠くのほうでカミナリが鳴りだしたと思ったら、すぐに雨が降り出した。ゲリラ雷雨に襲撃されたのだった。
ところがそれだけでは終わらなかった。突然ドシンという音と共に、床が沈み込むような感覚に襲われた。この分ではすぐに激しい横揺れが来るに違いないと思い、一階だと家がつぶれた時、押しつぶされて命を落とすおそれがあるから、二階へ続く階段あたりに素早く移動して、次の揺れに備えていた。
多少の揺れはあったが、幸い激震が来ることはなかった。テレビを入れて速報が表示されるのを待った。すぐに速報が流れた。震度4が最高で、千葉県北西部は震度3だった。最初の縦揺れに驚いたものだから、かなり大きな地震ではないかと心配したが、地震の規模としてはあまり大きくなかった。
冷静さを取り戻した時、手に木刀を握っていることに気がついた。素振りをする時に使う木刀である。何のために木刀などを持ったのだろうか、それがあれば地震の時、何かの役に立つと思ったのだろうか。その時のことを思い出そうとしても、記憶がとんでいてまったくもって分からなかった。
夜、五輪野球の日本対アメリカ戦を見ている時に、またゲリラ雷雨に襲われた。昼間より激しかった。近くで落雷があったかもしれない。テレビの画面には、千葉県北西部に対する「竜巻注意情報」が何回か表示された。近隣の地区にも、「竜巻注意情報」が出された。
近頃「竜巻注意情報」を目にすることが多くなった。大雨洪水注意報であれば、低地に住んでいる人は高台に避難したり、あるいは土嚢などを積んで浸水の被害をくい止めるなど、対応策は考えられる。
竜巻の場合はどうしたらよいのだろうか。「竜巻注意情報」が出されても、竜巻に襲われないようにするためには、天に祈るより仕方がないのだろうか。運を天にまかせるより仕方がないのだろうか。とすれば「竜巻注意情報」は、ただ恐怖感を与えるだけで、あまり意味のない情報だということになる。
しかし午後になって雲行きが怪しくなってきた。黒い雲が広がり、遠くのほうでカミナリが鳴りだしたと思ったら、すぐに雨が降り出した。ゲリラ雷雨に襲撃されたのだった。
ところがそれだけでは終わらなかった。突然ドシンという音と共に、床が沈み込むような感覚に襲われた。この分ではすぐに激しい横揺れが来るに違いないと思い、一階だと家がつぶれた時、押しつぶされて命を落とすおそれがあるから、二階へ続く階段あたりに素早く移動して、次の揺れに備えていた。
多少の揺れはあったが、幸い激震が来ることはなかった。テレビを入れて速報が表示されるのを待った。すぐに速報が流れた。震度4が最高で、千葉県北西部は震度3だった。最初の縦揺れに驚いたものだから、かなり大きな地震ではないかと心配したが、地震の規模としてはあまり大きくなかった。
冷静さを取り戻した時、手に木刀を握っていることに気がついた。素振りをする時に使う木刀である。何のために木刀などを持ったのだろうか、それがあれば地震の時、何かの役に立つと思ったのだろうか。その時のことを思い出そうとしても、記憶がとんでいてまったくもって分からなかった。
夜、五輪野球の日本対アメリカ戦を見ている時に、またゲリラ雷雨に襲われた。昼間より激しかった。近くで落雷があったかもしれない。テレビの画面には、千葉県北西部に対する「竜巻注意情報」が何回か表示された。近隣の地区にも、「竜巻注意情報」が出された。
近頃「竜巻注意情報」を目にすることが多くなった。大雨洪水注意報であれば、低地に住んでいる人は高台に避難したり、あるいは土嚢などを積んで浸水の被害をくい止めるなど、対応策は考えられる。
竜巻の場合はどうしたらよいのだろうか。「竜巻注意情報」が出されても、竜巻に襲われないようにするためには、天に祈るより仕方がないのだろうか。運を天にまかせるより仕方がないのだろうか。とすれば「竜巻注意情報」は、ただ恐怖感を与えるだけで、あまり意味のない情報だということになる。
posted by 里実福太朗 at 00:00| 里ふくろうの日乗
2008年08月18日
時の区切り
お盆休みが終わり、世の中は再び動きだした。休み前と同じ日常が始まり、通勤電車も混雑が戻ってきたに違いない。こんなことを想像して今という時を区切っておかないと、時の流れに埋没してただユラユラと流されていってしまいそうな気がする。
涼しかったのは昨日一日だけで、今日はまた暑さが戻った。ただ、朝晩はいくぶん過ごしやすくなった。風呂上がりの夕涼みをしているとき、西側の東側にある林では、夜だというのにアブラゼミが騒ぎ、東側の隣家の庭では、早くもウマオイがスイッチョンスイッチョンと鳴いていた。
二回目の歯の治療日、できていた奥歯の土台を埋めて、型をとった。次回その歯に覆いをかぶせて、元の状態に戻す予定だ。以前通っていた歯科医院は、予約しておいても30分以上も待たされることがあった。新しく通い始めたこの歯科医院は、まだ2回目だがほぼ予約時間に治療が始まる。
型を取る時は、固まるまで待たなければならない。その待つ時間が以前より短い上に、さらにパソコンの液晶画面にテレビの五輪中継までも映し出してくれた。これはサービス過剰と言った方がいいのだろうか、それとも今では普通のことなのだろうか。まあ歯科医院でも液晶モニターの画面に見入って目を疲れさせるよりは、目を閉じて静かに待つ方が好ましいと思われる。
涼しかったのは昨日一日だけで、今日はまた暑さが戻った。ただ、朝晩はいくぶん過ごしやすくなった。風呂上がりの夕涼みをしているとき、西側の東側にある林では、夜だというのにアブラゼミが騒ぎ、東側の隣家の庭では、早くもウマオイがスイッチョンスイッチョンと鳴いていた。
二回目の歯の治療日、できていた奥歯の土台を埋めて、型をとった。次回その歯に覆いをかぶせて、元の状態に戻す予定だ。以前通っていた歯科医院は、予約しておいても30分以上も待たされることがあった。新しく通い始めたこの歯科医院は、まだ2回目だがほぼ予約時間に治療が始まる。
型を取る時は、固まるまで待たなければならない。その待つ時間が以前より短い上に、さらにパソコンの液晶画面にテレビの五輪中継までも映し出してくれた。これはサービス過剰と言った方がいいのだろうか、それとも今では普通のことなのだろうか。まあ歯科医院でも液晶モニターの画面に見入って目を疲れさせるよりは、目を閉じて静かに待つ方が好ましいと思われる。
posted by 里実福太朗 at 00:00| 里ふくろうの日乗
2008年08月16日
「今日の原油価格」
午前、空一面を黒い雲が覆い、激しい雨がくるなと思っていたところ、たしかに雨は降ったがすぐにやんでしまった。地面には、雨が降ったという形跡は残っていなかった。
夜に入り、大気中の水分をいっきに吐き出すような強い雨が、カミナリを伴って降った。野球の日本対韓国戦を中継していたテレビの画面では、関東地方のさまざまな場所に大雨洪水警報が出されたことが、気象情報として伝えていた。幸い12時前にやんだので、お送り火を焚くことができた。
夕方買い物に出て、その途次、いつものガソリンスタンドに寄った。
一般価格:175円
現金会員価格:173円
一般価格で、7月下旬は171円、8月に入って177円にあがり、そして今日は175円にさがっていたのだった。
朝日新聞の夕刊に、『2日連続下落 NY原油』という記事が載った。マスコミは高騰ということに目を向けて大騒ぎする傾向があるのだが、この記事は、原油価格の下落を報じることことで、報道内容のバランスをとろうとする姿勢を印象づけてくれた。
WTI原油先物価格は、毎日、上昇・下降を繰り返す。そういう流れの中で、高騰した時だけそのことが記事になると、そこに何らかの意図が働いたのではないかと思ってしまう。ガソリン価格の値動きに敏感になっている今は、なおさら強い疑いの目を向けることになってしまう。
そういう疑いの目を向けられないように、次は下落を告げる記事を載せて、内容のバランスをとる。高騰・下落は限りなく繰り返されるものだから、極端なことを言えば、その変動に応じて、記事も高騰・下落を繰り返し伝えることになってしまう。
そういう悪循環に陥ることを避けるには、原油価格の高騰・下落に関する記事をまったく載せないということも、一つの方法であろう。しかし原油価格が私たちの生活に及ぼす影響の大きさを考えれば、報道の在り方としては、好ましいやり方ではない。
いっそのこと、高騰あるいは急落した時だけ取り上げるのはやめて、たとえば日経平均株価を毎日紙面に載せているように、原油先物価格の終値ぐらいは、「今日の原油価格」として、毎日載せてみるのもいいのかもしれない。まあ、実現可能性のないお妄想だとは思うけれども。
夜に入り、大気中の水分をいっきに吐き出すような強い雨が、カミナリを伴って降った。野球の日本対韓国戦を中継していたテレビの画面では、関東地方のさまざまな場所に大雨洪水警報が出されたことが、気象情報として伝えていた。幸い12時前にやんだので、お送り火を焚くことができた。
夕方買い物に出て、その途次、いつものガソリンスタンドに寄った。
一般価格:175円
現金会員価格:173円
一般価格で、7月下旬は171円、8月に入って177円にあがり、そして今日は175円にさがっていたのだった。
朝日新聞の夕刊に、『2日連続下落 NY原油』という記事が載った。マスコミは高騰ということに目を向けて大騒ぎする傾向があるのだが、この記事は、原油価格の下落を報じることことで、報道内容のバランスをとろうとする姿勢を印象づけてくれた。
WTI原油先物価格は、毎日、上昇・下降を繰り返す。そういう流れの中で、高騰した時だけそのことが記事になると、そこに何らかの意図が働いたのではないかと思ってしまう。ガソリン価格の値動きに敏感になっている今は、なおさら強い疑いの目を向けることになってしまう。
そういう疑いの目を向けられないように、次は下落を告げる記事を載せて、内容のバランスをとる。高騰・下落は限りなく繰り返されるものだから、極端なことを言えば、その変動に応じて、記事も高騰・下落を繰り返し伝えることになってしまう。
そういう悪循環に陥ることを避けるには、原油価格の高騰・下落に関する記事をまったく載せないということも、一つの方法であろう。しかし原油価格が私たちの生活に及ぼす影響の大きさを考えれば、報道の在り方としては、好ましいやり方ではない。
いっそのこと、高騰あるいは急落した時だけ取り上げるのはやめて、たとえば日経平均株価を毎日紙面に載せているように、原油先物価格の終値ぐらいは、「今日の原油価格」として、毎日載せてみるのもいいのかもしれない。まあ、実現可能性のないお妄想だとは思うけれども。
posted by 里実福太朗 at 00:00| 里ふくろうの日乗
2008年08月15日
「原油価格急騰」記事の検証
昨日の朝日新聞の夕刊に、「NY原油急騰」という書名入り(丸石伸一)の記事が載った。ニューヨークから送られてきた記事で、WTI原油先物価格が急騰して、116ドルになったという内容である。
確かに日本時間の14日、今まで続落してきた原油価格が久しぶりで上がった。このまま上昇を続けるのだろうかと思いつつ、チャートの変動を注視していたところ、15日の1時過ぎに急落して113ドルになった。その後も値下がりが続き、現在(16日午前0時)は111ドルまで下がってしまった。
急騰という記事を載せて世間の不安を煽ったのだから、上昇幅よりさらに大きな値下げ幅で急落したことは、当然読者に知らせるべきなのに、今日の夕刊にはそれに関する記事はなかった。言いっぱなしなのである。
急騰の記事だけ載せて、急落の記事を載せないというのは、いかにも無責任な対応と言わざるを得ない。今という時代は、マスコミだけが情報源ではない。私たちはマスコミの流す情報に惑わされないように、さまざまな情報源を活用して、適確な判断をくだすことが求められているのである。
確かに日本時間の14日、今まで続落してきた原油価格が久しぶりで上がった。このまま上昇を続けるのだろうかと思いつつ、チャートの変動を注視していたところ、15日の1時過ぎに急落して113ドルになった。その後も値下がりが続き、現在(16日午前0時)は111ドルまで下がってしまった。
急騰という記事を載せて世間の不安を煽ったのだから、上昇幅よりさらに大きな値下げ幅で急落したことは、当然読者に知らせるべきなのに、今日の夕刊にはそれに関する記事はなかった。言いっぱなしなのである。
急騰の記事だけ載せて、急落の記事を載せないというのは、いかにも無責任な対応と言わざるを得ない。今という時代は、マスコミだけが情報源ではない。私たちはマスコミの流す情報に惑わされないように、さまざまな情報源を活用して、適確な判断をくだすことが求められているのである。
posted by 里実福太朗 at 00:00| 里ふくろうの日乗
2008年08月14日
お盆休みの過ごし方
ともかく暑い。こう暑くては、どこにも出かける気にはなりません。特に今年はガソリンが高騰しているので、遠出をひかえる人が多いのではないかと思っていたが、世の中には出かける人もいて、テレビニュースでは、高速道路が渋滞している映像を流していた。
それでも車列の長さは30キロメートル台だから、例年よりは短いのだろう。70〜80キロの渋滞が発生した時に比べれば半分程度の混雑状況だから、やはり遠出をひかえている人が多いのだろう。
夕方、陽差しが西に傾いた頃、近くのスーパーに買い物に行った。もちろん車は使わず、自転車に乗って行くのである。車の通らない裏の道を行くと、あちらこちらからアブラゼミの鳴き声が聞こえてきた。8月の初旬ごろまでは、鳴き声があまり聞こえてこないということが週刊誌などでも取り上げられ、異変の前兆ではないかという声もささやかれた。しかし今はもうアブラゼミは、この酷暑を満喫しているように鳴いていた。
こういう夏を過ごすには、テレビでオリンピックでも観戦するより仕方がない。男子サッカーは一勝もできずに敗退したが女子サッカーは、決勝進出を決めた。特にノルウェー戦は、5対1で圧勝した。この「なでしこジャパン」の決定力を、男子サッカーにも分けてあげたいぐらいだ。
野球の「星野ジャパン」は、昨夜キューバに敗れて初戦を飾れなかった。ダルビッシュ投手が打たれ、救援した成瀬投手も打たれて4点を失った。しかし打たれはしたが、成瀬投手は球威がありコントロールもよかった。
今年は、調子がなかなか上がらず、今まで勝ち数が増えなかった。そういう状態でも代表に選ばれてしまい、大丈夫かなと危ぶんだのだが、昨夜の投球は、去年の良い時の状態を思い出させてくれた。オリンピックが終わってチームに戻ってからも、きっと去年と同じような活躍をしてくれるだろうと思わせてくれるピッチングだった。
第二戦の台湾戦は、6対1で勝った。
それでも車列の長さは30キロメートル台だから、例年よりは短いのだろう。70〜80キロの渋滞が発生した時に比べれば半分程度の混雑状況だから、やはり遠出をひかえている人が多いのだろう。
夕方、陽差しが西に傾いた頃、近くのスーパーに買い物に行った。もちろん車は使わず、自転車に乗って行くのである。車の通らない裏の道を行くと、あちらこちらからアブラゼミの鳴き声が聞こえてきた。8月の初旬ごろまでは、鳴き声があまり聞こえてこないということが週刊誌などでも取り上げられ、異変の前兆ではないかという声もささやかれた。しかし今はもうアブラゼミは、この酷暑を満喫しているように鳴いていた。
こういう夏を過ごすには、テレビでオリンピックでも観戦するより仕方がない。男子サッカーは一勝もできずに敗退したが女子サッカーは、決勝進出を決めた。特にノルウェー戦は、5対1で圧勝した。この「なでしこジャパン」の決定力を、男子サッカーにも分けてあげたいぐらいだ。
野球の「星野ジャパン」は、昨夜キューバに敗れて初戦を飾れなかった。ダルビッシュ投手が打たれ、救援した成瀬投手も打たれて4点を失った。しかし打たれはしたが、成瀬投手は球威がありコントロールもよかった。
今年は、調子がなかなか上がらず、今まで勝ち数が増えなかった。そういう状態でも代表に選ばれてしまい、大丈夫かなと危ぶんだのだが、昨夜の投球は、去年の良い時の状態を思い出させてくれた。オリンピックが終わってチームに戻ってからも、きっと去年と同じような活躍をしてくれるだろうと思わせてくれるピッチングだった。
第二戦の台湾戦は、6対1で勝った。
posted by 里実福太朗 at 00:00| 里ふくろうの日乗
2008年08月12日
石油製品卸価格の公表取りやめ
7月下旬に、半月ごとに原油卸値の見直しをすると発表した出光興産だったが、昨日8月12日に、4月から始めた卸値の公表を取りやめることにしたということだ。
『2008年度 石油製品卸価格の公表について』
http://www.idemitsu.co.jp/company/information/news/2008/080811_3.html
このウェブページには以下のように記載されている。
『(略)これまで原油や為替の変動をベースとした卸価格の改定を行ってきましたが、今後(本年下期をめど)製品マーケットをベースとした卸価格改定に変更することを検討しております。従いまして2008年4月から実施しておりました改定の公表は、当面差し控えさせていただきますのでご了承願います。』
下半期をめどに『製品マーケットをベースとした卸価格改定』を行うということであるが、なぜ今の時期に公表を取りやめてしまうのか、どうもその理由がはっきりしない。『従いまして』という接続語は、前の部分で理由を述べ、あとの部分で結果を述べる場合に用いる。
しかし、何回読んでも理由と結果の因果関係が分からない。それは大切な内容を省略しているからだ。内容を省略していることが、かえって何かを隠しているのではないかということを想像させる。
この件に関して、関連する情報を探してみると、北海道新聞に次のような記事があった。
『石油製品卸価格公表を取りやめ 混乱回避で出光興産(08/12 07:59)』
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/110781.html
この記事によると、公表を取りやめたのは、『混乱回避』のためだったことになる。どのような混乱なのか、それは記事の次の部分を読めば分かってくる。
『卸価格が下がっても、店頭価格が上昇するなど複雑な動きになっており「消費者の混乱を避けたい」としている。 』
具体的には、卸価格が下がっても店頭価格が上昇する例があって、消費者から苦情が寄せられたそうだ。ということは、公表を取りやめた理由を『消費者の混乱を避けたい』としているが、混乱したのは消費者ではなく、販売側であったと考えた方がよさそうだ。消費者は冷静にガソリン価格の値動きを追いかけている。
現在原油先物価格の下落は続いている。これを書いている23時の時点で、114ドルである。となれば、公表はしなくても、出光興産の8月16日以降の卸値価格は下がるはずだと考えるのは妥当なところである。さて、実際にはどうなるだろうか。
『2008年度 石油製品卸価格の公表について』
http://www.idemitsu.co.jp/company/information/news/2008/080811_3.html
このウェブページには以下のように記載されている。
『(略)これまで原油や為替の変動をベースとした卸価格の改定を行ってきましたが、今後(本年下期をめど)製品マーケットをベースとした卸価格改定に変更することを検討しております。従いまして2008年4月から実施しておりました改定の公表は、当面差し控えさせていただきますのでご了承願います。』
下半期をめどに『製品マーケットをベースとした卸価格改定』を行うということであるが、なぜ今の時期に公表を取りやめてしまうのか、どうもその理由がはっきりしない。『従いまして』という接続語は、前の部分で理由を述べ、あとの部分で結果を述べる場合に用いる。
しかし、何回読んでも理由と結果の因果関係が分からない。それは大切な内容を省略しているからだ。内容を省略していることが、かえって何かを隠しているのではないかということを想像させる。
この件に関して、関連する情報を探してみると、北海道新聞に次のような記事があった。
『石油製品卸価格公表を取りやめ 混乱回避で出光興産(08/12 07:59)』
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/110781.html
この記事によると、公表を取りやめたのは、『混乱回避』のためだったことになる。どのような混乱なのか、それは記事の次の部分を読めば分かってくる。
『卸価格が下がっても、店頭価格が上昇するなど複雑な動きになっており「消費者の混乱を避けたい」としている。 』
具体的には、卸価格が下がっても店頭価格が上昇する例があって、消費者から苦情が寄せられたそうだ。ということは、公表を取りやめた理由を『消費者の混乱を避けたい』としているが、混乱したのは消費者ではなく、販売側であったと考えた方がよさそうだ。消費者は冷静にガソリン価格の値動きを追いかけている。
現在原油先物価格の下落は続いている。これを書いている23時の時点で、114ドルである。となれば、公表はしなくても、出光興産の8月16日以降の卸値価格は下がるはずだと考えるのは妥当なところである。さて、実際にはどうなるだろうか。
posted by 里実福太朗 at 00:00| 里ふくろうの日乗
2008年08月10日
小学生は褒め上手
虫かごの用意がないものだから、捕まえたセミは虫取りアミの中に入れたままにして、その状態で次のセミを捕まえていった。おもしろいように捕れるものだから、アミの中はいろいろなセミがどんどん増えていった。ヒグラシ・ニイニイゼミ・アブラゼミを合わせて十数匹が、アミの中でのひしめき合っていた。
幼い子は一番小さなニイニイゼミはさわることができたが、それより大きなセミは怖がって手を出そうとしなかった。アミの中をのぞき込んでいる時に、自転車に乗った小学生が通りかかり、アミの中をチラッと見て、
「アッ、スゴイ!」
と言うものだから、アミの口を小学生の方に向けてじっくり見せてあげたら、
「すごいセミですね」
と賛辞の言葉を言い残して去っていった。
幼い子に、
「そろそろ逃がしてあげようか」
と話しかけている時、先ほどの自転車に乗った小学生が、数人の友だちを引き連れて戻ってきた。アミを指さして、
「ホラ、すごいセミだろ」
と言ってみんなにアミの中を見るようにうながした。小学生たちが私と幼い子をグルリと囲んで、アミの中をのぞき込み、それぞれが驚きの声を発した。
「ツクツクホウシがいる」
と一人の小学生が叫んだのを聞き逃すはずはなかった。
「それはね、ツクツクホウシではなくて、ヒグラシだな」
と訂正したのは言うまでもない。
「ツクツクホウシは、もっとあとにならないと出てこないヨ」
と教えてあげることも怠らない。
「ツクツクホウシは、夏休みが終わるころに鳴きはじめるんだよ。夏休みの終わりを告げるセミだね」
つい調子に乗って、余計なことまで言ってしまった。
ついでに、セミを指さしながら、
「これがアブラゼミ、これがニイニイゼミ」
と教えてあげた。
「よく知っているな〜」
という声がどこからともなく聞こえてきた。セミの名前を教えることで、こんなにも小学生たちの尊敬のまなざしを浴びるとは思ってもみなかった。
「このセミは、なに?」
とたすき掛けにした虫かごの中を指さしながら質問する小学生がいた。見ると、透きとおった羽根で、ヒグラシより一回り大きなセミが入っていた。
「これはね、ミンミンゼミだね。なかなか捕まえられないセミだよ。スゴイね!」
と賛辞のお返しをしておいた。
小学生たちの輪が解けたあと、幼い子と一緒にセミを逃がしてやった。
幼い子は一番小さなニイニイゼミはさわることができたが、それより大きなセミは怖がって手を出そうとしなかった。アミの中をのぞき込んでいる時に、自転車に乗った小学生が通りかかり、アミの中をチラッと見て、
「アッ、スゴイ!」
と言うものだから、アミの口を小学生の方に向けてじっくり見せてあげたら、
「すごいセミですね」
と賛辞の言葉を言い残して去っていった。
幼い子に、
「そろそろ逃がしてあげようか」
と話しかけている時、先ほどの自転車に乗った小学生が、数人の友だちを引き連れて戻ってきた。アミを指さして、
「ホラ、すごいセミだろ」
と言ってみんなにアミの中を見るようにうながした。小学生たちが私と幼い子をグルリと囲んで、アミの中をのぞき込み、それぞれが驚きの声を発した。
「ツクツクホウシがいる」
と一人の小学生が叫んだのを聞き逃すはずはなかった。
「それはね、ツクツクホウシではなくて、ヒグラシだな」
と訂正したのは言うまでもない。
「ツクツクホウシは、もっとあとにならないと出てこないヨ」
と教えてあげることも怠らない。
「ツクツクホウシは、夏休みが終わるころに鳴きはじめるんだよ。夏休みの終わりを告げるセミだね」
つい調子に乗って、余計なことまで言ってしまった。
ついでに、セミを指さしながら、
「これがアブラゼミ、これがニイニイゼミ」
と教えてあげた。
「よく知っているな〜」
という声がどこからともなく聞こえてきた。セミの名前を教えることで、こんなにも小学生たちの尊敬のまなざしを浴びるとは思ってもみなかった。
「このセミは、なに?」
とたすき掛けにした虫かごの中を指さしながら質問する小学生がいた。見ると、透きとおった羽根で、ヒグラシより一回り大きなセミが入っていた。
「これはね、ミンミンゼミだね。なかなか捕まえられないセミだよ。スゴイね!」
と賛辞のお返しをしておいた。
小学生たちの輪が解けたあと、幼い子と一緒にセミを逃がしてやった。
posted by 里実福太朗 at 00:00| 里ふくろうの日乗
2008年08月09日
アブラゼミの大量死
幼い子を連れて、先日セミの調査を行った公園を再び訪れた。駐車場に入れた車から降りると、セミ時雨が迎えてくれた。3時半を過ぎた頃なのに、すでにヒグラシも鳴き始めていた。
公園内に足を踏み入れたとき、あることに気づいた。白い腹を見せて地面に横たわっているアブラゼミが、点々と続いているのだ。場所によっては、数匹が固まって裏返っていることもあった。今までに見たことのない光景だった。
地面に横たわっているセミの姿はまだきれいで、死後それほど時間が経っているとは思えなかった。1・2週間ほど前に一斉に羽化したあと、今日一斉に死を迎えたのだろうか。しかし、アブラゼミより盛んに鳴いているニイニイゼミ・ヒグラシの死骸は、まったく見当たらない。
もう一つおかしなことがあった。アブラゼミのメスは、木の下の方、根もと近くにいることが多いのだが、オスも下の方にいたのだ。そして網を使うまでもなく、手で簡単に捕まえることができた。捕まえた時、元気のいいアブラゼミならば、ジイジイとわめき散らし、羽根をバタバタさせる。しかしそれらは足を弱々しく動かすだけだった。あるいは、もう一度木に戻してもとまることができず、落下してしまうこともあった。
こういう状態のアブラゼミを見ることは、今までになかったことだ。いったいアブラゼミに何が起こったのだろうか。
公園内に足を踏み入れたとき、あることに気づいた。白い腹を見せて地面に横たわっているアブラゼミが、点々と続いているのだ。場所によっては、数匹が固まって裏返っていることもあった。今までに見たことのない光景だった。
地面に横たわっているセミの姿はまだきれいで、死後それほど時間が経っているとは思えなかった。1・2週間ほど前に一斉に羽化したあと、今日一斉に死を迎えたのだろうか。しかし、アブラゼミより盛んに鳴いているニイニイゼミ・ヒグラシの死骸は、まったく見当たらない。
もう一つおかしなことがあった。アブラゼミのメスは、木の下の方、根もと近くにいることが多いのだが、オスも下の方にいたのだ。そして網を使うまでもなく、手で簡単に捕まえることができた。捕まえた時、元気のいいアブラゼミならば、ジイジイとわめき散らし、羽根をバタバタさせる。しかしそれらは足を弱々しく動かすだけだった。あるいは、もう一度木に戻してもとまることができず、落下してしまうこともあった。
こういう状態のアブラゼミを見ることは、今までになかったことだ。いったいアブラゼミに何が起こったのだろうか。
posted by 里実福太朗 at 00:00| 里ふくろうの日乗
2008年08月08日
WTI原油先物チャートの効用
近頃、WTI原油先物チャートを毎日見ている。もちろん原油先物に投資などしているのではなく、単に原油価格が激しく上下する様子を眺めているだけである。それによって世界経済の動向を予想できればいいのだが、そのようなことはできるはずもなく、ただ単にチャートの動きを見ながらいろいろと想像するだけなのである。
何日か前には125ドル(1バレル)だった原油価格が、現在これを書いている時点では、117ドルほどである。この価格に一気に下がったのではなく、分刻みで上昇・下降を繰り返しながら、全体的な流れでは下降線を描きながら現在の価格まで下がってきた。
途中120ドル近辺で下降線が水平線になり、そのまま水平状態を続けている時期があった。原油価格が下がらないように、「ある筋?」が必死で買い支えているのだろうと勝手に想像してみるのが許されるのは、素人の特権だ。「ある筋」の具体的な姿は分からないが、原油価格が今後200ドルを超えるだろうと予言したアメリカの金融グループなどが怪しいのだろうか。
そんなことを想像しながらチャートを見ているのもおもしろいが、ほかにも効用がある。10分ほど前は117ドルだったのだが、これを書いている間に急激に下落して、一気に116ドル台に入ってしまったのだ。そのように気持ちよくどんどん下がっていくチャートを見ていると、ほんとうにストレスが解消される。これがチャートを見る効用なのである。
何日か前には125ドル(1バレル)だった原油価格が、現在これを書いている時点では、117ドルほどである。この価格に一気に下がったのではなく、分刻みで上昇・下降を繰り返しながら、全体的な流れでは下降線を描きながら現在の価格まで下がってきた。
途中120ドル近辺で下降線が水平線になり、そのまま水平状態を続けている時期があった。原油価格が下がらないように、「ある筋?」が必死で買い支えているのだろうと勝手に想像してみるのが許されるのは、素人の特権だ。「ある筋」の具体的な姿は分からないが、原油価格が今後200ドルを超えるだろうと予言したアメリカの金融グループなどが怪しいのだろうか。
そんなことを想像しながらチャートを見ているのもおもしろいが、ほかにも効用がある。10分ほど前は117ドルだったのだが、これを書いている間に急激に下落して、一気に116ドル台に入ってしまったのだ。そのように気持ちよくどんどん下がっていくチャートを見ていると、ほんとうにストレスが解消される。これがチャートを見る効用なのである。
posted by 里実福太朗 at 23:19| 里ふくろうの日乗
2008年08月07日
歯科医院の今
木曜日が休診日の歯科医院は多い。木曜日に急な歯痛でになっても、歯科医院の多くが休診では困る。曜日をずらして休診日を設けるという工夫はしないのだろうか。なぜ木曜日が多いのだろうか。
奥歯とそれにかぶせてあった金属との間にすき間があいて、かなりの大きさになってしまった。そういう状態になったことは、つい最近気がついた。今日は絶対歯医者に行くぞと心に決めて、家の周辺の歯科医院をネットで探してみた。
以前治療してもらったことのある歯科医医院は、最寄り駅の近くにあって、仕事帰りに立ち寄るには便利だった。しかし今はかえって駅至近という立地が、かえって不便な場所になってしまった。そこで違う歯科医院を探してみたというわけだ。そして木曜日も診療を行う歯科医医院をやっと探しだして、予約の電話をかけたのだった。
今日はかぶせてあったものを取り除き、虫歯の処置をして、その状態の型をとった。次回、土台を埋め込むためだ。歯科医の先生の説明によれば、その土台を埋め込んだ状態でまた型をとり、次々回にそのは全体を覆い元のような状態に修復する。
こんなふうにこれからの治療予定がはっきりと示されることは、今まで通っていた歯医者さんではなかったことだな。それ以外にも、今までとはいろいろ違いがあった。治療用イスの近くにパソコンのモニターが置かれ、治療前の歯の状態、治療の方法、治療後の状態をそれに映し出して詳しく説明してくれる。
このことを夫人に話したところ、夫人が治療を受けたことのある歯科医院でもそういう機器が導入されているということだった。歯科治療の世界でもパソコンは必須のものとなってきている。そんなことはもう世間の常識かもしれないが、今さらながら気づいたのであった。
奥歯とそれにかぶせてあった金属との間にすき間があいて、かなりの大きさになってしまった。そういう状態になったことは、つい最近気がついた。今日は絶対歯医者に行くぞと心に決めて、家の周辺の歯科医院をネットで探してみた。
以前治療してもらったことのある歯科医医院は、最寄り駅の近くにあって、仕事帰りに立ち寄るには便利だった。しかし今はかえって駅至近という立地が、かえって不便な場所になってしまった。そこで違う歯科医院を探してみたというわけだ。そして木曜日も診療を行う歯科医医院をやっと探しだして、予約の電話をかけたのだった。
今日はかぶせてあったものを取り除き、虫歯の処置をして、その状態の型をとった。次回、土台を埋め込むためだ。歯科医の先生の説明によれば、その土台を埋め込んだ状態でまた型をとり、次々回にそのは全体を覆い元のような状態に修復する。
こんなふうにこれからの治療予定がはっきりと示されることは、今まで通っていた歯医者さんではなかったことだな。それ以外にも、今までとはいろいろ違いがあった。治療用イスの近くにパソコンのモニターが置かれ、治療前の歯の状態、治療の方法、治療後の状態をそれに映し出して詳しく説明してくれる。
このことを夫人に話したところ、夫人が治療を受けたことのある歯科医院でもそういう機器が導入されているということだった。歯科治療の世界でもパソコンは必須のものとなってきている。そんなことはもう世間の常識かもしれないが、今さらながら気づいたのであった。
posted by 里実福太朗 at 23:33| 里ふくろうの日乗
2008年08月06日
週刊誌の記事から
昨日、駅の売店で「週刊朝日」を買い求め、武蔵境までの長い道中それを読んで過ごした。「週刊朝日」を買ったのは、新聞広告に
『ゴア元副題跳梁の原発利権=x
という見出しが載っていたからだ。
だいたい見出しが刺激的であればあるほど、拍子抜けする内容であることも多い。それでもなお、『地球温暖化問題、CO2削減は原発推進の口実なのか…』という刺激的な副題がに呼び寄せられてしまった。
メディアリテラシイの立場からすれば、この記事が正鵠を射たものであるのかどうかを検証しなければならないのだが、残念ながら問題が大きすぎてとても手に負えない。ただ、そういう見方もあるのだということだけは、記憶にとどめておくことにしよう。
思いがけずこんな記事も載っていた。
『「セミがいない夏」は要注意?
やっぱり気になる地震との関係』
ゴア氏の記事ではなく、このセミの記事が、新聞広告の見出しトップであったとしても、この週刊誌を買っていたことだろう。
その記事を読んで分かったことは、世の中には、例年に比べてセミの鳴き声が少ないと感じている人が少なからずいるということだった。私だけではなかったのだ。さらにセミが少ないということと、地震とを結びつけている人もいるということだった。
以前、秋の虫が樹上で鳴いているのに気づき、地震の予兆でではないかと心配したことがあった。阪神・淡路大震災の直前にも、樹の上で虫が鳴くことがあったそうで、その体験談をまとめた出版物でそのことを知り、地震との因果関係により真実味を感じたものだった。しかしその後、樹上で鳴く虫が実際に存在することが分かり、樹上の鳴き声と地震とを安易に結びつけることの危険性を学んだのだった。
先日、緑の多い公園にセミの調査に行った時、すれ違った老婦人が、
「ここには、夏の雰囲気があるわね」
と、肩を並べて歩いていた老人に話しかけていた。そこは公園の中でも、樹木が緑濃く茂り、セミの声がひときわ高く聞こえてくる場所だった。
『ゴア元副題跳梁の原発利権=x
という見出しが載っていたからだ。
だいたい見出しが刺激的であればあるほど、拍子抜けする内容であることも多い。それでもなお、『地球温暖化問題、CO2削減は原発推進の口実なのか…』という刺激的な副題がに呼び寄せられてしまった。
メディアリテラシイの立場からすれば、この記事が正鵠を射たものであるのかどうかを検証しなければならないのだが、残念ながら問題が大きすぎてとても手に負えない。ただ、そういう見方もあるのだということだけは、記憶にとどめておくことにしよう。
思いがけずこんな記事も載っていた。
『「セミがいない夏」は要注意?
やっぱり気になる地震との関係』
ゴア氏の記事ではなく、このセミの記事が、新聞広告の見出しトップであったとしても、この週刊誌を買っていたことだろう。
その記事を読んで分かったことは、世の中には、例年に比べてセミの鳴き声が少ないと感じている人が少なからずいるということだった。私だけではなかったのだ。さらにセミが少ないということと、地震とを結びつけている人もいるということだった。
以前、秋の虫が樹上で鳴いているのに気づき、地震の予兆でではないかと心配したことがあった。阪神・淡路大震災の直前にも、樹の上で虫が鳴くことがあったそうで、その体験談をまとめた出版物でそのことを知り、地震との因果関係により真実味を感じたものだった。しかしその後、樹上で鳴く虫が実際に存在することが分かり、樹上の鳴き声と地震とを安易に結びつけることの危険性を学んだのだった。
先日、緑の多い公園にセミの調査に行った時、すれ違った老婦人が、
「ここには、夏の雰囲気があるわね」
と、肩を並べて歩いていた老人に話しかけていた。そこは公園の中でも、樹木が緑濃く茂り、セミの声がひときわ高く聞こえてくる場所だった。
posted by 里実福太朗 at 00:00| 里ふくろうの日乗
2008年08月05日
カミナリ、首都圏をかき乱す
昨夜は落雷のため、山手線が一時止まった。カミナリの勢いは今日も衰えず、朝からカミナリがゴロゴロと鳴っていた。そんな中、ある人を見舞うため、武蔵境の日赤病院まで行ってきた。行きは小雨は降っていたが、順調に目的地に着くことができた。ところが帰りは、カミナリの影響をもろに受けてしまった。
武蔵境駅を発着場所として運行されているバスに、「ムーバス」というものがある。その名称から想像されるとおり、丸みを帯びた小さな車体はかわいらしい。座席数はあまり多くないが、個々の座席の左右には、サポート用のバーが取り付けられていて、発着の時や、カーブを曲がる時は、それを握って体を支えることができる。東回り・西回りがそれぞれ一時間に3本運行されている。
ムーバスを下りてJR武蔵境駅の改札口に向かうと、その周辺に人だかりができていた。電光掲示板には、架線故障のため中央線が運行を見合わせていることが表示されていた。病院内にいた時、病室の窓の遠くで、しきりに雷鳴が轟いていた。その時中央線沿線で、かなり激しい雷雨に見舞われた地域があったのだろう。
中央線が止まっているのでは、復旧を待つ以外どうしようもない。駅員さんが
「振り替え乗車券が必要な方」
と繰り返し叫んでいた。駅員さんが握りしめている券をのぞき込んで確かめてみたところ、バスへの振り替え乗車券だった。ある人が、SUICAカードを見せてそれをもらおうとしたら、
「乗車券をお求め下さい。乗車券のある方にお渡しします」
と言われていた。
このあと5時頃に快速電車は運行を再開した。総武線各駅停車は、三鷹・中野間が依然として運転を見合わせていた。乗り込んだ快速電車は、動いたり停まったりを繰り返し、新宿に着くのにかなりの時間を要した。上野から利用した京成線は、遅延もなく順調に運行されていたが、家に着いた時は8時を過ぎていた。
武蔵境駅を発着場所として運行されているバスに、「ムーバス」というものがある。その名称から想像されるとおり、丸みを帯びた小さな車体はかわいらしい。座席数はあまり多くないが、個々の座席の左右には、サポート用のバーが取り付けられていて、発着の時や、カーブを曲がる時は、それを握って体を支えることができる。東回り・西回りがそれぞれ一時間に3本運行されている。
ムーバスを下りてJR武蔵境駅の改札口に向かうと、その周辺に人だかりができていた。電光掲示板には、架線故障のため中央線が運行を見合わせていることが表示されていた。病院内にいた時、病室の窓の遠くで、しきりに雷鳴が轟いていた。その時中央線沿線で、かなり激しい雷雨に見舞われた地域があったのだろう。
中央線が止まっているのでは、復旧を待つ以外どうしようもない。駅員さんが
「振り替え乗車券が必要な方」
と繰り返し叫んでいた。駅員さんが握りしめている券をのぞき込んで確かめてみたところ、バスへの振り替え乗車券だった。ある人が、SUICAカードを見せてそれをもらおうとしたら、
「乗車券をお求め下さい。乗車券のある方にお渡しします」
と言われていた。
このあと5時頃に快速電車は運行を再開した。総武線各駅停車は、三鷹・中野間が依然として運転を見合わせていた。乗り込んだ快速電車は、動いたり停まったりを繰り返し、新宿に着くのにかなりの時間を要した。上野から利用した京成線は、遅延もなく順調に運行されていたが、家に着いた時は8時を過ぎていた。
posted by 里実福太朗 at 00:00| 里ふくろうの日乗
2008年08月03日
ニイニイゼミ
近頃セミに関する記事が多くなり、セミの観察日記のようになってきた。今日もセミの話題。
庭木にまたアブラゼミがとまっていた。それも同じ木の同じ場所なのだ。今朝新たに羽化したセミなのか、それとも昨日捕まえようとして逃げられたセミなのか。その点は不明だが、昨日のセミとすれば、この木のこの場所がよほど好きなのだろう。このセミもまたジッととまっているだけで、鳴くことはなかった。
子どもがまだ小さい頃、セミ捕りに行ったことのある緑の多い公園に行ってみた。その公園で見かけたセミは以下の通り。
ニイニイゼミ
アブラゼミ
ミンミンゼミ
ヒグラシ
この中で、一番盛んに鳴いていたのは、ニイニイゼミだった。今の時期、これほど多くのニイニイゼミが鳴いていたということは、予想していないことだった。今までの経験からすると、盛夏の訪れとともに、ニイニイゼミは姿を消すことが多かった。それと入れ替わりに、アブラゼミが真夏を席巻した。のだが、今年はどうも様子が違う。まだニイニイゼミが勢力を保っていた。
庭木にまたアブラゼミがとまっていた。それも同じ木の同じ場所なのだ。今朝新たに羽化したセミなのか、それとも昨日捕まえようとして逃げられたセミなのか。その点は不明だが、昨日のセミとすれば、この木のこの場所がよほど好きなのだろう。このセミもまたジッととまっているだけで、鳴くことはなかった。
子どもがまだ小さい頃、セミ捕りに行ったことのある緑の多い公園に行ってみた。その公園で見かけたセミは以下の通り。
ニイニイゼミ
アブラゼミ
ミンミンゼミ
ヒグラシ
この中で、一番盛んに鳴いていたのは、ニイニイゼミだった。今の時期、これほど多くのニイニイゼミが鳴いていたということは、予想していないことだった。今までの経験からすると、盛夏の訪れとともに、ニイニイゼミは姿を消すことが多かった。それと入れ替わりに、アブラゼミが真夏を席巻した。のだが、今年はどうも様子が違う。まだニイニイゼミが勢力を保っていた。
posted by 里実福太朗 at 00:00| 里ふくろうの日乗
2008年08月02日
歌を忘れたアブラゼミ
ひときは暑い一日だった。また、庭の方から「ジッ」という鳴き声が聞こえた。今日も一声だけだった。庭木にアブラゼミがとまっていることは明らかだった。庭に下りて声の主を捜した。見つけることは簡単だった。庭の中で一番太い木の幹の下の方に、アブラゼミはとまっていた。
鳴いたということは、オスであるはずだ。それを確かなものにするためには、腹を見ればよい。オス・メスの区別はすぐにつく。確かめようと思い顔を近づけたのだが、羽根をピッタリと閉じて幹に張り付いているので確かめようがない。捕まえようと思って手を近づけたら、「ジッ」と鳴いて逃げてしまった。
オスであることは分かった。しかし、なぜもっと鳴かないのだろうか。鳴くことを忘れてしまったのだろうか。セミも鳴く練習をしなければ、鳴けないのだろうか。疑問は尽きることがない。
鳴いたということは、オスであるはずだ。それを確かなものにするためには、腹を見ればよい。オス・メスの区別はすぐにつく。確かめようと思い顔を近づけたのだが、羽根をピッタリと閉じて幹に張り付いているので確かめようがない。捕まえようと思って手を近づけたら、「ジッ」と鳴いて逃げてしまった。
オスであることは分かった。しかし、なぜもっと鳴かないのだろうか。鳴くことを忘れてしまったのだろうか。セミも鳴く練習をしなければ、鳴けないのだろうか。疑問は尽きることがない。
posted by 里実福太朗 at 00:00| 里ふくろうの日乗
2008年08月01日
今日のガソリン価格
8月に入ったら、それを待っていたかのように、家の近辺でアブラゼミが鳴き始めた。今年はアブラゼミが少ないと思ったのは、梅雨明けが早く暑い日が続いたことで、もうアブラゼミが暑苦しい鳴き声をまき散らしてもいい時期なのに、と勘違いしたからだろう。アブラゼミの盛りの時期は、これからなのだ。
月が変わり、ガソリンの卸値価格も変わった。それを受けて、小売価格がどの程度変動するか、それを調べてみることにした。
まず、いつも利用するユーカリが丘のセルフのガソリンスタンド(MITUI)に向かった。
一般価格:171円
現金会員価格:169円
この価格は、7月末の価格と同じである。
次は、卸値を3.2円下げると発表した出光のガソリンスタンドだ。あらかじめ地図で調べたところ、セルフのスタンドは四街道にある。
一般価格:171円
MITUIのスタンドと同じ価格だった。
四街道のガソリンスタンドに向かう途中にも、いくつかのスタンドがあった。車を走らせながら価格を確認するのは難しい。価格表示板を長いこと見て入れば、よそ見運転で事故を起こしてしまう。瞬間的に把握しなければならない。従って、以下の価格は一般価格なのか、会員価格なのか、セルフ価格なのかどうか、それらについては不明である。
182円
179円
185円
184円
このように列挙してみると、価格幅が広がっていることが分かる。また、セルフスタンドと、そうでないスタンドとの価格差が開いていることも分かる。7月がほぼ横並びの価格であったことを思えば、大きな変化である。
結局いつも利用しているセルフスタンドに戻り、そこで5000円分のガソリンを入れた。マスコミは8月からガソリンが値上がりしたと大ざっぱなことを言っているが、実際には値上がりしていないスタンドもある。マスコミが流す情報を鵜呑みにせず、自分の足で確認することが大切である。真実は現場にあるのだ。
月が変わり、ガソリンの卸値価格も変わった。それを受けて、小売価格がどの程度変動するか、それを調べてみることにした。
まず、いつも利用するユーカリが丘のセルフのガソリンスタンド(MITUI)に向かった。
一般価格:171円
現金会員価格:169円
この価格は、7月末の価格と同じである。
次は、卸値を3.2円下げると発表した出光のガソリンスタンドだ。あらかじめ地図で調べたところ、セルフのスタンドは四街道にある。
一般価格:171円
MITUIのスタンドと同じ価格だった。
四街道のガソリンスタンドに向かう途中にも、いくつかのスタンドがあった。車を走らせながら価格を確認するのは難しい。価格表示板を長いこと見て入れば、よそ見運転で事故を起こしてしまう。瞬間的に把握しなければならない。従って、以下の価格は一般価格なのか、会員価格なのか、セルフ価格なのかどうか、それらについては不明である。
182円
179円
185円
184円
このように列挙してみると、価格幅が広がっていることが分かる。また、セルフスタンドと、そうでないスタンドとの価格差が開いていることも分かる。7月がほぼ横並びの価格であったことを思えば、大きな変化である。
結局いつも利用しているセルフスタンドに戻り、そこで5000円分のガソリンを入れた。マスコミは8月からガソリンが値上がりしたと大ざっぱなことを言っているが、実際には値上がりしていないスタンドもある。マスコミが流す情報を鵜呑みにせず、自分の足で確認することが大切である。真実は現場にあるのだ。
posted by 里実福太朗 at 23:08| 里ふくろうの日乗