2008年08月02日

歌を忘れたアブラゼミ

ひときは暑い一日だった。また、庭の方から「ジッ」という鳴き声が聞こえた。今日も一声だけだった。庭木にアブラゼミがとまっていることは明らかだった。庭に下りて声の主を捜した。見つけることは簡単だった。庭の中で一番太い木の幹の下の方に、アブラゼミはとまっていた。

鳴いたということは、オスであるはずだ。それを確かなものにするためには、腹を見ればよい。オス・メスの区別はすぐにつく。確かめようと思い顔を近づけたのだが、羽根をピッタリと閉じて幹に張り付いているので確かめようがない。捕まえようと思って手を近づけたら、「ジッ」と鳴いて逃げてしまった。

オスであることは分かった。しかし、なぜもっと鳴かないのだろうか。鳴くことを忘れてしまったのだろうか。セミも鳴く練習をしなければ、鳴けないのだろうか。疑問は尽きることがない。
posted by 里実福太朗 at 00:00| 里ふくろうの日乗