2008年08月09日

アブラゼミの大量死

幼い子を連れて、先日セミの調査を行った公園を再び訪れた。駐車場に入れた車から降りると、セミ時雨が迎えてくれた。3時半を過ぎた頃なのに、すでにヒグラシも鳴き始めていた。

公園内に足を踏み入れたとき、あることに気づいた。白い腹を見せて地面に横たわっているアブラゼミが、点々と続いているのだ。場所によっては、数匹が固まって裏返っていることもあった。今までに見たことのない光景だった。

地面に横たわっているセミの姿はまだきれいで、死後それほど時間が経っているとは思えなかった。1・2週間ほど前に一斉に羽化したあと、今日一斉に死を迎えたのだろうか。しかし、アブラゼミより盛んに鳴いているニイニイゼミ・ヒグラシの死骸は、まったく見当たらない。

もう一つおかしなことがあった。アブラゼミのメスは、木の下の方、根もと近くにいることが多いのだが、オスも下の方にいたのだ。そして網を使うまでもなく、手で簡単に捕まえることができた。捕まえた時、元気のいいアブラゼミならば、ジイジイとわめき散らし、羽根をバタバタさせる。しかしそれらは足を弱々しく動かすだけだった。あるいは、もう一度木に戻してもとまることができず、落下してしまうこともあった。

こういう状態のアブラゼミを見ることは、今までになかったことだ。いったいアブラゼミに何が起こったのだろうか。
posted by 里実福太朗 at 00:00| 里ふくろうの日乗