2008年08月16日

「今日の原油価格」

午前、空一面を黒い雲が覆い、激しい雨がくるなと思っていたところ、たしかに雨は降ったがすぐにやんでしまった。地面には、雨が降ったという形跡は残っていなかった。

夜に入り、大気中の水分をいっきに吐き出すような強い雨が、カミナリを伴って降った。野球の日本対韓国戦を中継していたテレビの画面では、関東地方のさまざまな場所に大雨洪水警報が出されたことが、気象情報として伝えていた。幸い12時前にやんだので、お送り火を焚くことができた。

夕方買い物に出て、その途次、いつものガソリンスタンドに寄った。
 一般価格:175円
 現金会員価格:173円
一般価格で、7月下旬は171円、8月に入って177円にあがり、そして今日は175円にさがっていたのだった。

朝日新聞の夕刊に、『2日連続下落 NY原油』という記事が載った。マスコミは高騰ということに目を向けて大騒ぎする傾向があるのだが、この記事は、原油価格の下落を報じることことで、報道内容のバランスをとろうとする姿勢を印象づけてくれた。

WTI原油先物価格は、毎日、上昇・下降を繰り返す。そういう流れの中で、高騰した時だけそのことが記事になると、そこに何らかの意図が働いたのではないかと思ってしまう。ガソリン価格の値動きに敏感になっている今は、なおさら強い疑いの目を向けることになってしまう。

そういう疑いの目を向けられないように、次は下落を告げる記事を載せて、内容のバランスをとる。高騰・下落は限りなく繰り返されるものだから、極端なことを言えば、その変動に応じて、記事も高騰・下落を繰り返し伝えることになってしまう。 

そういう悪循環に陥ることを避けるには、原油価格の高騰・下落に関する記事をまったく載せないということも、一つの方法であろう。しかし原油価格が私たちの生活に及ぼす影響の大きさを考えれば、報道の在り方としては、好ましいやり方ではない。

いっそのこと、高騰あるいは急落した時だけ取り上げるのはやめて、たとえば日経平均株価を毎日紙面に載せているように、原油先物価格の終値ぐらいは、「今日の原油価格」として、毎日載せてみるのもいいのかもしれない。まあ、実現可能性のないお妄想だとは思うけれども。
posted by 里実福太朗 at 00:00| 里ふくろうの日乗