2010年02月28日

押上駅から業平橋駅まで

春一番が吹いた日に、東京スカイツリーを撮りに行ったことはすでに書いた。その日の帰り、自宅最寄り駅に着いて迎えの車に乗り込むやいなや、クシャミが出た。家に入ってからもクシャミは止まらず、おまけに鼻水もタラタラと流れだした。今年もやはり花粉症が発症したのか、それとも単なる風邪なのか。

風呂にも入らず、一応市販の風邪薬を飲み、いつもより早く床についた。そして翌朝、いつもより早く目が覚めた。昨夜の症状はどうなったかというと、なんときれいサッパリ消えていた。クシャミも出ず、鼻水もたれない。うれしいことではあるが、これは一体どうどういうことなのだろうか。風邪でも花粉症でもなかったのだろうか。

さて、その日は前回と同じ歩き方では面白みがないので、逆方向でまわることにした。つまり、押上駅を出てから東武線の踏切を渡り、高架下を西に進み、東武業平橋駅に向かって歩みを進めたのだ。

東武線の踏切あたり
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踏切を渡り、線路沿いを歩いて行く
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写真を撮っていると、見知らぬオジさんが話しかけてきた。登山用のハットをかぶり、少し小さめの黒いジャンパー着ていた。年齢不詳という感じで、若く見えたりかなりの年のようにも見える。一生懸命話をするのだけれど、早口でよく聞き取れない。なんとか聞き取ろうとしても、時々単語が分かる程度で文脈がつかめない。いくつか聞き取れた単語をつなぎ合わせて編集してみると、こんなことを言っているようだった。
『こっちは、人が少なくていいね。向こう側はもっとよく見えるけど、人が多いね。それに車が通るから気をつけないとね』

「向こう側」というのは、スカイツリーの南側のことだろう。そのくらいのことは分かっていたが、あまりにも一生懸命話しかけてくるので、
「そうですか、よくご存じですね」
無視することもできず、そう言っておいた。するとそれに気をよくしたのか、またよく分からないことを言い出した。
『まア、毎日来ているからね』
これも何とか理解した彼の言葉だ。
「毎日ですか。近くにお住まいなんですか」
『ちょっと行ったところ、押上なんだ』

さらにいろいろと話しかけてきたけれど、いつまでも相手をしているわけにもいかず、別かれるきっかけを作るために、カメラをスカイツリーの方に向けた。カメラを構えながら、彼の方にチラッと目をやると、私の様子をジッと見つめていたが、そのうちどこかに行ってしまった。

「安全地蔵尊」には、新しい花が活けてあった。
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地蔵尊の道路を隔てた反対側に、梅の花が咲いていた。花の間に動くものが見えたので、目を凝らしてみるとメジロだった。こんなゴミゴミとした狭い場所に咲く梅の花を、よく見つけてものだと感心して見入っていると、梅の枝に半分に切ったみかんが挿してあるのだった。

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この梅の花が咲く道の角を曲がると、業平橋駅が見える。
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2010年02月27日

額装の仕方(3)

3.マットの窓

マットの窓サイズは、写真用紙の印刷面のサイズに応じて決まります。また印刷面のサイズは、写真用紙にプリントする際の余白の設け方によって、さまざまな大きさになります。従ってマットの窓サイズには定型というものがなく、マットを注文する際に適切な大きさを指定して切ってもらいます。


プリント用紙サイズが「A4」、写真プリント面のサイズが撮影時のサイズ(アスペクト比…3:4)の場合を例にして、窓サイズを求めてみましょう。

アスペクト比は一定に保つという条件がありますので、プリントする際の余白は、縦あるいは横の余白のいずれか一方を決めれば、他方は自動的に決まります。

プリント面をできるだけ大きくとるために、余白は可能な限り狭くしてみます。

 A4用紙サイズ(o)   297×210
 プリント面サイズ    271×203(アスペクト比…4:3)
 余白サイズ…左右    各13
      …上下    各3.5

窓のサイズは、余白面がのぞいて見えることのないように、余白サイズより小さめにします。マットを注文する際は、窓サイズとしてこの寸法を指定します。

 窓サイズ(切り抜き部分) 267×199

今回私が利用したのは、「マルニ額縁画材店」という通販も扱う店でした。ホームページ上から、窓のサイズを指定して注文できます。
       
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2010年02月26日

東京スカイツリーは現在303メートル

春一番が吹いた今日、また東京スカイツリーを見に行ってきた。週の半ばの水曜日は、気分転換のため東京方面に行くことにしていたのだけれど、昨日は女子フィギアスケートのショートプログラムの試合があったので、一日延ばして今日にしたのだった。

暖かくて風が強いから、夫人は、マスクをして出かけた方がいいと忠告してくれた。花粉症が発症するかもしれないことを心配してくれたのだ。しかし自分が花粉症患者になってしまったことが今だに信じられず、鼻風邪が少し長引いて花粉症と似た症状になったのだと思っていたものだから、いや、思うようにしていたものだから、こういう日にマスクなしで外出してみて、自分の体がどのように反応するかを確かめてみたいという気持ちがあったのだ。

そこでマスクはしないで、東京スカイツリー周辺から浅草まで歩き回った。その結果悲惨な状態になってしまったが、それでもなおこれは風邪の症状なのだろうと思っている。

1月29日に東京スカイツリーを見に行った時は、281メートルだった。今日は、いよいよ300メートルを超えて、303メートルになっていた。前回は、都心に出る途中で急に思いつき、電車を降りて見に行ったのだが、今回は最初からそのつもりで、一眼レフと交換レンズを携えて家を出た。

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目的はスカイツリーの写真を撮ることだけではなく、そのほかにも確かめておきたいことがあった。一つは、業平橋の場所を確認すること、二つ目は、スカイツリーから浅草まで歩き、隅田川のほとりからスカイツリーがどのように見えるかを確かめること、この二点を予定していた。詳しいことは次回に書くことにして、スカイツリーの写真を何枚か載せておくことにします。

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2010年02月25日

TEAM26記念品一式

先日ネット上から、千葉ロッテマリーンズのファンクラブ「TEAM26」の会員継続を申し込んだ。去年と同じく有料のレギュラー会員で、会費は年間2500円。今日会員継続の記念品一式が届いた。封筒の中には、写真に写っているのものほかに、会員証も入っていた。

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オープン戦が明日から始まる。マリンスタジアムで行われるオープン戦は、3月3日の対横浜ベイスターズ戦が最初の試合、以後3月16日まで計5試合が行われる。その内の1試合は、新聞販売店から送られてきた無料招待券で観戦できる。久しぶりで抽選でチケットが当たったのだ。

オープン戦を見に行くのは、マリンスタジアムに足を運ぶようになってから初めてのこと。監督が替わって、戦略・選手の起用方法などはもちろん変わるだろうが、応援風景も変わるのだろうか。飛び跳ねたり、同じ歌を何回も繰り返すというような応援の仕方は、もう卒業してもいいのではないだろうか…オープン戦の一試合を見ただけでは、そのあたりのことはつかめないにしても、新生マリーンズの変貌ぶりを少しでも確かめてみることにしよう。
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2010年02月24日

額装の仕方(2)

1.額縁
写真教室の展示会で使った額縁は、デッサン額縁でした。デッサン額縁は本来、水彩画・ポスター・版画などの厚みのない作品を入れて展示するためのものですが、写真のプリント用紙の場合も、このデッサン額縁を利用します。

◇額縁サイズ
額縁サイズは、写真のプリントサイズに応じて決まります。例として、写真のプリント用紙サイズをいくつか取り上げて、対応する額縁サイズを示しておきます。

[プリント用紙サイズ]    [額縁サイズ]
六切(203×254)    → 太子(379×288)
      
ワイド六切(203×305) → 太子(379×288)
    
A4(210×297)      → 太子(287×378)
      
四切(254×305)      → 四つ切(424×348)
   
ワイド(四切254×368) → 大衣(509×393)
    
A3(297×420)       →  大衣(393×508)
   
◇デッサン額縁の構造
前回分解して示した部品を組み合わせ、額装完成品として元に戻したものは、以下の構造となります。

(上から)
額縁→ガラス板(アクリル板)→マット→作品(写真プリント用紙)→厚さ調整用紙→裏板
 
 http://www.art-maruni.com/gaku/gakubuchi-howto/jpg/frame-dessan.jpg

2.マット
マットとは、額縁の縁取り用紙のことで、ガラス板(アクリル板)と作品(写真プリント用紙)との間に置かれ、作品を引き立てたり、作品とガラス(アクリル)面とが直接触れないようにするためのものです。

マットサイズは、額縁サイズに応じて決まります。額縁サイズは作品サイズに対応して決まりますから、作品サイズが「A4」の場合は、以下のようになります。マットサイズは、額縁サイズより少し小さくなります。

[作品]         [額縁]        [マット]
A4(297×210)   太子(379×288)   太子(378×287)
…単位はo

マットには、「窓」と呼ばれる切り抜き部分が設けられます。この「窓」のサイズは、写真プリント用紙の印刷部分のサイズに応じて決まります。既製品のマットの場合は、逆に印刷部分のサイズの方を「窓」サイズに合わせることになります。

しかし窓サイズは、マットを注文する際、自由にその大きさをを指定することができますので、やはり印刷面の大きさに窓サイズを合わせた方がいいでしょう。

 http://www.art-maruni.com/gaku/matto/jpg/gaisun.jpg

さて次は、窓サイズを決めます。
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2010年02月23日

額装の仕方

◆額装完成品

額縁サイズ:太子(たいし)
写真サイズ:撮影時のサイズ
     (アスペクト比…4:3)
印刷用紙サイズ:A4

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◆構成部品

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(右上から)
額縁
ガラス板(アクリル板)
マット
厚さ調整用紙(ダンボール)
裏ぶた

マット裏側
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あて紙を取り除くと、写真をとめるための「コーナー」が現れる。
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2010年02月22日

写真塾の作品展

先週の土曜日、写真塾を運営するギャラリーに着いたのは、1時をすこしまわったころだった。ちょうど中庭に、塾のスタッフの青年がいたので、写真展に出品する写真をその場で手渡した。

3月の中旬頃、写真展がそのギャラリーで催される。公募展ということで、プロ・アマ問わず誰でも応募することができる。塾生も一年の締めくくりとして出品してもよいことになっていたので、ヨーロッパ旅行で撮ってきた写真を2点出品することにした。

作品を入れた紙袋を受け取った青年は、中の写真を確認して、
「これは、パリですか?」
と小生に尋ねたのだ。
「そうですヨ、よくわかりますネ」
パリの有名な広場から撮った写真だから、パリに行ったことのある人なら、分かる可能性は十分にある。分かったということは、そんな若い身空ですでにパリに行ったことがあるのだろうか、自分の若い時には、フランスに行くなどということは、思いもよらぬことだった、とうらやましく思っていると、さらにしゃくに障ることを言うのだ。
「一ヶ月くらい、パリにいましたので」
「ひと月も!…それじゃァ、毎日毎日写真を撮りまくっていたでしょうねェ」
「いえ、観光客が多くて、なかなか一眼レフをかまえることができなくて…カメラはホテルに置いといて、ケータイで撮りました」

観光客が多いと、一眼レフで撮れないだと? 小生が行った時はちょうどハロウィンのバカンスで、パリの街には、新宿とか吉祥寺なみに人があふれていた。それでも一眼レフを構えて、パチパチとたくさん撮ったぞ。そんなことを思い出してみると、青年の言ったことが今ひとつ飲み込めないのだった。

昨年末におこなった写真教室の作品展では、額装は事務担当者が業者に依頼してくれた。生徒は、作品だけを提出すればよかった。ところが今回は、展示のことで塾のスタッフに問い合わせたところ、マットは用意して下さいということだった。額装する必要はないということだけれど、そもそもマットとはなんぞや、写真用紙にマット紙という種類があるけれど、どうもそれではないようだ。ともかく分からないことだらけなのだ。そして、どうせ分からないことだらけならば、いっそのこと額装まで自分の手でしてみようと思い立ったのだった。

マットもない。もちろん展示用の額もない。そこで思いついたのが、写真教室の展示会終了後、手元に戻ってきた作品のことだった。そうだ、それを参考にすればよいのだ。さっそく、額装されたものを分解してみることにした。
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2010年02月21日

記念写真

久しぶりで早く起きたせいなのか、それとも昨夜写真塾の人たちとのお付き合いで、帰宅時間が少し遅くなったせいなのか、たぶんその両方なんでしょう、午前中は頭に霞が掛かったような状態で、オリンピック中継ばかり見ていた。

早起きといっても、世間の人にとっては平均的な起床時間なのかもしれないが、夫人をある場所に送り届けるために、目覚まし時計を7時にセットしておいた。かつて勤めていた頃を思い出せば、その時刻は通勤電車の中にいた。それが今は勤めていた頃の習慣がきれいサッパリ消え去って、いつの間にか新しい生活パターンに従って日常が過ぎ去っていく。

昨日の写真塾は、めずらしく開始時間が3時だった。O先生の写真を見せていただきながら、記念写真の撮り方に関するお話をうかがった。

少し大きめの三つのテーブルをつなぎ合わせ、その上にご自身の家族の記念写真などを数多く並べて話を始めようとしたが、「もっと近づいて見ましょう」とおっしゃるので、机一つを壁際に移動することになった。

机が二つになり写真を並べるスペースは狭くなったが、O先生との距離が縮まることで、心理的にも距離が近づいたような感じになったのだろう、O先生が一方的に話をするのではなく、塾生たちも気軽に感想などを言い合うことのできる雰囲気になった。

机の一つを取り除いたのは、写真をより近くで見るためにということのほかに、心理的な距離を縮めたいという意図が、O先生にあったのだろう。そのことは、記念写真を撮る場合にも通じることなんだろうな、そんなふうにO先生の話を聞きながら思ったのだった。
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2010年02月18日

日本カメラ博物館

今朝未明ごろからまた雪が降った。前回より積雪量は少なかった。それにしても、寒い日が続く。夜の天気予報では、来週は暖かくなると伝えていた。その予報が当たればうれしいけれど、またはずれてしまうかもしれないので、過度の期待はしないほうが良さそうだ。

昨日は薄日がすこしのぞいたのを見計らって、都心方面に出かけることにした。目的の場所は「日本カメラ博物館」、地下鉄半蔵門線の「半蔵門駅」から歩いて2〜3分のところにある。

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(地下1階にあります)

1939年、パリの科学アカデミーで、下院議員のアラゴという人物が、タゲールが発明したとされる「タゲレオタイプ・カメラ」について言及した。それまでにもさまざまな人が写真術を研究して、成果を収めた例もあるようだが、そのなか中でもタダゲールの写真術が最も優れていた。そしてこのカメラが世界最初のカメラとされ、1939年は写真術誕生の年と言われている。
 参照:写真の歴史
  …クエンティン・バジャック著
  …遠藤ゆかり訳
  …創元社、2003年8月

「日本カメラ博物館」では、パリで発売された世界最初のカメラ「タゲレオタイプ・カメラ」をはじめとして、記念碑的なカメラが年代順に展示されていた。ただ、陳列されているカメラの台数が多いわりには、会場が手狭で窮屈な感じがすることが残念だった。広さに余裕があれば、一台一台をもっと間隔を置いて配置することで、一つ一つをじっくり見て回ることができるに違いない。

「日本カメラ博物館」のすぐ隣に、日本カメラ財団が管理するJCIIビルがある。その一階にあるフォトサロンで、現在「−古写真に見る明治の東京−京橋区編」という写真展が開かれている。こちらは無料で見ることができる(博物館は300円)。

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2010年02月16日

モネの庭

先日図書館で写真集のコーナーを物色していた時、たまたま「モネの庭」と題されたものがあった。まだブリヂストン美術館で、「睡蓮」「睡蓮の池」を見る前のことだった。パラパラとめくり、花にはあまり興味を示さない小生ではあるが、色とりどりの花が咲く庭の写真に惹きつけられ、借りることにしたのだった。

モネの庭
 写真:アンドリュー・ローソン
…平成9年1月5日、婦人生活社

写真にもいろいろな分野があるようで、アンドリュー・ローソン氏は、上記写真集ではガーデン写真家(英国)と紹介されていた。

睡蓮を描いた一連の絵は、パリ近郊のジヴェルニーにあるモネの自宅の庭で描かれた。モネの死後の一時期、手入れされることなく荒れてしまったが、その後復元され、現在は約10人の庭師によって維持されているそうだ。

4月から10月の期間は公開されている。以下のウェブサイトに詳しい案内が載っている。
http://www.museesdefrance.org/museum/serialize/backnumber/0507/museum_0507.html

なお、高知県の北川村というところに、モネの庭があるそうだ。もちろん勝手に「モネの庭」と名のることはできない。ジヴェルニーにある「モネの庭」の庭園管理責任者のアドバイスに従って整えられ、フランス学士院から「モネの庭」の称号が与えられたということだ。
http://www.kjmonet.jp/about_01.html
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2010年02月14日

美術館の警備方式

ブリヂストン美術館は、落ち着いた雰囲気の中で、名画をゆっくり鑑賞できる点ではとても好ましい。しかし、不満が一点だけある。

どの美術館でも不測の事態に備えて、警備の人を展示室に常駐させている。それは仕方のないこととしても、多くの場合は地味な目立たない服装をしている。ところがブリヂストン美術館では、目立ちすぎる警備人の存在がどうしても気になってしまうのだ。全身をいわゆる警備服でビシッと決めていて、展示室の中では非常に浮き上がった存在のように見える。だから否が応でもそちらに目がいってしまうのだ。

フランスのルーブル美術館に行った時のこと、その巨大な館内には警備の人の姿が見当たらなかった。ルーブルではフラッシュさへたかなければ写真撮影は自由にできるから、監視カメラだけを設置して、警備員は置かないか、あるいは展示会場とは別の場所で待機しているのかもしれないと思っていた。

しかし、警備の人はやはり展示会場内にいた。ただその服装が、いわゆる警備員然としたものではなかったので、最初のうちは気づかなかったのだ。見て回っているうちに、黒の細身のスーツをスマートに着こなした、優形の男がところどころに立っていることに気づいた。警備会社のワッペンをつけていたり、トランシーバーでポケットが膨らんでいたりということがなかったので、断定的には言えないけれど、たぶん彼らが警備を担当していたのだろう。

ルーブル美術館では入館の際、簡単な手荷物検査があった。その代わりいったん入場してしまえば、かなり自由に見て回ることができた。ブリヂストン美術館では、手荷物検査はないけれど、警備服に身を固めた警備員が常に目を光らせていた。さて、どちらの警備方式の方が、穏やかな気持ちで絵に接することができるのか、答えは自ずと明らかだろう。
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2010年02月13日

ギャラリートーク

ブリヂストン美術館のギャラリートークは、水曜日と金曜日の午後3時から行われる。月末の金曜日は、館長さんが御自ら講師となる。そういうことを知らずに、以前、たまたま金曜日に行ったことがあって、館長さんのお話を聞くことができた。

まだ全部見終わっていなかったが、3時が近づいたので、集合場所のエレベーターホールに行ってみた。ホールには、痩身長躯の男が一人所在なさげに立っていた。黒のスーツをビシッときめ、頭髪はきれいに整えられ、見るからに美術関係の仕事に携わっていそうな人物だった。

次第に人が集まってきた。そろそろ黒スーツの男が口を開くはずだと思い、彼の方に目をやると、なんだか落ち着きのない様子で、同じ場所を行ったり来たりしている。3時までもう少し間があるから、きっと話すことを頭の中でおさらいしているんだろう。

3時を少し過ぎて、すでに十数人も集まっているというのに、彼はいっこうに話を始めようとしない。その時、一人の男が声を発した。失礼を顧みずに言えば、少々太り気味の体をユッタリとした綿シャツで包み、少し短めな足にはチノパンツをはいていた。まァ、オフタイムの格好といったところですナ。ところがこの男性こそが、ギャラリートークを担当する学芸員だったのだ。

「3時からギャラートークがあることを、あらかじめ分かっていて当館にお越しいただいた方は、いらっしゃいますか」
だれも手を挙げなかった。
「館内放送を聞いて、ここにいらっしゃったということですね」
ちょっと残念そうな口ぶりだった。
「わたしの専門は日本絵画でして、当館の収蔵品は西洋絵画が多いので、そちらの方面の説明を期待していた方もいらっしゃるかもしれませんが…あらかじめ電話でお問い合わせをいただくこともありまして、今日の担当者は誰かということを。担当者によって、どういう方面の話をするか分かるんですね、ですからそれを確かめて、今日は行こう、いや、やめておこうと判断する人もいらっしゃるようです」
こう言い終わると、集まった人を引き連れて日本作家の絵が展示されている部屋に向かった。

黒田清輝の「ブレハの少女」の前に立ち、その絵をグルリと囲んだ人たちを一人一人眺め渡して、
「全員の方にいらっしゃっていただけたようですね」
日本絵画が専門だということを聞いて、参加を見送る人が出てくるかもしれないと思っていたのだろう。そして、サケの切り身を描いた複製画を掲げて、
「この絵の作者をご存じですか」
誰かが「高橋由市」と答えた。
「芸大が収蔵している絵ですが、これが重要文化財なんですよ。ただサケの切り身を画いただけの絵ですよ」
と言いながらも、近代絵画に占めるその絵の重要性について、そして細長いキャンバスに書かれている理由について説明してくれた。

「C」高橋由市(東京芸術大学蔵)

ほぼ一時間にわたり、熱っぽく説明してくれたが、そのすべてをここに書き記すわけにはいかない。彼の話を聞きたい方は、あらかじめ問い合わせてからお出かけになるとよいだろう。

以前聞いた館長さんのギャラリートークでは、ルノワールの「すわるジョルジェット・シャルバンティエ嬢」の話がおもしろかった。またブリヂストン美術館に行く機会があったら、今度はモネの「睡蓮」・「睡蓮の池」の解説を聞くことができたらいいのだけれど。
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2010年02月11日

睡蓮の池

冷たい雨の降る寒い日だった。夜の天気図では、千葉県全体に雨マークがついていたが、深夜に入り北部の下総地方で雪が混じってくるという予報が出ている。暖かい日が少しあったので、この寒さはいっそう身に凍みる。

さて昨日は、東京駅エキナカ(中)で買い物をしたり、エキチカ(地下)・エキチカ(近)で写真を撮っていたため、ブリヂストン美術館に着いたのは2時頃になってしまった。

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展示会場は、前回来た時よりは少し混んでいた。しかし、心地よく絵を見て回るための雰囲気が損なわれることはなく、もちろん人の肩越しに見るというような劣悪な状態でもなかった。十室の展示室のいくつかには、大ぶりの黒いイスが置かれていて、疲れた時には腰掛けながら絵を見ていることもできる。

睡蓮を描いたモネの絵が、二点、「睡蓮の池」と「睡蓮」とが展示されていた。その前に置かれていたイスに腰掛け、「疲れたな〜」とつぶやきながらぼんやりと二つの絵を見ていた。共に睡蓮を描いた絵なのに、一方の絵のタイトルには、どうして「池」が入っているのだろう。そんなことを思っていると、絵の中央よりやや左よりに描かれた、薄いあかね色の炎のような部分がスーッと沈んでいき、それに伴って睡蓮の葉が浮き上がって見えてきた。つまり絵が立体的に見えてきたのだ。

絵を見る目が肥えてい亡い人であっても、そんなふうに見えることを知っている人は多いかもしれないが、とても大きな発見をしたような気分になった。そして「池」と題された理由も分かった。画家は、睡蓮を描いたのではなかった。さまざまな色を映す池を主役に据えたのだ。しかも水面を単に平面的に写しとったのではなく、透きとおった水をたたえた池を、立体的に描こうとしたのだった。

自己満足に浸り、悦に入りながら繰り返し「睡蓮の池」見ていると、館内放送が聞こえてきた。
「3時より、当館学芸員によるギャラリートークがございます。…」
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2010年02月10日

寒くて雨が降りそうな日は美術館に行こう

家にいると、どうしてもパソコンの前に座る時間が長くなってしまう。それを避けるためには、パソコンがない場所に行くのが一番手っ取り早い。さて、どこに出かけようか。天気予報がはずれて、今日はまた寒さが戻った。雨も降りそうなお天気模樣だ。こういう時は、美術館あたりに行ってみましょう。

近頃は展覧会がおおはやりで、次から次へと新しい企画が催されている。規模の大きな特別展などは入場料が高くても、多くの人が押しかけているらしい。モノが売れないと言われている今、勝手な憶測だけれど、きっとこういった文化的な事業の収益が伸びているような気がする。

ブリヂストン美術館は、東京駅から歩いて5分ほどのところにある。地下道を利用すれば、地上に出てすぐのところに、美術館が入るビルが見える。寒い日・雨の日にはうってつけの立地条件なのだ。さらにほかの美術館よりは割安の入場料で、名画と接することができること、また比較的ユッタリと鑑賞できることなどが好ましい。「東西の巨匠たち」が描いた絵を見るために、ブリヂストン美術館に行くことにしたのだった。

東京駅の地下街で昼食場所を物色して歩き回っている時、奇妙な像を見つけた。顔はいかめしいけれど、後ろ足は台にぺったりとつけている。なんとなくだらしがない感じなのだ。そして鼻がピカピカに光っている。

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説明板にはこんなふうに書かれていた。

幸運の仔豚像について
このブロンズ像は、イタリア・フィレンツェのウフィーツィ美術館第二廊にある「猪」の代理石像を模刻したものです。
この仔豚像の鼻先を撫でると、幸運がもたらされる、と言われており、フィレンツェを訪れる人々に人気があります。

通りかかった人が、説明板を読んだあと、さっそく撫でていた。

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近くに、「ヤン・ヨーステン」の像があった。何かの折りに聞いたことがあるような名前だったが、思い出せなかった。像の下の説明を読むと、この人の名前が「八重洲」と地名になったことが書かれていた。そうそう、そういう人だったんだ。

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ブリヂストン美術館に行く途中でこんなものを見つけた。説明板を探したが、見当たらなかった。それにしても、どうしてこんなところにキリンの像なんかあるんでしょうねェ。

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2010年02月08日

魔の二月に入って

予報では今週から暖かくなるという話だったけれど、今日はまだ寒かった。明日以降暖かくなるようだ。

家の周辺で、小鳥のさえずりが聞こえてくるようになった。久しぶりで、キジバトの鳴き声も聞こえた。2・3日前には、猫の甘い鳴き声も聞こえた。春の足音が少しづつ近づいてきた。

毎年二月に入ると、体のどこかに不具合がでてくることが多かった。今年もその例に漏れず、先週は右肩から腕にかけて痛みが出て、首の周辺は凝り固まりマウスを握る手にも力が入らなかった。撮影した写真の現像とか、修正・印刷などを毎日毎日飽きもせずに続けてきたことが招いた事態だ、ということは容易に察しがつく。首が回らないのは、重い一眼レフを首に吊して、長時間歩き回ったせいかもしれない。

これはイカンと思ったけれど、木刀の素振りなどでは到底改善されそうにもない。そこで、久しぶりで温浴施設に併設されている温水プールに行って、体をほぐしてみることにした。夫人にもその旨を伝えたのだが、その気にはならなかった。どうも腰の状態が思わしくないようだった。

温水プールに1回行ったきりで、肩こり・右腕痛が治ることなど期待はできないけれど、意識してパソコンの前に座る時間を短くして過ごすうちに、痛みは少し和らいできた。この程度ですむのであれば、今年の不調はたいしたことはないということになるから、そう願いつつ隠忍自重して二月が終わるのを待つことにしよう。
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2010年02月05日

大雪・ユーロ安のことなど

夜、家の裏手の方から、どどどッという大きな音が聞こえた。それと同時に、近所のイヌがけたたましく吠えた。雪が屋根から滑り落ちたのかもしれない、と夫人が言うので、懐中電灯を手にして家の北側に行ってみると、確かに大量の雪の塊が、軒下に散乱していた。

触ってみるとかなり固かった。雪が降ったのは、2月1日の夜。北側の屋根に降り積もった雪が、その日以来凍結を繰り返して、固い塊になったのだろう。家の北側で、人が通ることはあまりないが、たまたま誰かが下にいた時にそんなものが屋根から滑り落ちてきたら、痛い目に遭ったかもしれない。雪がまだ柔らかい時に、雪おろしをしておいた方が良かった。

一昨日のブログで、降雪が新潟に集中し100pも積もるらしいと書いた。テレビニュースによれば、今日までに80センチを超える降雪があったそうだから、予報はほぼ当たっていたことになる。

先週、銀座の伊東屋で用事をすませたあと、近くのセルフコーヒー店で一休みした時のこと、隣の席に、いかにも金満家という風体の小太り老人と、いかにも苦労人という感じの中年男性とが腰掛けて話を始めた。
「支払いは、今週中の方がいいよ、今ユーロが安くなっているから」
「来週支払いますよ」
「来週になると、ユーロはあがるから、今週にしなよ」

苦労人が金満家に、何かの代金を支払う義務があり、ユーロの為替レートが支払金額の増減に関係するような話だった。結局、苦労人は金満家の忠告を聞き入れず、来週支払うことにした。

今週に入ってからもユーロは値下がりを続け、現在は122円台まで下がっている。苦労人が支払いを今週にしたのは正解だったのだ。昨年ヨーロッパに行った時は、134円程度だった。その時から12円もさがってしまった。ヨーロッパに旅行する人にとっては助かるけれど、こう円高が続くのもなんだかイヤですねェ。
posted by 里実福太朗 at 00:00| 里ふくろうの日乗

2010年02月04日

「何とかなるさ」主義

今日も寒かった。こう寒いと外出するのも億劫になる。しかし郵便局に行く用事があるからには、そんなことは言っていられない。家に閉じこもっているばかりでは、運動不足となり、体のためにははなはだよろしくない。寒いから車を使いたいところだけれど、運動不足解消のため自転車で出かけることにした。

寒い寒いと言って不満ばかり漏らしているのは、どうも人間だけらしい。郵便局に行く途中、この寒さの中で梅の木が赤い花を咲かせていた。

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「梅」は春の季語だけれど、冬に咲く梅の花は「寒梅」と呼ばれ、冬の季語になる。さてこの梅は、春の梅なのかそれとも冬の梅なのか。立春を過ぎれば、暦の上では春になるのだから、今見た花は春の梅としたいところだけれど、今日咲いたわけではないだろうから、やはり寒梅なのだろうか。そんなことを考えながら歩いているうちに、郵便局に着いた。

本を送る場合は、厚さが2センチ以内ならクロネコのメール便で送る。料金は、160円。2センチを超える場合は郵便局を利用する。さて郵便局のそのサービスは何と言ったか、それを再確認ぜずに家を出て来てしまった。受付カウンターの前で、はたと困った。しかし窮すれば通ずで、パッと言葉が閃いた。
「これを、かもめーるでお願いします」
郵便局の人は、首をかしげている。それを見て、とっさに言い換えた。
「メール便でお願いします」
局員は、少し考えてこう訂正してくれた。
「あァ、ゆうメールですね」

「メール便」はクロネコのサービス、郵便局は「ゆうメール」だった。それに「かもめーる」は、暑中見舞いのことだった。郵便局員が変な顔をするのも無理はない。バカな間違いを重ねたが、ともかく2冊の本は340円なりで無事送ることができた。

勤めている頃の小生なら、こんなバカな間違いをすることはなかったはずだ。下調べを念入りにして、絶対に間違うことのない完璧な状態で物事にあたったのだ。それなのに今はこの体たらく。しかしもうあの完璧主義に戻るつもりはない。年のせいでもう戻れないと言った方がいいかもしれないが、そこまでしなくても、世の中何とかなるものなのだ。

多くの場合は、こちらが間違えば、相手がそれを正してくれる。まれに間違えたことを利用されてしまうこともあるかもしれないけれど、それは相手を見極める眼力を鍛えておけば、ある程度は避けることができる。加えて、間違えたことで相手との思いがけないコミュニケションが生まれることだってある。相手の人間性を観察することもできる。このように完璧主義では得られない効用を有するのが、「何とかなるさ」主義なのである。
posted by 里実福太朗 at 00:00| 里ふくろうの日乗

2010年02月03日

節分

今日は節分、夜の11時過ぎになって慌てて豆まきをした。12時を過ぎれば、立春となる。立春に豆まきをしたのでは、いくらなんでもまずい。

庭のところどころに、汚れがこびり付いた雪が残っている。立春を迎えても、週末まで寒い日が続くらしく、庭の雪は寿命が少し延びることだろう。夜の天気予報によると、降雪が新潟に集中し100センチメートルも積もるらしい。やはり2月が一番寒い。

阪神から戦力外となり、ロッテの入団テストを受けていた今岡選手は、新監督の西村監督が、予定より一日早く合格を宣言して入団が決まった。背番号は、元監督のバレンタイン氏の「2」になるそうだ。

清水投手が横浜に移籍し、小林投手は先発から抑えに転向するそうだ。小林投手はここ2・3年、すばらしい投球をしても勝ち星に恵まれなかった。今度はセットアッパーとして、活躍してくれることだろう。

「チーム26」の会員になったものの、ふがいない順位となってしまった昨年は、もう脱会しようかと思っていた。しかし新監督となり、新しい体制が着々と整っていく様子が少しづつ分かってくると、気持ちはこのまま継続してみようかなというふうに傾いてくる。
posted by 里実福太朗 at 00:00| 里ふくろうの日乗

2010年02月01日

大雪だ!

ここ佐倉地方では、予報通り夜になって雪が降り出した。10時過ぎに一時雨になったが、その後はいっそうひどい降り方になった。

21時56分

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21時57分

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22時55分

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23時08分

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posted by 里実福太朗 at 23:43| 里ふくろうの日乗

カワセミのサービスデー

今降っている雨は、夜に入ると雪に変わるそうだ。予報では明日の朝にはやむそうだけれど、久しぶりで雪景色をみることになるだろうか。もしそうなると、通勤する人にとっては迷惑なことになるのだろうが…。

昨日は天気が良くて暖かく、買い物ついでに久しぶりでカワセミを見に行った。そのことを昨日書いて、アップしたはずなんだけれど、「里ふくろうコム」の「今日のヘッドライン」を見てびっくりした。最新記事が「東京スカイツリーの今」のままなのだ。

昨夜はいつもより早く夜の12時前に書き終わった。ところがそれが載っていないということは、保存(アップ)し忘れたということになるのだけれど、どうもそのあたりの記憶が曖昧なのだ。保存したはずだけどナー、と思ったみたところで、実際にアップされていないのだから、保存しなかったのだろう。仕方がないので、気を取り直して再度アップすることにした。

〔以下、昨日のこと〕
買い物に出たついでに、カワセミがよく姿を現す川に寄ってみた。ただ、車を出してから急にそういう話になったので、カメラはコンデジだけしか持っていなかった。気まぐれな鳥は、こういう時に限って姿を現すのかもしれないなと思っていたところ、果たしてその通りになってしまった。まァ3・4回も姿を現してくれたのだから、感謝こそすれ文句を言う筋合いではない。

日曜日、そして暖かい日和だったせいか、長いレンズを携えたカメラマンの姿が何人も見受けられた。

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今どきの多くのコンデジは、光学3倍以上、さらにディジタル数倍程度の望遠機能は持っている。ところが小生の新しいコンデジは、望遠機能はない。どうしてそんな機種にしたんだという話になりそうだが、コンデジの今までの使い方を振り返ってみると、望遠機能はほとんど使わなかった。どうしてもぶれてしまうことが多かったからだ。だから今回は、最初から望遠機能のことは考えず、明るいレンズを持つ機種を選んだのだった。

大きな風景の中で小さな鳥を撮るのは、やはり厳しかったけれどとりあえず撮っておいた。

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上の写真の中に、カワセミが写っているんですが、そのままび画像では居場所は分かりようもないので、その部分を拡大してみます。

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カワセミのいる川は、田園地帯を流れるこんなに細い川です。潅漑用として使われているのでしょう。

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posted by 里実福太朗 at 14:14| 里ふくろうの日乗