2010年10月28日

里見駅までの小旅行

インテルのCM「里見シリーズ」(かってにそう名づけてみました)は、二作目が放映されてから続編が出ていない。最初からその予定だったのか、それともストーリーの進展に行き詰まったのか、それはともかくとして、自分の名前と関係のある駅が登場したからには、早い時期に一度は訪ねておきたいと思っていた。

昨日は前夜から冷たい風が吹き(木枯らし一号だったらしい)、朝のうちはその風がまだ残っていたが、久しぶりで晴天に恵まれるという予報を信じて、里見駅を訪ねてみることにした。

時間の制約がのない気楽なちょっとそこまでの旅だから、時刻表などは確認したくはなかったが、里見駅を通る列車が一日に十本だけでは、時刻表で運行時間を確認せざるを得ない。

下り列車時刻表(月曜日〜金曜日)
 平成22年3月14日改正
http://www.kominato.co.jp/train/timeteble/weekdown.html

京成津田沼駅 11:09

京成千葉駅
(乗り換え)

千葉駅の駅ビル地下で、昼食の弁当を求む。買い求めた「うなぎひつまぶし重」は550円。

JR千葉駅 11:37

JR五井駅 11:56

JR千葉駅のホームと小湊鉄道五井駅のホームは、陸橋でつながっている。ただし、いったんJRの運賃を精算してから、あらためて小湊鉄道の切符を購入しなければならない。スイカとかパスモを利用している場合は、陸橋の渡り口に出場用の機器が設置されているので、必ずそれにカードをタッチしなければならない。

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これでJR路線からは出場したことになるのだが、小湊鉄道の切符売り場が見当たらない。駅員に訊ねると、小湊鉄道のホームの最後部で販売していると言う。列車の中でも販売しているらしいが、発車時間まで余裕があったのでホームで買ってみることにした。

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里見駅までの運賃は950円、往復だと1900円で少々高め。フリー切符だと途中下車自由、往復で1700円ということなのでそちらを購入した。

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平日の昼間は利用者が少ないのだろう、ホームには「キハ200型」のディゼルカーが一両だけポツンと待っていた。

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小湊鉄道五井駅 12:21

里見駅 13:05

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里見駅までは40分少々、たった一両だけのディゼルカーは、ガタン・ゴトンと昔懐かしい音を響かせながらゆっくりと走って行く。小型デジカメを動画モードにして、車窓から見える風景を撮っておいた。その動画ファイルから音声だけを抜き出して、mp3ファイルに変換してみた。

〔海士有木から上総三又〕
mp3ファイル(約4分間)

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里見駅が見えてきた。

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posted by 里実福太朗 at 23:00| フォト紀行

2010年10月27日

里見駅にて

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posted by 里実福太朗 at 18:27| フォト紀行

2010年10月25日

パリの路上トイレ

パリの路上トイレの写真は、撮影することができなかった。それどころではなかったからです。そこで、グーグルマップでパリの街を歩いて探してみたところ、ありました。


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ここは、シテ島のノートルダム寺院の近く。トイレボックスの頭には「toilettes(トワレトゥ)」の文字、複数形で使われるその語の意味はもちろんトイレ。その文字の下の「Accès grtuit(アクセ グらチュィ)」は無料ということ。無料であってもこんな場所ではねェ、まァ日本の工事現場などにある簡易トイレよりはましかもしれませんが、とても使おうという気にはなれません。
 
posted by 里実福太朗 at 21:38| フォト紀行

2010年10月24日

パリのトイレ事情(2)

フランス語の先生も、トイレで困ったらカフェに入るのがいいだろうと言っていた。カフェのトイレの多くは地下にあり、デパートなどは上の階にある。大きなカフェで、トイレの前に人が待ち受けている場合は、チップを差し出せばいいのだが、チップを出さなければならないということでもない。チップは使用前・使用後のどちらでもよく、使用後に知らん顔して通り抜けてしまえば、チップを倹約できる。ただしその場合は、背後から罵詈雑言が追いかけてくることを覚悟しなければならない。
「出すもの出して、こっちには何も出さないのかョ〜」
たとえば、まァこんな具合に。50セント硬貨一枚出せばいいのだから、そんなにケチることもないでしょう。

2010100015.jpgノートルダム寺院前のトイレも地下にあった。建物に向かって右側の階段を下りると、体格のいい女性が待ち受けていて利用料を取り立てていた。料金など特に決まっていないから、50セント硬貨を出せばいいのだが、その時はあいにく硬貨は1ユーロしかなかった。心付けという性格のものだから、お釣りをもらうのも変だし、そもそもフランス語でそんなことを言うこともできない。

パリの街中に、トイレがまったくないということではなく、あることはあるのだが、使ってみようという気にはならなかった。歩道に電話ボックスよりやや小さめのものが設置してあって、最初はそれが何であるのか分からなかったが、実はそれが一人用のトイレだったのだ。しかし歩道にポツンと置かれたトイレに、誰が入ってみようと思うだろうか。いったん入って扉を閉めたが最後、二度と外に出てこられないのではないかという恐怖心が襲ってくるのだ。

フランス語の先生が、学生たちを引き連れてパリに行った時のことだそうだ。学生の一人がトイレに行きたくなり、勇気を振り絞って路上のトイレに入ることになった。学生は、心配だから近くで待っていてくださいと言い残し、トイレの中の人となった。しばらくして、トイレの中で騒ぎ出した。
「ドアが開かない、どうしよう」
外からは、もちろん開けることなどできない。途方に暮れて立ち尽くしていると、中の騒ぎがおさまった。もう出てこられないと観念したのだろうと思っていると、思いもかけずドアが開いた。閉じ込められた学生の言によれば、
「トイレの水が流れ終わったら、ドアが開けられるようになりました」
ということだったそうだ。

トイレの水を流さないとドアが開かない、そういうことのようだけれど、自分で確かめたわけではないので、真偽のほどは分からない。まァ、路上の個室トイレは利用しない方がよさそうだ。



posted by 里実福太朗 at 19:36| フォト紀行

2010年10月23日

パリのトイレ事情(1)

授業前の雰囲気は、4月から始まった春講座と比べるとかなり変わってきた。やはり6月の最終講座のあとで行われた懇親会で、先生を交えながら雑談したことが、なごやかな雰囲気をもたらす要因となったのだろう。
「この教科書、難しいわね〜」
とある人が本音を漏らせば、あちらこちらから賛同の声があがる。ただ、そういう声を発するのはかなりお歳を召した人たちで、何人かいた若い人たちはどう思っていたのか、それは分からない。
「教科書の隅から隅まで丁寧に扱ってくれるから、途中で余談をはさむ余裕なんかないですね」
「ほんとうに、先生も大変ですよ、最初から最後までしゃべり通しですからね」

そんな声が先生に届くことなどありえないが、ともかく久しぶりで脱線して、パリのトイレ事情について話してくれた。そうそう、そういう話しが聞きたかったのだ。こんなことから話し始めた。

パリの街は、トイレが少ない。トイレを探してあちこち歩き回っても見つからず、結局トイレのことしか頭にないという状態に陥ってしまうこともある。そうなってしまうと、見物どころではないから、パリの街を歩くときは、水分を摂ることはできるだけ控えた方がよい。

去年のヨーロッパ旅行の際、最後に立ち寄ったパリで私たちも同じような体験をした。パリでの自由行動の日、ルーブル美術館の西側に位置するチュイルリー公園の噴水前で、夫人が買い求めたパン、かなりビッグな代物を二人で分け合って食べた。

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パリの秋の陽差しをあびながら、心地よいひとときを過ごした後、写真を撮りながら園内をブラブラと歩き回った。

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大きな公園だから、トイレの二つや三つはあるにちがいない。尿意を感じ始めても、歩いているうちに見つかるだろうと高をくくっていた。しかし、トイレの表示はなかなか見当たらない。そろそろ本気で探さなければならない状態になってきたとき、コンコルド広場側の出入り口付近に、運良くトイレの表示を見つけた。近づいてみると、そこには「閉鎖」の文字、そしてメトロのトイレを利用するようにと記されていた。

最寄りのメトロ駅はコンコルド駅、階段を駆け下りて地下道を駆け巡りトイレを探すが見当たらない。

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夫人が、通りかかったパリジェンヌに英語で訊ねるが要領を得ない。地上に出れば、近くにトイレがあるという説明だったようなので、階段を駆け上がって再び地上に戻った。とうとう必死モードに突入して、懸命に探し回るが見つからない。これはもうダメだと観念して、近くのカフェに飛び込んだ。夫人がきれいな店員さんに事情を話すと、地下にトイレがあることを教えてくれた。

トイレを借りたお礼に、夫人がチップを渡そうとしたが、その金髪美人店員は受け取ろうとしなかった。しかしそのまま店を後にするのも、助けてもらった手前なんだか申し訳ない気がして、コーヒーでも飲んでいくことにした。

そのカフェの名前は控えてこなかったが、ピンク色のテーブルが並ぶしゃれた感じの店だった。グーグルマップで、その時歩いたコースをたどってみたら、「CAFE SANSEVERIA」という店が見つかった。たぶんそこが、トイレを借りたカフェなんだろう。


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posted by 里実福太朗 at 23:00| フォト紀行

2010年10月22日

イブニングライナー

SNC00209−s.jpg新型の車両に初めて乗った。今、上野を出て佐倉にむかっている。ホームのライナー券販売機がなくなっていた。改札口で駅員に断り、いったん外に出て買い求める。7月からホームにはなくなったそうだ。不便になった。
posted by 里実福太朗 at 18:38| フォト漫歩計

フランス語講座

後期の授業が始まって今日で4回目、憶えることがたくさんあって消化不良をおこしているというのに、講義はお構いなしに進んで行く。90分間、先生はのべくまくなしにしゃべり続け、受講者は居眠りするヒマもない。

SNC00198−b.jpg授業が終わって、キャンパス内を歩いていると、キャンパスツアーの一行に出遭った。
 
posted by 里実福太朗 at 18:21| 里ふくろうの日乗

2010年10月21日

秋の空蝉

隣家の柿の実を撮影していたとき、セミの抜け殻を見つけた。半分ほど朽ちて葉脈がむき出しになった一枚の葉に、しっかりしがみついているその姿は、まだその中に命が宿っているかのようにつややかな光を放っていた。

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posted by 里実福太朗 at 23:45| 里ふくろうの日乗

実りの秋

いよいよ秋も深まってきて、今年の夏のあの厳しい暑さも、もう遙か昔のことのように感じられる。隣家の柿の実も色づいてきた。ただ、その数は例年よりも少ないようだ。これも、今夏の猛暑の影響なのだろうか。

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庭にミカンの木には、かろうじて二つの実が残った。春にたくさんの花が咲いたときは、今年は豊作に違いないと思ったものだった。しかし十数個の実がついただけで、その実も一つ落ち二つ落ちて、しまいにはやっと二つだけ残ったのだった。その分栄養をひとりじめして、かなり大つぶの実になった。

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posted by 里実福太朗 at 23:30| 里ふくろうの日乗

「さくらのブログ」のメンテナンス終了

「さくらのブログ」のメンテナンス作業は、予定より早く8時半ごろには終了したようだった。今までも、ケータイからブログに投稿することは可能だった。ただし、「さくらのブログ」のケータイ版にアクセスして、ホームページ上から投稿しなければならなかったが、ブログ用のソフトウェアがバージョンされたことで、投稿内容をメールで送信する方法も利用できるようになった。そこでさっそく、パソコンとスマートフォンから投稿してみた。
posted by 里実福太朗 at 23:00| 里ふくろうの日乗

スマートフォンからテスト2

SNC00192−b.jpg神楽坂のカフェで
posted by 里実福太朗 at 14:03| 里ふくろうの日乗

メール投稿テスト

2010100005.jpgみかん
posted by 里実福太朗 at 11:15| 里ふくろうの日乗

2010年10月19日

祝!パ・クライマックス優勝

対ホークス1勝3敗と追い詰められていたマリーンズが3連勝して、ついに日本シリーズへの切符をもぎ取った。成瀬投手が完封、7対0の完勝だった。レギュラーシーズンの3位から這い上がり、クライマックスシリーズを制覇したのだった。一方ホークスは、レギュラーシーズンで優勝したのに、またもや日本シリーズへの出場権をつかみ損ねた。白戸家のお父さんも応援に来ていたようだが、残念な結果となった。

バレンタイン監督が去り、西村監督になって1年目、シーズン当初から先発投手の駒不足が懸念された。先発投手の一画を担ってくれるものと期待された唐川・大嶺両投手は、シーズン途中で戦線離脱、投手陣のやりくりに、さぞ西本投手コーチも頭を悩ましたことだろう。

今までは、西武ドーム・ヤフードームとアウェイの地での戦いだったが、いよいよ千葉マリンスタジアムに帰ってくる。明日20日からは、パ・クライマックス優勝記念セールも始まるそうだ。
 
posted by 里実福太朗 at 23:19| 里ふくろうの日乗

2010年10月10日

キンモクセイ

庭に下りると強い芳香が鼻をつく。
家人によれば、道行く人が香りに足を止めて、
「今年はキンモクセイが豊作だねェ」
と言っていたそうだ。

「キンモクセイ」は、秋の季語。

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posted by 里実福太朗 at 22:49| 里ふくろうの日乗

2010年10月07日

ガス管工事

雨でびのびになっていたガス管の交換工事が、今日やっと行われた。午前中から始めて、午後1時過ぎに終了した。錆が発生していた亜鉛メッキ鋼管をPE管に交換したことで、これからは錆びる心配もなくなった。

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posted by 里実福太朗 at 23:07| 里ふくろうの日乗

「里ふくろうの日乗」三日ほど更新休止

「さくらのブログ」の機能を追加するため、メンテナンスを実施するそうです。それに伴う影響について、以下のような連絡がありました。

作業日程 : 2010年10月20日(水)14時00分 - 10月22日(金)14時00分
影響範囲 : 全てのサービス(記事の投稿・閲覧・更新など)が利用不可

「里ふくろうの日乗」も、その間はお休みです。近頃は更新をサボっている日の方が多いので、まァあまり影響はないということかな。
posted by 里実福太朗 at 16:09| 里ふくろうの日乗

2010年10月06日

歌川広重 名所江戸百景展

神楽坂の「ART GALLEY(アートガレー)」から、歌川広重「名所江戸百景展」の案内状が届いた。封筒に「滝かつとし」と署名が記されていた。以前、上記ギャラリーの開廊記念展「滝かつとし園長の神楽坂動物園展」をのぞいた時、氏と少しお話ししたことがあったので、ご案内をいただいたのだろう。

パンフレットによれば、望月義也コレクションの「広重 名所江戸百景」全揃い121枚が展示されるということである。全揃いは、岩崎コレクション・東京芸術大学の所蔵品を含め、全世界で確認されているのは15組のみという貴重なものだそうだ。その貴重な作品群を、開廊記念展として無料で公開するということだから、ぜひとも見に行きたいものである。

望月義也コレクション
【歌川広重 名所江戸百景展】
開催期間:2010年10月11日(月)〜10月24日(日)
 *休館日なし
開催場所:東京・新宿・神楽坂「ART GALLEY(アートガレー)」
開廊時間:AM10:00〜PM7:00
入館料:無料

詳しくはこちら
http://art-galley.craps.co.jp/
 
posted by 里実福太朗 at 09:10| フォト漫歩計

2010年10月04日

雨漏り夜

何日か前の夜、息子が「二階のトイレで雨が漏っている」と言いながら風呂場から洗面器を持っていった。その後をついていってみると、たしかにトイレの天井から水滴が、ポトンポトンとかなりの速さで落ちていた。この速さでは、洗面器からあふれ出すのは時間の問題と思い、かなり大きなタライを風呂場から探し求めてきて、洗面器と交換した。

雨漏りを見るなんてことは、本当に久しぶりのことだ。大昔に住んでいた吉祥寺の家では、雨が降ればいつも雨漏り、それも一箇所だけではなく、数カ所から雨漏りするのだから洗面器を用意するのも大変だった。

二階のトイレは、中古でこの家を購入した時に増築したのだった。それからもう30年ほどが経った。トタン屋根の耐用年数は、その程度のものなのだろうか。しかしそんな愚痴を言っていても始まらないから、夫人が業者に連絡して、状態を確認してもらった。見積もりはまだ送られてこないが、確認した職人さんの話では、トタンを全部張り替えた方がいいかもしれないということだった。

雨漏りが奏でる音は、タライの底にタオルを敷き詰めておいても、かなり響いて聞こえてくる。床についてからその響きに耳をそばだてていると、吉祥寺のあのボロ家で聴いた雨だれの音がよみがえってくる。その当時は金ダライだったから、今よりもずっと大きな音がしたはずだ。そんなことを思いおこしていれば、最初は気になっていた雨漏りの音も、その単純なリズムが眠りの世界に誘ってくれるのだった。

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posted by 里実福太朗 at 00:00| 里ふくろうの日乗