2011年02月27日

武蔵野はちみち団ライブ2011

ライブコンサートを最後に観たのは、去年の「サイモンとガーハンクル」の東京ドーム公演だったと思う。それ以来ライブコンサートと名のつく催し物には縁がなかったが、久しぶりで先週の土曜日、アユミギャラリーで行われた「武蔵野はちみち団」のライブを観る機会があった。

なにしろギャラリーで行われたのだから、20人ほどの観客が入れば、満員状態になってしまう。しかし狭い会場の方が、かえって間近で観ることができて臨場感も増す。会場の雰囲気にドップリと浸って、濃密な時間を過ごすこともできる。「武蔵野はちみち団」のコンサートも、そのようなライブだった。

その夜の編成は4人、ボーカル・アコースティックギター(ハーモニカ)・ベースギター、それに加えてドラムス代わりの打楽器、珍しい楽器ということだったが、残念ながらその名称を聞き逃してしまった。その楽器が刻む大げさでない音が、会場の広さにとてもマッチしていて、心地よいリズムを生み出していた。

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注:立ってマイクを握っている人は、「武蔵野はちみち団」のメンバーではありません。喜一山です(念のため)。

アユミギャラリーのライブは、今回で14回目となるそうだ。現在行われている写真展「人間漂流」も今回で14回目となる。共に14回目となるのは、人間漂流展のオープニングパーティーとしてライブコンサートが行われていたからということのようだ。

続けることが大切だとはよくいわれることだけれど、10年を超えて続けるのは並大抵のことではなかっただろう。興味対象が次々に変わってしまって、どうも長続きしないなという自覚のある者は、そう思うに違いない。

演奏された10曲ほどの中で、特に印象に残ったのは、「君のまちに行こう」という曲だった。哀愁を帯びたスローテンポな曲調の歌は、よく練って創り込まれていて、そしてよく歌い込まれていることも感じられた。それぞれの楽器が、それぞれの個性を出しながらもうまく調和して、間奏ではギターが心のこもった音色を奏で、曲の最後は、ベースギターが低く柔らかな響きを残しながらフェードアウトしていく。何回でも聴いてみたくなる曲だと言ってもよいだろう。

YouTubeに、彼らのコンサートを録画した動画が載っている。音質が悪いのと、「君のまちに行こう」がないのが残念だが、ライブの雰囲気を味わうことはできる。

旅人(たびにん)


楽しき脱走

 

posted by 里実福太朗 at 23:50| 里ふくろうの日乗

春眠ネコ(2)

上野動物園に向かって公園内を歩いて行く途中、枝に身をまかせて惰眠をむさぼるネコと出遭った。手頃な高さで、水平に具合良く延びた枝で眠りにつけば、きっと楽しい夢が訪れてくることだろう。ネコは、居心地の良い場所を見つけ出す天才だ。

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樹下の繁みの中にもネコが潜んでいた。

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のぞき込んだら、舌を出してそっぽを向いた。

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さらにもう一匹。コイツは道路にオシリを向けたまま、目を閉じて微動だにしない。つついてみても反応なし。動くのも大儀なのか、それともネコとしては珍しく性善説を信じているのか。人間はしばしば残虐なことをするから、気をつけた方がいいと思うけどね。
 
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posted by 里実福太朗 at 23:50| 里ふくろうの日乗

UENO STATIOM 越しに見るスカイツリー

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手前がJR上野駅

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posted by 里実福太朗 at 23:27| 里ふくろうの日乗

西郷さんの願い

上野山下から見た西郷さん。手前のビルが取り壊されて、西郷さんの姿がよく見える。イヌの姿は、残念ながら見ることができない。

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新しく建てられるビルが完成すると、また西郷さんの姿はかくれてしまうのだろうか。西郷さんはきっと、隠れてしまうことのないように、と願っていることだろう。

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posted by 里実福太朗 at 22:43| 里ふくろうの日乗

2011年02月26日

広重東海道五十三次展

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2011年02月24日

北千住のネコ

薄汚いけれど、どことなく風格の漂うネコと出遭った。写真塾の撮影会で、北千住の路地の細道を歩いていたときのことだ。カメラを向けてもまったく動じる様子もなく、その点、我が家の周辺で見かけるネコたちとはまったく違う。しかしこれほどまでに身をやつしたのはなぜなのか、それを訊ねても答えが返ってくるはずもない。

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posted by 里実福太朗 at 23:45| 里ふくろうの日乗

春眠ネコ

車にかけられたシートの上に、例の茶色ネコが丸くなって気持ちよさそうに眠っていた。買い物に出たとき、近所の家の車庫で目にした光景だ。いったん家に戻ってカメラを持ってこようかとも思ったが、時間の余裕がなかった。春めいてきた陽気に眠りをむさぼっていたのだろう、用事をすませて戻ってきたときにも、まだ茶色ネコは車の上にいた。

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春眠を邪魔されて迷惑だとでも言いたげな表情を浮かべ、塀の上をつたって悠然と去っていった。

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posted by 里実福太朗 at 23:30| 里ふくろうの日乗

2011年02月23日

今日の西郷さん

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京成上野方面からみた上野のお山の西郷さん

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2011年02月22日

広重/東海道五拾三次展

神楽坂のカフェ&ギャラリー「アートガレー カグラザカ」で、今日から「広重/東海道五拾三次展」が始まった。去年開催された「広重/名所江戸百景」に続く、望月義也コレクションによる広重展の第二弾である。本物の五十三次を間近で、しかも無料で観ることのできる機会はそうざらにはない。

「アートガレー カグラザカ」は、「アユミギャラリー」と同じ敷地内に建つ、高橋ビルの地下一階にある。神楽坂散策の折りに、アユミギャラリーをのぞき、アートガレーのカフェでコーヒーをすすりながら一休みして、それから広重展を観るのもいいだろう。

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詳しくはこちら
http://art-galley.craps.co.jp/exhibition_20110222.html
posted by 里実福太朗 at 15:30| 里ふくろうの日乗

2011年02月21日

世論調査の信頼性

週末に行われた世論調査の結果が、各メディアから発表された。公表される内容がもう少し詳細にわたれば、その結果にいくらかの信頼性がもたらされるのかもしれないが、まったく改善されていない現状では、とても参考にすることなどできそうにもない。

多くの世論調査では、例えば内閣支持率が○○%・不支持が○○%という具合に、その結果だけを示すことが多い。メディアによっては、有効回答数・回答率、質問内容を示すこともあるが、特にテレビのニュース番組では、結果だけを示すことの方が多い。

せめて以下の内容くらい公表してくれれば、もう少し信憑性も高まるだろうと思われるが、調査結果が偏向している可能性があることを隠すためなのか、いつまでたっても同じ内容だけしか公表されない。情報公開を率先して行わなければならないメディアが、情報隠しをしているのではないかと疑いたくもなってしまう。

・地域別回答率
・男女別回答率
・年齢別回答率
・職種別回答率

これらの中でも、特に年齢別回答率を公表してもらいたいところだが、たとえそれが公表されないままでも、ある程度予想してみることはできる。

まず、固定電話による調査だから、いわゆる「イエデン」を持っていないと調査対象から外れてしまう。アパートなどで暮らしている若い人は、イエデンは持たずケータイだけを利用している例も多いはずだから、この時点で調査対象の年齢層に偏りが生じてくる。

さらにイエデンがあっても、勤めを持っていて毎日忙しく暮らしている人は、休みの日には趣味に没頭したり、疲れを癒すために休息をとりたいと思ったりしているはずだから、一方的にかかってきた面倒なアンケート調査を断る人も多いと思われる。

となると、貴重な時間をさいて調査に協力してくれる人は非常に限られてくる。イエデンがあり、時間面での余裕のある人、例えば、子育てが終わって子供が独立した人、定年退職して自由に使える時間が増えた人など、そういう人が主な調査対象になるのは自然な成り行きなのである。

そうであれば、対象年齢も自ずと明らかになってくる。つまり固定電話による調査方法では、かなり高い年齢層を世論調査の調査対象にせざるを得ないのだ。そしてこのことが、固定電話による調査結果に偏りを生じさせる最大の原因なのだ。

またメディアが、固定電話方法を採用している理由を邪推すれば、次のような想像も案外的を射ているのかもしれない、とも思われてくる。

そういう年齢層の人々は、自由に使える時間を利用して、新聞に丹念に目を通したり、テレビのニュース番組を毎日欠かさず視聴したりする。一方情報源として重要性を増しているネットに関しては、利用することはあってもその頻度はあまり高くはなく、自然な成り行きとして、情報源が新聞・テレビのようなメディア一つに限定されてしまう傾向がある。

いつも利用する情報源が一つだけだとすると、困ったことが起こってくる。他の情報源の情報と比較検討することができなくなるのだから、結果としてマスコミが流す情報を鵜呑みにしてしまうということにもなってしまう。

こうなると、マスコミの情報操作の餌食になったようなもので、マスコミが右を向けと言えば右を向き、左を向けと言えば左を向くようになってしまう。これが意味することはもう明らかであろう。つまりマスコミは情報の提示の仕方によって、世論調査の結果を操作することさえできるのである。

以上述べたことには想像を交えた部分もあるが、世論調査に固定電話を使い、結果だけしか公表しないという状態がいつまでも続くようであれば、マスコミの意図する方向に調査結果を導くように情報を制限しているのだと言わざるを得なくなる。

情報へのアクセス制限が設けられている他の国のことを思い、日本はそういう国とは違うのだと安心しているようなところがあるけれど、実のところそれは錯覚なのかもしれない。たしかに日本では情報はあふれかえっているが、肝心な情報がこっそりと隠されている、あるいはねじ曲げられた形で提供されている可能性だってあるのだ。

こういうことを思えば、複数の情報源を利用することの重要性は、いや増すばかりである。さらにそれだけにとどまらず、複数の情報源の中から、より信憑性の高い情報を見抜く力を涵養することも大切なことになってくる。
 
posted by 里実福太朗 at 23:50| 里ふくろうの日乗

2011年02月18日

傘をゴミ箱に捨てないで下さい

日中の気温は14度をこえて、さながら春本番の暖かさだった。今までは好天に恵まれても、大気の奥に底意地の悪い冷たさが居座っていたけれど、それが感じられなかった。強い風が吹いたが南風ではなく、春一番とはならなかった。

駅のホームのゴミ入れに、骨が丸見えになったカサが突っ込まれていた。朝のうちは雨が残っていたから、カサをさして歩いているうちに強風にあおられて、変わり果てた姿になってしまったのかもしれない。

それにしても、ゴミ箱に捨てられたカサを見るのは初めてのことだった。しかし「傘をゴミ箱に捨てないで下さい。」と記されたシールが貼ってあるところをみると、カサを捨てる人がけっこういるのかもしれない。

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posted by 里実福太朗 at 00:00| 里ふくろうの日乗

2011年02月16日

小湊鉄道の終着駅

小湊鉄道の終着駅は、上総中野駅。同時に、いすみ鉄道の終着駅でもある。

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利用者としては、一本の路線に統一される方が、乗り換えがなくて便利なのだが、いまだに二つの路線には色の違う列車が走り、終着駅は共に上総中野駅のままなのだ。運営会社を統合するのが難しいのなら、相互乗り入れという方法だってあるのに。

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posted by 里実福太朗 at 23:47| フォト紀行

2011年02月15日

はだれ雪

昨夜来降りしきり積もった雪も昼を過ぎれば、はや「はだれ雪」となってしまった。

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posted by 里実福太朗 at 13:20| 里ふくろうの日乗

雪が積もった

だいぶ激しく降り続く時間帯もあったが、今は小やみとなっている。庭にも道路にも、雪がかなり積もっている。

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posted by 里実福太朗 at 01:10| 里ふくろうの日乗

2011年02月14日

Dalloyaoの発音

家の前に宅配便の車が駐まったのは、ちょうどお昼を食べているときだった。
「注文しているモノはないけど」
とつぶやけば、夫人も
「ワタシも」
と返す。代休をやっと取ることができた息子も、心当たりがなさそうだった。だれも心当たりがなかったけれど、玄関のチャイムは鳴った。

届いたのは洋菓子だった。送り主はアカイヌさん、指定されていた配達日はバレンタインデーの今日、2月14日だった。包みの中には、Dalloyaoのマカロン・チョコレートが入っていた。

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Dalloyaoという店名の読み方は、フランス語を少しでもかじったことがあれば見当をつけることができる。「Dallo」の部分は、普通に「ダロ」と読めばよいことはわかる。最後の「au」を「オ」と発音することは、フランス語の入門書にも書いてある。問題は真ん中の「y」の部分の読み方だ。その読み方については、去年受講したフランス語入門コースの先生が、例を示して説明してくれたことがあった。忘れないように復習しておくことにしよう。

例:「Bon voyage!」…よい旅行を!

【母音字+y+母音字】:[y]→[i]+[i]
…[y]が母音字で挟まれると、分解されて[i]+[i]になる。

これを「voyage」という語に当てはめると「voiiyage」となる。「oi」の発音は「ォワ」だから、全体では「ボォワイヤージュ」という発音なる。

さてそうなると、「Dalloyao」の発音はどうなるのか。「oya」の部分は、【母音字+y+母音字】という形になっているので、「voyage」と同じように考えればよいのだ。

Dalloyao → Dalloiiyao

つまり「ダロォワイヨ」と発音すればよいのだが、店のウェブサイトを見ると、もっと単純化して「ダロワイヨ」となっていた。

日本のダロワイヨ
http://www.dalloyau.co.jp/menu.html

パリのダロワイヨ
http://www.dalloyau.fr/


大きな地図で見る

posted by 里実福太朗 at 23:50| 里ふくろうの日乗

また雪だ

雪がスゴイ勢いで降っている。

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posted by 里実福太朗 at 22:27| 里ふくろうの日乗

2011年02月11日

今夜は大雪?

ここ佐倉でも、夕方から雪が降りしきるようになってきた。今夜は大雪になるかもしれない。

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posted by 里実福太朗 at 22:45| 里ふくろうの日乗

恋は寒さを吹き飛ばす

雪景色を撮っていると、聞き覚えのあるネコの鳴き声が聞こえてきた。声の主は、二・三日前に庭で灰色ネコと一緒にいた茶色ネコだった。哀れな声を響かせながら、降る雪の中を独りぼっちで歩きまわっていた。

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posted by 里実福太朗 at 21:48| 里ふくろうの日乗

雪の日

雪が降った。しかしまだあまり積もっていない。

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posted by 里実福太朗 at 16:07| 里ふくろうの日乗

2011年02月10日

京橋のフィルムセンターにて

フランス語講座の1年目のカリキュラムが修了したのは去年の12月、それ以来復習しておかなければ…とは思いつつも思うにまかせず、4月から始まる2年目の講座の申込期限がだんだん迫ってきて、焦る気持ちは追い払っても追い払ってもつきまとってくるようになってきた。

そういう気持ちを立て直すためには、フランス語に直に触れて、その習得がほとんどできていないことを、自分自身に思い知らせなければダメなのだと思い至り、そのためのお手軽な方法はなんだろう、とない知恵を絞った結果得られた答えは、フランス映画を見ることだった。

折りしも京橋のフィルムセンターでは、「現代フランス映画の肖像」と題された企画が進行中で、現代フランス映画を観るには願ってもない機会だった。

■現代フランス映画の肖像
−ユニフランス寄贈フィルム・コレクションより

場所
…東京国立近代美術館フィルムセンター
 小ホール(地下1階、定員151名)
期間
…2011年1月7日〜2月27日
…日本で未公開のフランス映画54作品が、休室日の土・日を除く毎日、3作品ずつ上映される。

昨日は、2004年制作の「アレックス」という映画を観てきた。午後1時から上映開始、11時前に家を出ても京橋に着くと12時半をまわってしまう。お店に入ってお昼を食べる時間はないから、近くのコンビニでおにぎりとお茶を求めてロビーで食べることになる。

ホール内では飲食禁止だから、ホールでお茶を飲んだり、お弁当を食べている人は案外いる。空いている席をかろうじて見つけ、空腹を満たし始めれば、隣の方から何やら話し声が聞こえてきた。

見ればかなりのご老体、話し相手の男に、どこにも行くところがないから、毎日のように映画を見に来ているとこぼしている。この間などは、ある場面まできて、前に一度観た映画であることをやっと思い出したといったようなことを、白い無精ヒゲを撫でながら自嘲気味に話していた。

「ホール内でも、飲食していいことにならないかね。上映前はいいんじゃないの、上映前は、上映中はダメでいいから」
「そうですよね、上映前ならね」
「こないだなんか、ビックリしちゃったよ。ペットボトルを口に近づけただけで、警備員が飛んできて大騒ぎになっちゃってさ。誰かが警備員にご注進におよんだんだろうな。警備員もヒマなんだろう、すぐ来たよ」
「上映前にお茶ぐらい飲んだって、誰の迷惑にはならないですよね」
「そうなんだよ、頭が固いんだよ」
「そう思いますよ」
「いつだったかな、上映中にイビキをかいているヤツがいたんだよ」
「その方が…」
「よっぽど警備員を呼んでこようかと思ったよ」

観客席には年寄りの姿が多かったが、若者姿も見受けられた。フランス文学でも専攻しているのだろうか。フランス人と思しき人の姿もあった。映画の内容はいまひとつ良く分からない点はあったが、夫と分かれた女性が、さまざまな辛苦をなめながら自立していく姿を描いた作品、たぶんこういう内容だったのだろう。

なお、当初の目的は達せられた。以前よりは増して、復習しておかなければならないと思うようにはなった。
posted by 里実福太朗 at 23:50| 里ふくろうの日乗

2011年02月09日

現場監督は西郷さん

現在上野公園前では、西郷会館(仮称)の改築工事が行われている。工事現場を上から眺め下ろすように、西郷さんの銅像が半分ほど姿を現していて、現場の監督をしているようにも見える。

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西郷さんの銅像の周囲は、こんなふうに白い工事用フェンスで囲まれている。東に目を転じると、遙か彼方に東京スカイツリーの先端部分が見える。

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posted by 里実福太朗 at 23:55| 里ふくろうの日乗

銀座四丁目

銀座四丁目を上から眺めてみた。

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posted by 里実福太朗 at 23:40| 里ふくろうの日乗

2011年02月08日

「横山松三郎」企画展

140年前の江戸城を撮った男―横山松三郎展

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江戸東京博物館常設展示室5階 第二企画展示室


横山松三郎
…1838年(天保9年)〜1884年(明治17年)
…千島列島の択捉島で生まれる。のちに上野池之端で写真館「通天樓」を開く。
…明治4年、荒廃した旧江戸城を撮影する。

〔展示構成〕
第一章 写真術開眼
第二章 時代を写す
第三章 写実の探求
第四章 表現の可能性を求めて
(出典:企画展パンフレット)

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なおこの企画展は、前期と後期に分かれていて、展示作品が多少異なる。
前期:〜2月13日
後期:2月15日〜3月6日
明治4年に撮影された旧江戸城の写真の多くは、前期だけの展示で後期に入ると見ることができなくなる。

posted by 里実福太朗 at 23:32| 里ふくろうの日乗

2011年02月07日

ネコの恋

立春が過ぎれば、俳句の季語も春の部となる。そしてそれに応じるかのように、ネコの鳴き声が庭の方から聞こえてきた。「猫の恋」の季節も始まったようだ。ただ、あのドスをきかせた低くうなるような声ではなく、か細い弱々しげな声だった。

このあたりで見かける猫は、黒猫・灰色猫・茶色猫。さてどんな猫が鳴いているのかと、居間のガラス戸から外を覗いてみるが、声はすれども姿が見えない。そっと戸をすべらせて、顔を半分ほど出して声の聞こえてくる方角に視線を移すと、茶色猫がこちらの様子をうかがうように見ていた。その傍らには、灰色猫が姿勢を正して座っていた。
「そのままチョット待っててね」
と声を掛けて、カメラを取りにいった。しかし戻った時には、猫の姿は消えていた。

しばらくして再びネコの声、今度は最初からカメラを手にして外に出た。声は庭の北側から聞こえてくる。足音を忍ばせて家の影から覗いてみると、灰色ネコが目を大きく見開いて、こちらを見つめていた。

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家の周りを一巡りして、反対側から撮影したのが下の写真、二匹とも恵まれた生活を送っていることは、毛並みや体形、そして表情からもうかがわれる。しかしどんなにかわいがられていても、しょせんネコはネコ、こんなふうに飼い主の目を盗んで逢瀬を重ねているのだろう。

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posted by 里実福太朗 at 23:44| 里ふくろうの日乗

こんなところに小辻があった

ネコのむくろを覗き込んだ女の子は、すぐその場を立ち去って行った。きっと家で飼っているネコではなかったのだろう。

昔まだ吉祥寺に住んでいた時、ポンタという名前のネコを飼っていた。そのポンタも、交通事故に遇って命を落とした。道路の真ん中に身を横たえているのを近所の人が見つけ、母親に知らせてくれたそうだ。知らせを受けて遺骸を引き取りに行き、庭の隅に葬ってあげたとあとで聞いた。

そんなことを思い出しながら、歩を進めていくと思いがけないことに小辻を発見した。その小辻は、周囲が宅地化された中、ポツンと残された畑の角地にあった。井野原と呼ばれたこのあたり一帯には、畑地が広がっていたのだろう。残されたその一角だけが、往時の姿を思い浮かべるよすがとなっている。

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ここの「辻」はヘビの形をしていなかった。それでも「辻」であることには違いはない。辻切りという習俗は、この地区だけに残っているものではなく、たとえば市川市にも残っているが、市川のものはヘビの形はしていない。全国的にはむしろその方が多いそうで、むしろヘビの形にする佐倉の「辻」の方が、全国的に稀なことだと言った方がいいかもしれない。

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posted by 里実福太朗 at 18:18| 里ふくろうの日乗

2011年02月06日

井野原2組の辻切り

成田街道から少し北に入り道が大きくカーブするところに、井野原2組の大辻があった。カーブしている上に交通量が多くて、撮影には車に十分注意しなければならなかった。確認できた大辻は、これで6体目になった。

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この道を2〜3分歩いたところで、ネコが道の真ん中あたりに倒れていた。どうやら車にひかれたらしい。学校帰りの小学生が通りかかり、わざわざ近づいて覗き込んだ。よくそんなことができるなァと感心したが、その女の子の家ではネコを飼っていて、自分の家のネコかどうか確認していたのかもしれない。

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posted by 里実福太朗 at 23:49| 里ふくろうの日乗

河津桜は0.1分咲き

市営図書館近くの広場には、河津桜が植えられていて、毎年ソメイヨシノより少し濃い目の花をつける。今年は冷え込む日が多かったせいか、まだ0.1分咲き程度だった。

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posted by 里実福太朗 at 18:04| 里ふくろうの日乗

2011年02月04日

浪花家本店のたい焼

江戸東京博物館の東側入口から少し歩いたところに、たい焼き屋「浪花家本店 」がある。引き戸を開けると、頑固そうな親爺さんがこちらに顔を向けていた。そのまま押し黙って座り続け、何をしているのだろうといぶかしく思ったが、しばらくしてからやはり無言のまま動き始めた。

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尾頭付きタイは、一尾150円なり(店内で食べる場合は、2尾以上の購入との注意書きあり)。4尾買い求めて、家にて食す。大宰府天満宮の参道で売られている梅ヶ枝餅は、焼きたてをその場で食べると一番おいしくいただけるが、それと同じで、焼きたてを店内で食べればいっそうおいしかったのかもしれない。

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posted by 里実福太朗 at 15:04| 里ふくろうの日乗

おいてけぼり

おいてけぼり(友だちなどを置き去りにすること)の語源は、本所七不思議の一つ「置いてけ掘」の話。その掘割は、御竹蔵周辺のもの、あるいは錦糸掘ともいわれている。

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江戸東京博物館近くにて

posted by 里実福太朗 at 14:09| 里ふくろうの日乗

2011年02月01日

宅内地デジ化に踏み出す

テレビの画面の右上に、「アナログ」と表示されるようになってから久しい。近ごろでは、地デジ放送に対応した機器を設置しないとこういうことになるんだぞ、という警告なのだろうか、ザーという音と共に映像を消してしまうデモンストレーションも行われるようになった。そんな時は、いくらなんでもやり過ぎだろう、といまいましく思うのだった。

とはいうものの、アナログ放送の終了日はもうそこまで迫ってきている。本気で対策を考えなければならない時期になってしまったのだ。少しばかり焦りだしたそんな時、ケーブルテレビ会社から文書で連絡があった。現在住んでいる地域は電波状態が悪く、そのため仕方なくそのケーブルテレビの再送信サービスを利用していたのだった。

提示された地デジ視聴のための方法は、以下の通りだった。
1.全面地デジ化の8月以降も再送信サービスを継続する
2.8月以降は契約を解除して、それまでに地デジ放送を受信する環境を個人的に準備する

2の場合は、アンテナの設置をしなければならない。ケーブルテレビに加入するまでは、屋根にアンテナを立てていた。ただ、台風の時に倒れてしまうこともあって、それを思うと気が進まない。室内用のアンテナもあるようだが、問題なく受信できるかどうかを確かめるためには、購入して試してみなければならない。役に立たない場合も可能性としてはあるので、購入資金が無駄になるかもしれないことを覚悟しておかなければならない。

無難なのは、やはり1を選択しておくことなんだろう。毎月、再送信料がかかることになり、何年かのうちにアンテナ設置費用を超えてしまうことになりそうだが、とりあえず応急処置として再送信サービスを利用することにして、担当者から説明を聞くことにした。

ケーブルテレビの送信方式には、以下の二通りの方法があるそうだ。
A.パススルー方式
B.トランスモジュレーション方式

アナログ放送の再送信の契約をしているケーブルテレビは、Aのパススルー方式だった。パススルー方式とは、ケーブルテレビで受信した電波をそのまま送信する方式のことで、その場合は次の方法で視聴できる。

A1.地上デジタルチューナー内蔵テレビ
A2.地上アナログテレビ+地上デジタルチューナー

アナログテレビを廃棄してしまうのはもったいないことだし、費用のことも考え合わせると結論はおのずと導かれてしまう。

地上ディジタル放送を配信してもらうためには、そのための契約をあらためてケーブルテレビと結ばなければならないのだろうと思っていたが、そうではなかった。ケーブルテレビでは、すでにアナログだけではなくディジタルでも配信しているということだから、アナログ放送が終了する7月までは、現在の契約のままでも、地上デジタルチューナーを準備すれば、すぐに地デジ放送を視聴できるのだ。

そこで価格コムで地デジチューナーの売れすぎランキングを確認してみた。

売れ筋ランキング1位:バッファロー DTV-S110

最安価格は3930円だった。そして、最寄りのヤマダ電機に車を走らせた。バッファローのDTV-S110は、20台ほどが売り場に積まれていた。平常価格は5000円弱、しかし折よく期間限定の割引中で、3980円で販売していた。とりあえず一台を即決で購入した。

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まず居間のテレビから地デジ化に挑戦、アナログ録画機がつながっていたので、すこし面倒だったが、とにもかくにも地デジ放送を受信できるようになった。まだアナログ録画機の問題が残っているけれど、とにもかくにも我が家も地デジ化へと一歩踏み出したのだった。

posted by 里実福太朗 at 23:55| 里ふくろうの日乗

今日から2月

今日から2月、冷え込みのきびしかった昨日までに比べると、いくぶん寒さがゆるんだ感じがする。

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まるまると太ったクロ猫が、通りを横切っていった。

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posted by 里実福太朗 at 15:27| 里ふくろうの日乗