2012年06月30日

キリストの墓

キリストの生誕地とされるパレスチナの「聖誕教会」と巡礼の道が、6月29日に、ユネスコ世界文化遺産に登録されることが決まったそうだ。「聖誕教会」はヨルダン川西岸ベツレヘムにあり、キリストが生まれたと伝えられる洞窟の上に建っている。

http://mainichi.jp/feature/news/20120630ddm007030094000c.html
(毎日jp、毎日新聞 2012年06月30日 東京朝刊)

この記事に興味を持ったのは、先日の「奥の細道弾丸ツアー」で、日本にはキリストの墓があるというにわかには信じがたい話を聞いたからだった。キリストの墓と伝えられている場所は、エルサレムをはじめとして何ヶ所かあるそうだが、日本にもあるという話は初耳だった。

添乗員さんがその話をしてくれたのは、奥入瀬渓谷に向かう途中だった。青森県の戸来(へらい)という地に、キリストの墓があるという話を始めた時、バスの進行方向に案内板が見えた。そこには、確かに「キリストの墓」と記されていた。

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ウィキペディアで調べてみると、青森県戸来村のキリストの墓の記述はあったが、読んでもよく分からない。ともかく奇説であることは疑いないようだ。

【キリストの墓】
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%81%AE%E5%A2%93
 
posted by 里実福太朗 at 23:55| 里ふくろうの日乗

ゴーヤの花が咲いた

ゴーヤの苗を植えたのは、5月4日のことだった。なかなか花が咲かなかったが、今日やっと咲いた。ただ、雄花が一輪だけだから、実がなることはない。

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posted by 里実福太朗 at 14:32| 里のつれづれ

2012年06月29日

池を渡る風に吹かれながら

今週の週間天気予報では、火曜日だけ梅雨の晴れ間となるが、他の日は梅雨模様が続くということだった。火曜日は予報通りだったが、昨日今日と天気が続き、明日も晴れて暑くなるそうだ。この時期の天気予報は、まずは当たらないと思っていた方がいいのかもしれない。

予報では貴重な梅雨の晴れ間になるとされていた日に、ネコ公園に行ってみた。ほぼ一ヶ月もの間、姿を見ていないポン太の安否も心配だった。メスネコたちは、いつもの居場所で気持ちよさそうに午睡をとっていたが、ポン太の姿はなかった。

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オスネコはポン太のほかにもう一匹いるが、その姿も見えなかった。メスネコたちはほぼ同じ場所にいることが多い。それに対してオスネコは、お気に入りの場所はあるようだが、いつもそこにいるわけではなく、動き回ることも多い。メスネコたちは定住生活をおくり、オスネコたちはは放浪するというのが、自由ネコたちの習性なのだろうか。それともネコ科の動物が、そのような習性を有しているのだろうか。

途中、コーヒー一杯分ほどの入園料を支払って動物園で過ごし、その後夕暮れまで池のほとりでねばってみたが、結局ポン太は姿を現さなかった。その間、久しぶりで出会ったネコサポーターと、世間話をしながらすごした。彼の脇には、年老いた自由ネコが長い間寄り添っていた。聞くところによると、そのネコが子猫だったころから知っているという。以来、13年ほど見守ってきたという。

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彼の手には、いつの間にかカップ酒が握られていた。明日は休みの日で、前日はいつも勤めを終えた後、公園で自由ネコたちと一緒の時間を過ごしているのだという。

西日がビルの谷間に落ちはじめると、夕闇が次第に深くなってゆく。池を渡る風が冷気を届けてくれて、日中の暑気も次第にうすれていく。都会のまっただ中にある公園だけれど、しばし喧噪を忘れさせてくれる。

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彼は、二本目のカップ酒を飲み終わったら帰るという。私も、夕日が落ちきったら家路につこうと思ったのだった。

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posted by 里実福太朗 at 23:55| ねこ

2012年06月28日

中尊寺「金色堂」



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この写真は、昼食場所の「ゆめやかた(夢館)」側から撮ったものだ。右下から左上にのびる坂道を、一台の車が上っていくのが見える。ツアー一行も、昼食後、その坂道をバスに乗って上り、金色堂に近い場所まで移動した。

本来ならば、坂道の右下にある「月見坂登口」から、表参道を上っていのだが、かなり急勾配の坂道で、高齢のツアー客の中には、登り切ることができない人が出てくるかもしれないということで、バスを利用することになっているようだった。

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芭蕉の昔は、もちろん月見坂を息を切らしながら、登っていったことだろう。ただし、「奥の細道」には、その点に関する記述はない。義経の館のあった「高舘」に登り眼下を一望した後、中尊寺に向かい、中尊寺光堂と経堂の扉を開いたことが記され、その途中の様子の記述はない。

芭蕉が訪ねた時も、金色堂は、四面を囲まれ、瓦を葺いた「覆堂」と呼ばれる建物の中に納められ、雨風をしのいでいた。現在の「覆堂」は、昭和の時代に造られたコンクリート製のものであまり風情はない。なお、芭蕉が見た当時の「覆堂」は、拝観コースの出口に向かう途中に保存されている。

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中尊寺が世界遺産に登録されたのは去年の六月、ちょうど一周年ということもあってのことだろうか、案外の人出で、覆堂の中もかなりの人で埋まっていた。金色に輝く光堂を一目見て、感嘆の声を漏らす人も少なからずいた。

しばらくして、金色堂に関するの説明テープが流され始めた。低く抑えた音量で、おだやかな口調で説明が続く。内容はパンフレットに載っている程度のもので、堂内で流す必然性には疑問符がつく感じだった。

拝観者の「ささめき」も、それば集まれば「ざわめき」となる。ましてや狭い堂内ではなおさらのことだ。ただ、アナウンスが聞こえなくなるほどではなかった。

突然、いらだちを含んだ太い声が堂内に響いた。静かにするようにと注意するアナウンスだった。スピーカーが割れるような声だった。その当座は少しざわめきはおさまったが、またすぐにざわめく。すると、またあのアナウンス、それが何回か繰り返された。

金色堂は、奥州藤原氏の墓所でもあり、静寂の中で拝観したいところだったが、注意を喚起するアナウンスが耳にビリビリと響き、そうそうに堂外に出たのだった。

「旧覆堂」に行く途中に、芭蕉の句碑があった。あの有名な句が刻まれている。


五月雨の降りのこしてや光堂

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芭蕉が平泉で過ごした時間は、ほんの3時間程度ではなかったと推測されているそうだ。その時間内に、高舘に登り、金色堂にお参りするのだから、現代のツアー旅行と同じような慌ただしい平泉訪問であったと想像される。私たちも、2時間足らずで平泉の地をあとにした。
 
posted by 里実福太朗 at 23:50| 里ふくろうの日乗

2012年06月27日

抱卵は交代で

パソコンモニターを長時間見続けた目を休めようと、庭に出てベンチに座っていた。ボンヤリ空を見上げながら、今日はいつもとは違って飛行機の騒音を聞くことが少ないなと思っていると、バサバサと羽音が聞こえて、一羽の鳥が抱卵中の巣がある木にとまった。入れ替わりに、一羽の鳥が葉影から出てきて飛び立っていった。

今まで羽音を聞くことがなかったので、一羽だけで卵を温めているものとばかり思っていたが、そうではなかった。二羽が交代で温めているのだった。

下の写真の一枚目は交代する前、二枚目は交代後のもので、比べてみると体の向きが変わっていることが分かる。親鳥の顔も、初めて確認することができた。

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posted by 里実福太朗 at 23:22| 動物

2012年06月26日

「奥の細道」弾丸ツアー

飛行機を使えば、旅行先での滞在時間を増やすことはできるが、国内便は羽田空港を利用することになってしまう。羽田着便の航空機騒音に悩まされているというのに、その自分が、騒音をまき散らす飛行機に乗ることには抵抗感がある。ということで、今回の東北旅行は、新幹線を利用するツアーに申し込んだのだった。

先週の金曜日の朝は、始発のバスに乗るために五時に起きた。しかしあいにくの雨、それも暴風雨並みの悪天候だった。実際、千葉県北西部には、大雨警報が発表されていたのだ。さらに東京都でも、大雨・洪水警報が出されていた。

始発のバスで京成電鉄の駅に向かい、そこからは快速電車で上野まで行くことにしていた。改札を抜け、ホームに向かう途中で、構内アナウンスが聞こえた。停電のため、八千代台までの折り返し運転になっているということだった。

京成が動かなければ、上野まで行くには、勝田台駅から東葉高速・東西線を利用するしか手段がない。駅員に訊けば、日本橋駅で銀座線に乗り換えれば、上野に行くことができると教えてくれた。

大雨警報が出て、電車が停電のために不通となる、という具合に、かなり手荒なやり方で門出を祝ってくれた。芭蕉が、奥の細道の旅に出立した時とは大違いだ。ちなみに芭蕉が江戸を出立したのは弥生の二十七日(新…五月十六日)、今回のツアーの最初の見学地である平泉・中尊寺で、芭蕉が「光堂」の句を詠んだのは、五月十三日(新…六月二十九日)のこと、芭蕉も梅雨空のもと、奥の細道を旅していたのだろう。

次第に混み合ってくる東西線の車内で、日本橋で乗り換えずに大手町まで行けば、そこから東京駅までは地下道でつながっている、わざわざ上野まで行く必要はないではないか、本来の集合場所である東京駅に直接行った方がいいのではないか、しかしツアー会社にはすでに上野から乗ると連絡してある、当日の朝変更してもよいものだろうか、そんなことを考えていた。

結局、新幹線の乗車券・指定券は、参加者全員の分を東京駅からのものを手配しているはずだと思い至って、大手町まで行くことにしたのだった。大手町で下車してから、念のため、緊急連絡先に電話を入れて事情を話したら、直接東京駅の集合場所に行ってもかまわないということだった。横浜から参加予定の一名が、やはり交通機関のトラブルでキャンセルすることになり、三十九名参加のツアーとなった。

芭蕉は平泉まで約一月半ほどの日数を費やしたが、現代版「奥の細道」紀行は、新幹線で新白河駅まで行き、そこからはバスに乗り換え、平泉までは東北自動車道をひた走り、合計所要時間は五時間ほどだった。


〔開業30周年を迎えた東北新幹線〕
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家を出た時は土砂降りの悪天候だったが、北に行くにつれて天気は快方に向かい、中尊寺では青ゾロあの本での参拝時たった。

〔昼食場所の「ゆめやかた」〕
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〔平泉町営中尊寺第1P側から見た「ゆめやかた」〕
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posted by 里実福太朗 at 02:00| 里ふくろうの日乗

2012年06月25日

営巣は場所選びが大切

庭の木に営巣したキジバトは、一日中、巣の中で座り続けて卵を温めている。一日中観察していたわけではないので断定はできないが、飛び立つ羽音を耳にすることはなかったから、そう思ってもよさそうだ。

ヒヨドリは、卵をたためている時、何度か飛び立っていくことがあった。もう諦めたのかと心配したが、しばらくするとちゃんと戻ってきた。ところがキジバトはじっと忍耐強く巣の中にとどまって、ひたすら卵を温めている。人目につきやすいところに営巣しているため、極力動かないようにしているのだろうか。

忍耐強さに感心することしきりだが、一方で、そのことは危険を招くことにもつながる。巣のしたにフンが落ちているのは、卵を温める姿勢のままで用を足しているからなのだろう。そしてその糞が、皮肉なことに巣の存在を暗示することになってしまうからだ。

巣を下から見上げているうちに、その木のその場所に営巣した理由が分かった。ヒヨドリは、巣を枝に括り付けるようにして固定していたが、キジバトは、絶妙な形に枝分かれしている部分に、巣をのせていた。

普通枝分かれは、鋭角的にそれぞれの方角に延びていくが、その枝分かれは半円を成し、延びていく二本の枝は、その先でさらに折れ曲がって平行線を描いていた。巣は、その枝分かれの部分にすっぽりと収まっているから、枝が少々揺れてもびくともしないにちがいない。道路に近いという欠点はあるが、巣を固定するために、最適な形状の場所を選んだということなのだろう。

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posted by 里実福太朗 at 23:00| 動物

2012年06月24日

今度はキジバトが…

何日か前から、キジバトが道路に面した木に小枝を運んでいる様子を夫人が目撃していて、巣を作っているかもしれないと言っていた。その後、一泊二日の東北旅行から帰って来てから一夜明けた今日、抱卵しているのを確認した。今度はキジバトが、庭の木に巣を作り卵を温め始めたのだ。

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その木は、我が家の庭木の中では一番背が高く、こんもりと茂っている。しかし道路に面したところにあって、車は通り、朝夕にはイヌをつれて散歩する人も通る。たまには、ネコも出入りする。カラスは目が良いから、簡単に見つけることもできそうだ。そんなところに営巣したのだ。

ヒヨドリは、家の北側の人目につかない場所で営巣・抱卵して、ヒナたちは無事巣立っていった。巣は見るからに丁寧に堅牢に作り込まれていた。ヒナたちが巣だった後の内部は、フンも見あたらず、清潔に保たれていたことが見て取れた。巣の下の地面にも、フンは落ちていなかった。

それに比べると、今度のキジバトの巣は様子が違っている。巣の作り方が、どうも雑な感じなのだ。小枝はビッシリと敷き詰められていなくて、隙間が見える。木の下の道路脇には、小枝が何本か落ちている。サクの上にフンがこびりついている。どうやらこのキジバトは、ヒヨドリのような繊細さは持ち合わせていなくて、かなり大雑把なところがあるように思われる。

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ヒヨドリのヒナが無事巣立ってくれて、実はホッとしたところだった。ところが、今度はキジバトが卵を温め始めたものだから、また心配の種が増えてしまった。ネコが庭に入り込んでくれば、写真を撮りたいのを我慢して追い払わなければならない。カラスの鳴き声が聞こえれば、これも追い払わなければならない。人目につけやすいところに営巣したものだから、巣立っていくまで、心配の種は尽きそうにもない。大して広い庭ではないのに、どうして我が家を産卵場所に選ぶのだろうか。

posted by 里実福太朗 at 23:50| 動物

2012年06月21日

台風の贈り物の行方

台風4号が残していった傷だらけのブリキ板は、我が家の一部が強風に剥ぎ取られて飛んだものではなかった。当方で一時的に保管してはいるものの、どこかに所有者がいるはずだから、拾得物になる。となれば、勝手に処分することはできないということにもなる。

ただ、へこんだり折れ曲がったりで、哀れな状態になったブリキ板は、もう再生利用は望むべくもなかった。粗大ゴミとして廃棄するより仕方のない状態なのだ。所有者も分からないそんな状態のものは、もう処分するより仕方ないのだが、ところが処分するにしても、その費用がかかる。

台風4号の迷惑な置き土産は、どう扱ったらよいのか…いろいろ考えてみたが、なかなか良い解決策が浮かばなかった。このまま我が家であずかっているわけにもいかず、そこで、とりあえず市役所に相談してみることにした。

市役所には、いろいろな課があって、それぞれ担当する業務が細かく分かれている。ホームページで調べても、細分化され過ぎていてなかなか相談部署の見当がつかない。今思えば、まず代表電話番号にかけて、担当部署を教えてもらえばよかったのかもしれない。しかしホームページの迷路に入り込んでしまっては、なかなかそこから抜け出すことができない。結局、それらしい名称の課に電話をかけてみたのだった。

電話をかけた課では、そのようなものの扱いについては分からないということだったが、応対した職員は、担当部署を調べてみるから、いったん電話を切り改めて連絡すると返答してくれた。程なく、電話がかかってきた。先ほどの人ではなく、廃棄物を担当する部署の人だった。すぐにトラックで、落下物を受け取りに行くということだった。

30分ほどして、緑色のトラックが家の前で止まった。こうして台風の迷惑な贈り物は、トラックで運ばれていったのだった。予想外のすばやい展開で、あれよあれよという間に事は進み、一件落着となった。

posted by 里実福太朗 at 23:55| 里のつれづれ

2012年06月20日

台風4号の贈り物

台風四号は過ぎ去ったが、午後になっても時おり強い風が吹く。気温は28度、台風一過の蒸し暑さとなった。

昨夜は、台風の影響で叩きつけるように雨が降ることもあったが、それより増して我がもの顔に吹きすさんだのは風だった。突風は、荒波がひいてはまた押し寄せるように、間歇的にそして執念くうなり声をあげた。

夜半過ぎ、何か金属製の物が地面に叩きつけられる音が聞こえた。先ほどから強風が吹くたびに、家のそこかしこから不気味な音が聞こえてきて、家の一部が剥ぎ取られ、風にさらわれていってしまうのではないかと、不安に駆られている矢先の出来事だった。

すぐさま、手近に用意してあったヘルメットをかぶり、懐中電灯を手にして、風が渦巻く庭に出た。あの3.11の大地震以来、ヘルメットと懐中電灯はいつも身近に置いていたから、こんな時にも役に立つ。

庭をサッと見回してみたが、不審な物はなかった。
「道路の方よ」
二階から教えてくれたのは、夫人だった。かなり大きな音だったので、やはり気になったようだった。ただ、近隣の家々は、雨戸を固く閉めていて、明かりさえ漏れていなかった。

ほそ長い物体が、街灯の下に吹き寄せられていた。依然として衰えを知らない強風下では、放置しておけばまた吹き飛ばされて、住宅地のどこかに被害をもたらすかもしれない。回収して、とりあえず我が家の庭の隅に保管しておいた。

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自分の家のどこかが壊れて飛ばされたのなら、修理をする必要があるかもしれない。家の回りを一巡りしてチェックしてみたが、そういう形状の物を使っていそうな箇所は見あたらなかった。近隣の家を、道路側からざっと見て回っても、何らかの被害を受けている様子は見つからなかった。となると、あの強風のために、もっと遠くの方から飛ばされてきた可能性も否定できない。

以下は再現画像。こんな具合に、街灯の下にあった。
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posted by 里実福太朗 at 14:00| 里のつれづれ

2012年06月18日

つぎはぎだらけのゴーヤネット

ゴーヤの背丈が1メートルを超えてきて、いよいよネットを張らなければおいつかなくなってきた。昨年使ったネットは、どこかにしまっておいたはずなのだが、先日探してみたけれど見つからなかった。ところがその後、ひょんなことから庭の物置に入っているのが見つかった。

ネットは、去年とは違う場所に張ることにした。それは、一つにはゴーヤには連作障害があること、もう一つには緑のカーテンにするため、こういう二つの意図があってのことなのだ。それ故、ネットは昨年より多めに用意なければならないのだが、とりあえず、見つかった去年のネットだけを再利用してみることにした。

当然のことネットは、それを張る場所によって形状を工夫しなければならない。庭から二階のベランダにのばして張るためには、去年使ったネットのままではうまくできない。そこで切ってはつなぎ、切ってはつなぎ合わせることを何回か繰り返して、どうやら緑のカーテンにふさわしい形状に仕立て直すことができた。小一時間ほどかかってしまった。もちろんそれで終わりではない。次に、ネットを張る作業がある。こちらも意外と手間取って、さらに小時間を費やすことになってしまった。

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バス停に行く途中にも、ゴーヤを育てている家がある。そこのゴーヤは、すでに黄色い花をつけていた。当方のゴーヤは、まだその気配はないが、そのうち、去年のようにたくさんの花をつけて、立派なゴーヤをたくさん実らせてくれることだろう。苦労して張ったゴーヤネットを見上げていると、青々と茂った葉の間から、大きなゴーヤがいくつも垂れ下がっている光景が目に浮かんできた。

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posted by 里実福太朗 at 23:50| 里のつれづれ

2012年06月16日

パリから時空を越えてネコ公園へ

パリに特別な思いを抱くのは、ウディ・アレンも例外ではなかった。その思いが高じて、現代と1920年代のパリとを、タイムスリップして行き来する映画を創ってしまった。しかも、ピカソとかダリとかドガや、ヘミングウェイとかT.S.エリオットとかが登場する破天荒ぶりだから、その思い入れたるや、よって知るべしなのである。

現代のパリは、過去の栄光にすがっているような感じがしないでもないが、それでも、著名な映画監督にこういう映画を創らせてしまうのだから、その魅力はいまだもって衰えていないということだろうか。そんなことを道々考えながら公園に戻ってきたのは、もう四時を回った頃だった。

メスネコたちは、先ほどと同じように、相変わらずサクの内側に座っていた。いや、もう少し正確に言おう。実は、違う点はあったのだ。ネコたちは、段ボールを座布団代わりに座っていた。

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以前、エサをやりに来たおばさんに、こんなことを聞いたことがあった。
「段ボールがあるわね」
今までも、ネコが段ボールの上に座っている光景は、何度となく見たことがあった。おばさんは、こちらに教えてあげるというような感じで続けた。
「段ボールがあるということは、エサをやる人が、もう来たということなのよ。その人たちが、段ボールを敷いてあげるの。だから、それのあるなしで、エサをもらったかどうかが分かるわけ」

おばさんのその説によれば、すでにエサやり人は来てしまったということなのだ。改めてネコたちの顔を見れば、確かに満ち足りたような顔をしている。実際ネコの脇には、ペーパープレートが置かれていて、食べ残しの餌がのっていた。

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ポン太もエサにありつけたかもしれない。そう思ってお気に入りの場所に行ってみたが、ポン太の姿はそこにはなかった。池のほとりを少し歩いて探してみたが、出会うことはなかった。ただその途次、自転車に乗って現れたおじさんが、今まさにエサをやろうとしている場面に遭遇した。やはり、歩いてみるものである。

以前お山の方で、保健所からエサやり許可を取り付けるまでの苦労話を聞いたことのある、あのネコサポーターだった。その時に、池の方に下りてエサをやることもあると聞いていたが、その場面に遭遇したのだった。

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「こんにちは、いつぞやは…」
そう声を掛けると、頑固そうな、不機嫌そうな表情が少しゆるんだ。
「そのネコちゃんの名前は、なんて言うんですか」
「プーちゃん」
「この辺りが縄張りのようですね」
「そうだよ、もう7年位いるよ」
「ポン太を見かけませんでしたか」
「ポン太?…どんなネコ、色は?」
「黒と白で、顔の毛の色が、ちょうど八の字のように黒と白とに分かれているんですよ」
「知らないな〜、おばさんたちが、エサをやっているネコかな」
「そうです、そうです」
「そのあたりには、近づかないようにしてるんだ」
結局、ポン太の行方は分からなかった。そしてエサやりを終えると、
「それじゃ、また」
ちょっと意外な感じがしたが、たしかに『また』と言って、自転車にまたがって去って行った。


posted by 里実福太朗 at 23:50| ねこ

2012年06月15日

またポン太がいなくなった

ポン太の姿を見たのは、五月の末のことだった。肩の辺りの毛は、よりいっそう抜け落ちて、気の毒な状態になっていた。顔つきもますます険しさを増していた。それでも、姿を見つけた時に、「ポン太」と呼ぶと「ミャー」とないて近寄ってきた。

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その日以来、またもや姿を消してしまった。いるのはメスネコたちだけ、彼女たちは、いつもの場所にいつものごとく座って、園内を行き来する人たちを眺めていた。

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金属製のサクの内側にいて、声を掛けても近寄ってこないから、撮影しようにもあまり面白みがない。エサやりの人が来れば、そこから出てくるのだが、彼らの姿も見えない。

夕方になれば、動きが出てくるはずだが、日が傾き始めるまでは、まだかなり時間があった。1時間や2時間程度ならベンチに座って時間をつぶすことはできるのだが、それ以上となると、まだ修養が足りないのか、苦痛を感じるようになってしまう。お山の方に行って美術館巡りをしてみようか、それとも…そうだ、映画を見に行こう。夕方までのヒマつぶしに、映画をみるにしくはなし、ということに考えが固まった。

posted by 里実福太朗 at 23:50| ねこ

バス停途中のワンちゃん

最寄りのバス停に行く途中に、手を挙げて挨拶すると、いつもシッポを振って挨拶してくれるワンちゃんがいる。見ず知らずの人に愛嬌を振りまいていては、番犬としての役目は果たせないのが、ちょっと心配ではある。

いつもは、バスの到着時刻が迫っていて挨拶するだけだったが、今日は少し間があったので、写真を撮らせてもらった。

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posted by 里実福太朗 at 23:30| 動物

2012年06月13日

停電の原因は何だ

朝の六時前に、夫人の声で目が覚めた。いつもならまだ深い眠りに落ちている時刻に起こされたものだから、いっこうに頭が回らない。なかば夢うつつの状態でやっと理解したことは、ブレーカーが落ちてしまって電気が使えないということだった。

配電盤のある洗面所に行く途中で、以前にも同じようなことがあったことを思い出した。あの時もブレーカーが落ちてしまって、その原因を特定するのに手間取ったのだった。ヒョッとしてあの時と同じことが発生したのだろうか、と半信半疑ながらも記憶をさぐって、その時と同じように原因追及の手順を試してみた。

家の電気系統の配線は、五ブロックに分かれていて、それぞれのブロックに配電盤のスイッチが割り振られている。その五つのスイッチを、いったんすべてオフにしておいて、ブレーカーをオンに戻す。その後スイッチを一つ一つオンにしていき、あるスイッチをオンにした時にブレーカーが落ちれば、そのスイッチに対応した配線ブロックに何らかの問題があるはずなのだ。

スイッチ1on → 問題なし
スイッチ2on → 問題なし
スイッチ3on → 問題なし
スイッチ4on → 問題なし

この結果、スイッチ5に対応した配線ブロック5に問題があることが分かった。ブロック5には、井戸水汲み上げ用の電動モーターが設置されている。前回もこの電動モータに問題があった。今回もその可能性が高い。

電動モータの電源をオフにしてから、スイッチ5をonにしてみた。ブレーカーは落ちない。ブロック5内の電気器具は、問題なく使える。そこで、電動モーターのスイッチを入れてみたところ、ブレーカーは落ちてしまった。これで原因は特定できた。やはり前回と同じ箇所に問題があったのだ。

こうなると、問題を生じさせた原因も見当がつくというものだ。多分、アイツが悪さをしたに違いない。そう予想して、電動モータのカバーを取ってみたところ、やはりアイツがいた。部品と部品とをつなぐ配線の狭くなった部分に、アイツがへばりついていた。コイツの体を電流が流れて、ショートさせていたのだろう。ソイツを取り除けば一件落着となるに違いない。

前回もそうだった。コイツ一匹のためにブレーカーが落ちて、家の電化製品のすべてが使えなくなってしまったのだ。細長いヘラで、ナメクジを取り除き、あらためてスイッチ5をonにしてみた。今度は、ブレーカーは落ちなかった。

ナメクジ一匹のせいで、朝っぱらから大騒動となった。梅雨のジメジメした季節には、ナメクジが発生して、こんな事件を引き起こす。二度あることは三度ある、ということにならないように、ナメクジを防ぐ手立てを、考えておかねばなるまい。
posted by 里実福太朗 at 23:50| 里のつれづれ

2012年06月12日

隅田川クルーズ

梅雨入りしてから最初の日曜日は、前日の梅雨空から一転して、初夏を思わせる好天気の朝を迎えた。

その日の午前中は、神楽坂建築塾・美術塾・写真塾の合同講座【ブラタモリの岡本哲志氏が解説する「水の都・東京」】の隅田川クルーズが予定されていて、前日から空模様が気になっていた。天気予報では空模様は思わしくなく、せめて雨だけはやんでくれないかと願っていたのだった。

浅草橋の三浦屋より乗船して、以下のルートで3時間ほどの水上散策をして戻ってくるというクルーズだった。参加者は65名ほど、そのうち写真塾は、大橋塾長をはじめとして、講師の北田先生・野口先生、そして塾生13名を含む総勢16名が屋形船に乗り込んだ。

〔浅草橋三浦屋〕
神田川
 ↓
隅田川
 ↓
日本橋川
 ↓
隅田川
 ↓
小名木川
 ↓
隅田川
 ↓
神田川
〔浅草橋三浦屋〕

いつものことながら、写真はたくさん撮ったものの、RAWデータで保存しているため、現像などのあと処理がなかなか面倒なのである。昨日から少しずつ始めたがなかなか進まず、そのうち少しずつアップしていこうとは思っているが、さて、いつになることやら…

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いよいよ、出発。屋形船は神田川を上流に向かって、遡っていく。

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posted by 里実福太朗 at 23:50| 里ふくろうの日乗

咲いたのはこんな花

昨日のつぼみが花開いて、その姿を見せてくれた。花の形はアヤメ(アイリス)の系統に連なるようだが、庭で見るのは今年が初めてのような気がする。アヤメ系統の花は、四月下旬のニオイイリスに始まり、イチハツを経てジャーマンアイリス・ダッチアイリスで終わることが例年の常だったから、6月に入って咲き始める花の記憶はなかった。

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同じアヤメ系の花にカキツバタがあって、ちょうど今ごろ咲くけれど、水中で生育するのだから我が家の庭で咲くはずはない。アヤメ系統の花で、六月頃に咲くものとしては、花菖蒲がある。それも湿地を好むとされているが、咲いた花の中央下部に黄色の筋があるところからみて、花菖蒲と考えて良いのだろう。梅雨の頃の代表的な花の一つということだから、季節の面でも合っている。さて花の種類は分かったが、今年に限ってどうして花菖蒲が咲いたのだろうか、という疑問は残る。

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posted by 里実福太朗 at 15:20| 里のつれづれ

2012年06月11日

咲くのはどんな花

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posted by 里実福太朗 at 23:55| 里ふくろうの日乗

白いアジサイ

関東甲信地方が梅雨入りしたと発表されたのは、9日のことだった。それに合わせるように、庭のアジサイの花が盛りを迎えている。花の色は、土壌の性質によって変化すると言われている。ただ白一色のアジサイは、どういった条件の時にその色になるのだろうか。

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posted by 里実福太朗 at 23:55| 里のつれづれ

2012年06月08日

新たな自由ネコとの出会い

昼食をとる店を探して歩き回っているうちに、見なれない路地に入り込んでしまった。

今までは、セルフサービスのカフェに入り、コーヒーとサンドウィッチというお決まりのパターンで軽くすませたり、あるいは、ワンコインからのランチメニューがある中華料理店を利用したりしていた。特にその中華料理店は、コーヒーの無料サービスがあり、さらにおかわりも自由なので気に入っていたのだが、さすがに少し飽きてきた。そこで、新しい店を物色していたのだ。

歩き疲れて、もうどの店でもいいや、という気分になって、「カドヤ」という店の角を曲がった時、ネコと遭遇した。道ばたで二匹の猫が、ノンビリと午後のひと時を過ごしていた。

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初対面のネコと接する時は、すぐに近寄ってはいけない。まずは遠くから様子をうかがって、警戒心を抱かれる前に、まず何枚かを撮っておく。そしてネコの顔色をうかがいながら、少しずつ近づいていく。その時、腰を浮かせて逃げる体勢をとり始めたら、多くの場合、それ以上の接近はあきらめた方が良い。

居合わせたネコの一匹は、当方に鋭い視線を向けた。これはダメだな、逃げられるなといったんは思ったが、予想に反して逃げようとする気配は見られなかった。そこで、さらに歩を進めてみたところ、もう一匹がこちらに気づいて、おもむろに腰を上げて、目の前を横切ってどこかへと姿を消した。

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残った一匹のネコは、かなり人に慣れているようだった。かなり接近しても逃げ出すことはなく、いろいろな角度から撮らせてくれた。

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ネコの写真を撮っていると、ネコ好きの人が近寄ってきて、自然な成り行きで話を交わすこともある。

「この辺りには、4匹のねこがいるんだよ」
「このネコに名前はついているんですか」
「いや、野良猫だからね、名無しだよ」
「野良猫にしては、きれいですね、だれか世話をしている人がいるんですか」
「いるようだよ。だけど、嫌いな人もいるからな。まえに、帽子を目深にかぶっている女の人がよくエサやりに来ていたんだけど、文句を言う人がいて、来なくなっちゃったよ。近くの公園のネコにエサをやりに来たついでに、こっちにも来るようになったって言ってたけどな」
「公園では、エサやりのマナー講習会を受けた人が、エサをやってもいいことになっているようですよ、こちらはそういうことはないんですか」
「ないな、みんな勝手にやってるよ。だけどな、ネコがいてくれて助かることもあるんだな。ネズミがいなくなるだろ。ネコがいると不潔になるという人もいるけど、ネズミが出る方が不潔だよ。ネコなんてきれい好きだろ」

一見したところ50歳前後の男性で、話の内容からすると、この近辺に住まいを構えている人のようだった。慣れた手つきで体を撫でたり、抱き上げたりしてひとしきりかわいがってから、「それじゃァ」と言って、閉められていた近くの店のシャッターを開けて中に入り、再びシャッターを下ろした。その店の開店時間は、夕方のようだった。

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posted by 里実福太朗 at 23:50| 里ふくろうの日乗

2012年06月07日

巣立ち

予想よりずっと早く、そしてあっけなくその時はやってきた。今日、巣を確認したところ、三羽のひな鳥の姿がすべて消えていた。巣が荒らされている様子はなかったから、たぶん巣立ったということなのだろう。子育てをするために、せっかく庭の木を貸してあげたのに、まったく挨拶もなしに飛び立って行ってしまった。

それにしても、突然のことだった。昨日の午前中、外出する前に撮影した時には、三羽はまだ巣の中でじっとしていた。巣立ちの時期が訪れていることを示す兆候は、まったく見られなかった。

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今日、隣家の柿の木あたりから、キーキーという鋭い鳴き声とピーピーという鳴き声が聞こえた。すぐさまカメラを持って、庭に飛び出た。柿の木にそっと近づいて目を凝らすと、横に伸びた枝に一羽の鳥がとまっていた。体の大きさ、体型、そして何よりも鋭い鳴き声が、声の主がヒヨドリであることを示していた。

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ひな鳥とおぼしき鳴き声も聞こえたが、ひな鳥の姿は見えなかった。さらに近づこうとした時、キーキーという鳴き声とともに、羽音を後に残して飛び去ってしまった。鳴き声を追って、電線にとまったところを撮った次の写真に写っているのは、羽根がまだ不揃いの状態で、ひな鳥のように見える。たぶん巣立ったヒナのうちの一羽なのだろう。

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さらに追いかけて撮った次の写真を見れば、はっきりとヒヨドリであることが確認できる。

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さて、残された巣はどうすればいいのだろうか。そのうち親鳥が、片付けに来てくれるのだろうか。まあ、そんなことは期待できないけれど、同じ巣を使ってまた子育てをすることがあるのなら、そのままにしておこうか…なにしろせっかく上手に作った巣だから、できれば再利用した方がいいと思うのだが…

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posted by 里実福太朗 at 23:50| 動物

2012年06月05日

再度、航空機騒音問題について

今日も朝から夜まで、航空機音が鳴り響いた。近ごろ、ことさら騒音が耳に障るようになってきたのは、夏が近づき、南風好天時(想定運用比率37%)あるいは南風悪天時(想定運用比率3%)の運行ルートで飛行することが増えてきたからなのだろう。

そもそもこの騒音問題は、羽田空港に新滑走路ができて、飛行コースが大幅に変更されたことによる。せっかく東京湾沿いにあるのだから、海側から着陸すればいいのではないかと思うのだが、多くの航空機を安全に飛行させるためには、広いエリアを確保しなければならないからだという。そういうことならば、羽田は東京都にあるのだから、東京の上空を飛ばせばいいではないかと思うのだが、羽田空港の西側には、横田空域(米軍横田基地などを利用する飛行機を管制しているエリア)があるため、一定高度以上でないと飛行できないという。

千葉の騒音問題の遠因は、横田基地の空域にあるのだ。その横田基地でも騒音が問題となり、周辺住民が起こした訴訟は、その内の4件が決着して、政府から51億円の損害賠償金が支払われたそうだ。

【羽田空港の運用に関してよくある質問】
http://www.pref.chiba.lg.jp/kuushin/haneda/saikakuchou/index.html
(千葉県の公式ウェブサイトより)

【週のはじめに考える 横田基地は必要なのか】
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2012051302000099.html
(東京新聞 2012年5月13日)

ここ佐倉市でも、不愉快な飛行音に辟易としているのだから、もっと南の羽田に近い地域では、飛行機が高度を下げるから、さらに騒音問題は深刻な状況になっているに違いない。案の定、最近の記事に以下のようなものがあった。

【千葉、四街道など うるささ指数悪化 羽田D滑走路 騒音調査】
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20120514/CK2012051402000140.html
(東京新聞 2012年5月14日)

【航空機騒音の苦情増加 ルート変更、新たな被害懸念 羽田再拡張】
http://www.chibanippo.co.jp/c/news/local/82807
(千葉日報 2012年5月22日)

このような状況の中、千葉県と関係25市町との連絡協議会が6月4日に開かれ、国交省から改善策が示されたそうだ。

【羽田騒音連絡協 富津沖 夜間も運用 一部高度引き上げ】
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20120605/CK2012060502000143.html
(東京新聞 2012年6月5日)

『好天時に内陸部上空を避け、富津市沖合を通る飛行ルートの運用を夜間にも広げる』
『南北から進入する着陸機が交差する千葉市上空航路の高度引き上げを検討中』

【海ほたるに「航空灯台」 羽田再拡張の騒音対策 国交省】
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120604/chb12060421380003-n1.htm
(MSN産経ニュース 2012.6.4)

『東京湾アクアラインの海ほたるパーキングエリアの屋上に航空灯台を整備し、海上ルートの飛行を増やす計画を明らかにした。今年度冬季の運用開始を目指す。』
『南風好天時に千葉市上空などを通る着陸ルートの高度引き上げを検討することも明らかにした。実施時期は明示しなかったものの、「早期実施を目指したい」としている。』

これらの記事によれば、改善案のポイントは二つである。
(1)航空灯台を海ほたるパーキングエリアに設置して、富津市沖合の飛行ルートの夜間運用(今年度冬季の実現を目指す)。
(2)千葉市上空などを通る南風好天時の着陸ルートの高度引き上げ(早期実現を目指す)。

さてこれらの改善案で、夜間の騒音を解消することができるのだろうか、千葉市だけでなく、飛行コースの北側地域の騒音問題を解消することができるのだろうか。
 

posted by 里実福太朗 at 23:50| 里ふくろうの日乗

一夜にして羽根が生えそろう

ヒナたちの羽根が、昨日に比べてかなり生えそろってきた感じだ。左側が昨日の状態、右が今日撮影したものだ。

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一夜にして、これほどの違いが生じるとは、思ってもみなかった。昨日から今日にかけて、ちょっと肌寒くなったことが影響しているのだろうか。

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posted by 里実福太朗 at 18:35| 動物

2012年06月04日

正体不明の花の名が分かった

以前正体不明としておいた花の名が分かった。夫人の知り合いの方が、当方のブログ記事を見て、わざわざ調べて教えてくれたのだ。

花の名は「シャリンバイ」、バラ科の常緑低木、名前の由来は、ウィキペディアによれば『枝の分岐する様子が(葉の配列の様子とも)車輪のスポークのようで花が梅に似ること』からそう名付けられたそうだ。

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上の写真は5月23日に撮影したもの、現在は、次のようになっている。花は散り落ちることなく、枯れて茶色に変色したまま枝に残っている。なんだか異様な感じを受ける。

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【シャリンバイ】…ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%90%E3%82%A4

【シャリンバイ】…Google検索結果
http://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%90%E3%82%A4&hl=ja&prmd=imvns&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=627MT66sFoTKmAXU3-iGDw&sqi=2&ved=0CHUQsAQ&biw=1280&bih=869#q=%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%90%E3%82%A4&hl=ja&sa=X&tbm=isch&prmd=imvns&bav=on.2,or.r_gc.r_pw.r_qf.,cf.osb&fp=1&biw=1004&bih=903
posted by 里実福太朗 at 23:00| 里ふくろうの日乗

丸い黒目

今までも、時どき薄目を開けていたが、今日は丸い黒目をハッキリと開けていた。

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posted by 里実福太朗 at 12:13| 動物

2012年06月03日

ヒナたちはいつも空腹

カメラを巣の上にかざすと、ヒナたちは親鳥が来たとカン違いして大きな口を開く。エサがもらえるものと期待して、思いっきり大きな口を開く。申し訳ない気持ちになって、一脚の先につけたカメラを部屋の中に引き入れるが、ヒナたちはクチバシは閉じても、上に向けたままにして、待ち続ける。親鳥が、一日何回エサをやるのか分からないが、ヒナたちはいつもおなかを空かせて待っている。

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posted by 里実福太朗 at 12:58| 動物

2012年06月02日

ヒナの巣は強化構造

狭い巣の中で、三羽が身を寄せ合って眠っている。親鳥はたまにエサをやりに来るだけ、近くの枝で見守っているのだろうか。

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巣の作り方は、内側を木の枝で円形に組み立て、その外側をスズランテープで囲んで強度を高めている。複数の材料を組み合わせて、なかなか上手に作り込んである。今の時代を生きる鳥たちも、子供を育てる環境にはいろいろと気を遣っているということなのだ。

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posted by 里実福太朗 at 12:03| 動物

2012年06月01日

古賀氏が語る大飯原発再稼働へのシナリオ

橋下大阪市長が、大飯原発再稼働について、過去の発言を翻し、一転して再稼働容認に舵を切った。その変身ぶりに、やはりナ、と思ったり、戸惑いを感じたり、と受け止め方はいろいろあったと思われる。

実は、今回のような結果に至ることを、前もって予想していた人物がいる。あの古賀茂明氏だ。YouTubeに投稿された『古賀茂明氏「枝野経産大臣には気をつけよ」』の中、「脱原発を掲げる橋下市長への対策」と見出しがつけられた箇所で、次のように述べている。

(再生開始後、3分経過からの内容)
◇今年の年明けの時点で、経産省は3月頃に再稼働することを決めていた。
◇誤算は、橋下市長が強硬に反対したこと、そのために遅れているが、基本路線は同じ。
◇橋下対策は、時間をかけること、時間をかければかけるほど、企業が大変になる。こういう節約をお願いしますということを、わざとギリギリまで出さずに、去年の東京の計画停電をやられたら大変なことになると思わせ、企業の不安を煽る。
◇商工会議所などに指令を出して、再稼働への圧力を強めていく。
◇時間がたてばたつほど、再稼働容認の声が高まってくる。
◇橋下市長の意見は、一部の声として無視できるようになる。

【古賀茂明氏「枝野経産大臣には気をつけよ」】
http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=ZU9ErEo_3LM

以上が、古賀氏の語る大飯原発再稼働へのシナリオなのである。橋下市長の豹変ぶりを見れば、納得せざるをえない。

古賀氏は、消費税増税についても、以下の動画の中で語っている。ポイントは、「増税しなかったらギリシャのようになる」のではなく、「増税するとギリシャのようになる」という点である。

【古賀茂明氏このまま増税したら日本も確実にギリシャへの道! 】

(hidoiyononaka さんが 2011/10/21 にアップロード )
posted by 里実福太朗 at 21:26| 里ふくろうの日乗

ヒナたちは熟睡中

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posted by 里実福太朗 at 14:00| 動物