2008年08月15日

「原油価格急騰」記事の検証

昨日の朝日新聞の夕刊に、「NY原油急騰」という書名入り(丸石伸一)の記事が載った。ニューヨークから送られてきた記事で、WTI原油先物価格が急騰して、116ドルになったという内容である。

確かに日本時間の14日、今まで続落してきた原油価格が久しぶりで上がった。このまま上昇を続けるのだろうかと思いつつ、チャートの変動を注視していたところ、15日の1時過ぎに急落して113ドルになった。その後も値下がりが続き、現在(16日午前0時)は111ドルまで下がってしまった。

急騰という記事を載せて世間の不安を煽ったのだから、上昇幅よりさらに大きな値下げ幅で急落したことは、当然読者に知らせるべきなのに、今日の夕刊にはそれに関する記事はなかった。言いっぱなしなのである。

急騰の記事だけ載せて、急落の記事を載せないというのは、いかにも無責任な対応と言わざるを得ない。今という時代は、マスコミだけが情報源ではない。私たちはマスコミの流す情報に惑わされないように、さまざまな情報源を活用して、適確な判断をくだすことが求められているのである。
posted by 里実福太朗 at 00:00| 里ふくろうの日乗