2008年08月26日

ツクツクホウシが鳴かない

子どもたちの夏休みが、もう一週間を切ってしまったというのに、ツクツクホウシが鳴かない。だいぶ前に一度鳴いたことがあったが、それ以来鳴いていない。たぶんそのツクツクホウシは、地上に出て来るタイミングを間違ってしまったのだろう。

セミのセカンドステージは短い。地上に出て羽化してから、1〜2週間で命が尽きてしまう。地上に出れば1〜2週間で死に到るのである。言い換えれば、地上に出ることは死地に赴くことを意味するのだ。

セミたちにとって地上はそういう場所である。だから念には念を入れて、熟考に熟考を重ねて、地上に出るタイミングをはかるのである。一年先送りすれば、命は一年延びる。今年出る決断をすれば、命は今年で尽きる。セミにとって、地上に出る時期を決めることは、とても難しいことなのである。

今年は、アブラゼミが鳴き始める時期が遅かった。だからツクツクホウシが鳴き始めるのも、たぶん遅くなるのだろう。ここ数日は涼しい日が続いている。暑さが戻ってくれば、ツクツクホウシも鳴き始めることだろう。
posted by 里実福太朗 at 22:45| 里ふくろうの日乗