2010年07月07日

今日は七夕…「権藤はなよ」を探し求めて

国会図書館に出かけた一昨日は、本当に蒸し暑い日だった。少し歩くとすぐ汗がにじみ出てきた。それでも国会丼を食したためか、「たなばたさま」を作詞した権藤はなよに関する資料を探すため、大学付属図書館に向かう足取りはそれほど重くはなかった。

オープンカレッジの受講生には会員証が発行され、それを所持することで大学が提供するいくつかのサービスを受けることができる。その一つに図書館サービスがある。図書館の入口で会員証を提示して一日利用カードを受取り、それを入館ゲートの機械に通すことで図書館を利用することができる。

あらかじめ家のパソコンで調べて、権藤はなよの作品が掲載されている雑誌の所蔵場所は、3階のバックナンバー書庫であることは分かっていた。書庫への出入り口には、もう一つの関門が待ち受けていた。近くのカウンターで入庫許可を得て、荷物は貴重品・筆記用具などを除いてロッカーに入れなければならない。

少し面倒だが、書庫に入って必要な資料を自分で探すことができるのはありがたい。特に雑誌の場合は、掲載されている巻数が分からない場合もあり、国会図書館のような資料請求システムだと、自分で書架を探し回る手間は省けるが、何回も請求手続きをして、やっと必要な資料を閲覧することができるようになることもある。

書庫内にはコピー機も複数台設置されていた。あらかじめコピー機専用のプリペイドカードを購入しておけば、それを差し込むだけでコピーすることができる。このように関門を通過すれば、かなり効率的に資料を集めることができるようになっていて、権藤はなよの3点の資料も、短時間で手にすることができた。

3点の資料のうち1点は、作者名が「権藤はなよ」ではなく、旧姓の「伊藤はなよ」になっていた。「権藤はなよ」の旧姓が、「伊藤」であるということが分かっていなかったら、その作品は調査の網の目から漏れてしまったことだろう。

コピーした資料は、昨日の午後、今回の依頼主である甲府の従妹のもとに送った。遅くとも明日までには届くことだろう。
posted by 里実福太朗 at 23:00| 里ふくろうの日乗