2010年08月11日

北田英治氏のスーザン・ソンタグ(2)

神楽坂のアユミギャラリーでは、現在、企画写真展「時」が開催されている。写真塾の塾長・講師の先生、塾生の写真などのほかに、さまざまな写真家の力作が展示されている。

暑い夏のひとときを、冷房の効いた室内で、写真を見てはいろいろなことに思いをはせ、ユッタリと過ごすのもなかなかいいものだ。

昨日のブログでは、北田英治氏が撮影したスーザン・ソンタグの写真についてふれたが、今回の写真展では、氏が撮ったスーザン・ソンタグの写真と直に対面することができる。

ギャラリーを入った左手奥に、その写真は展示されている。「同じ時のなかで」の表紙カバーの写真、朝日新聞掲載の写真、その両者とはまた違った凄みのある表情が、見る者の心をとらえて離さない。

彼女の折り畳まれた右手は、画面左下から右上へとのび、こぶし越しに虚空に注がれる鋭いまなざしは、まるで何ものかに怒りをぶつけているかのような激しさを湛えている。

撮影年月日は、2002年5月1日となっていた。

〔アユミギャラリーの中庭〕
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posted by 里実福太朗 at 23:58| 里ふくろうの日乗