2010年12月14日
「野口雨情」
著者:野口雨情
編者:野口存彌
発行:2010年1月25日
…日本図書センター
野口雨情ご令息・存彌(のぶや)氏から、上記書籍が送られてきた。野口雨情は、「十五夜お月さん」「七つの子」「赤い靴」「船頭小唄」「はぶの港」などを作詞したことで広く知られている詩人、その雨情が権藤花代にあてた葉書が収録されていた。
消印は大正13年9月25日、花代がまだ大阪に住んでいる時に出されたものだった。雨情の娘「恒子」は、三歳の誕生日の前に亡くなってしまう。そこには、その悲しみが切々と綴られていて、そういう個人的感情を包み隠さず記しているということは、それだけ二人の師弟としてのつながりが強かったということなのだろう。
posted by 里実福太朗 at 23:30| 里ふくろうの日乗