2013年08月05日

権藤はなよの詩碑巡り

権藤はなよ作「たなばたさま」の詩碑は、JR穴山駅の近く「穴山さくら公園」内に建つ。駅の南側に変電所があり、それをはさんでさらに南側にその公園がある。平成19年度に完成した新しい公園で、公園の北側には駐車場もある。この「穴山さくら公園」で詩碑の除幕式が行われたのは、七月七日の七夕の日のことだった。

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権藤はなよの詩碑は、この「たなばたさま」の碑のほかに8基、合計9基が穴山の里に点在している。今回の旅行では、そのうちの5基を確認することができた。以下、詩碑の写真とそこに刻まれている詩を載せておく。

1.穴山さくら公園
〔たなばたさま〕

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ささの葉 さらさら
のきばに ゆれる
お星さま きらきら
きんぎん すなご

ごしきの たんざく
わたしが かいた
お星さま きらきら
そらから みてる

2.夏目公民館
〔ないしょ ないしょ〕

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山葡萄 みつけた
まだまだ 青い
葉っぱのかげに かくせ
ないしょ ないしょ ないしょよ

山ぐみ 見つけた
まだまだかたい
葉っぱをかぶせて かくせ
ないしょ ないしょ ないしょよ

だれにも 言うな
小鳥も食むな
葉っぱのかげで あかく
こっそり こっそり こっそりよ

3.石水公民館
〔雲雀の子〕

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ちらほら麦の穂 出る頃は
雲雀の子供が 巣立ちます
ピーチク ピーチク ピーチクピ
朝もはよから 唄げいこ

そよそよ麦の穂 そよぐころ
雲雀の子供が 巣立ちます
一とび 二とび ぴょんととび
日暮れ頃まで とびげいこ

4.いとーくる伊藤窪公民館
〔願かけた〕

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お宮の石段 百五段
蟻の子供が 上ってく
切られたおひげの 伸びる様に
願かけませうと 言っていく

二十五段で 日が暮れて
五十五段 月が出た
月の明かりで 蟻の子は
宮に参って 願かけた

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5.穴山公民館(ふれあいホール)
〔雪こんこお馬〕

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雪こんこ降るに お馬が行くよ
お馬の鞍にゃ 雪こんこ白い

雪こんこお馬 冷たくないの
お馬の首も 雪こんこ白い

雪こんこお馬 どこまで行くの
お馬よ急げ 雪こんこ積もる

この詩碑が建つ穴山公民館(ふれあいホール)は、旧穴山小学校の跡地にある。穴山小学校は平成2年3月に廃校となり、116年の歴史に幕を閉じて校舎は取り壊された。今も残されているのは、校門の門柱・屋内運動場・グランドなどである。

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〔穴山小学校閉校之碑〕
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穴山の里の高台にあり、グランドからは甲斐の山々を見晴らすことができる。権藤はなよは、この穴山小学校を卒業したのち、東京に出て行くまでの一時期ここで教鞭をとった。

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posted by 里実福太朗 at 23:50| 里ふくろうの日乗