2012年08月26日

樹胴に棲むカエル

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セミの羽化

セミの羽化の瞬間には、今までに何回か立ち会ったことがあった。その時間は、多くは早朝、あるいは深夜だった。今回は、まだ明るい時分に、羽化直後のセミに遭遇した。

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セミとり

この暑さの中、幼い子供が遊びに来た。熱中症になるのが心配で、昼日中は外に連れ出すこともできない。日が傾くのを待って、近くの総合公園に出かけてみた。昔、子供がまだ同じくらいに小さい時、よく遊びに行った公園だ。一時代が過ぎ去って、再び同じような時間が巡ってきた。

その公園を選んだのは、セミとりをするためだった。「マムシ注意」という注意板があるほどだから、自然は多く残されている。マムシが出そうな所に近づかないようにすれば、セミとり場所としては昔から格好の場所なのだった。

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釣りならばまさしく入れ食い状態、アブラゼミ・ミンミンゼミ・ツクツクボウシが次々に網に入ってきた。虫かごは、またたく間にセミであふれた。孫娘は、セミとりには尻込みしたが、セミの抜け殻とりに熱中して、網の中に大量の抜け殻を集めた。

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2012年08月12日

夜の上野動物園でパンダを見る

上野動物公園では、8月11(土)から16日(土)まで、終了時間を3時間延長して、夜の8時まで開園している。夜行性の動物を見るのには良い機会だと思い、初日の昨日、勇躍出かけてみたのだった。

お目当てはフクロウ、正門を入り、ジャイアントパンダの展示館を通り過ぎて、道なりに右方向に進んで行くと、フクロウ館があるはずだ。

すでに日は落ちて、園内は暗さを増していた。すぐ目の前にあるジャイアントパンダ舎には、展示は終了したと思わせるほど、行列はまったくできていなかった。ここで心が動いた。上野動物園には、何度か入園したことはあるが、パンダはまだ一度も見たことがなかったのだ。

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中国に高額な賃料を払い、赤ちゃんが生まれて成長すれば中国に返さなければならないと聞き、頭の中に、借りることへの疑問符が浮かんでいた。別にパンダが悪いわけではないけれど、なんとなくいやな感じがして、行列までして見たいとは思っていなかった。

ただ、目の前のパンダ舎には行列もまったくなく、フラッシュをたかなければ撮影は可となっているものだから、とうとうそちらに足が向いてしまった。そして実物を見てみれば…パンダは愛くるしく、しぐさはとても可愛らしかったことは認めなければならない。

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〔リーリー〕
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〔シンシン〕
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一度見てから、レンズを替えてもう一度入り直して、パンダ撮影にかなりの時間を費やしてしまったため、フクロウ館に行くのがだいぶ遅くなってしまった。途中、念のため係員に場所を確認したところ、なんと18時20分で終了してしまったということだった。動物によっては展示が早く終了することはあるにせよ、夜行性のフクロウは、これから活発に動き回るはずなのだ。いかにも残念なことであった。
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2012年07月22日

巣立ち

昨日、アオバズクのヒナが姿を現したという知らせが、夫人の知人から届いた。昨日は写真塾の撮影会が横浜であって、そのことを夫人からのメールで知ったのは、横浜に向かう電車の中だった。残念ながらその日は、ヒナの姿を見ることは断念せざるをえなかった。

そして今朝、あのアオバズクのいる木へと駆けつけた。すでに三脚を立て、太くて長い望遠レンズを構えている人が三人ほどいた。ただ、レンズが向けられている方向は、木の上ではなかった。

いつもアオバズクがとまっていた枝には、もうその姿はなかった。周囲の枝を探してみたがやはりいなかった。夫人の知人からの情報によると、ヒナは三羽だったそうだ。昨日は、一日中ヒナの姿を見ることができたそうだ。わずか一日だけ姿を見せて、すでに巣立ってしまったのだろうか。

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〔アオバズクのいない木の枝〕


双眼鏡を持っている人が、周囲の高い木の方をしきりに覗いていたが、アオバズクの姿は見つからなかった。ヒナたちは、まだ飛翔力がないかもしれず、近くの木にとまっているのではないかと探していたようだった。

夕方になれば、巣として使っていた樹洞に戻ってくるかもしれない、それを期待して、夕方また来ることにしていったん引き上げた。そして夕方、再びアオバズクの木を訪れた。しかし、アオバズクはいなかった。こうなっては、巣立ちの時を迎えてしまったのだと考えざるを得ない。

ヒヨドリの時も、巣立ちは早かった。キジバトなどは、巣立ちが気づかれないようにひそかに進められた。そしてアオバスクは、一日姿を見せただけで巣立っていってしまった。外敵からヒナを守るために、どの鳥も巣立ちを急ぐということなのだろう。

来年また青葉の季節に、南の国から渡って来るのを待つことにしよう。そして、ヒナの姿を見られるのは一日だけ、と肝に銘じておくことにしよう。
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2012年07月20日

今日のアオバズク

変化なし。いつもの木のいつもの枝に、二羽のアオバズクがとまっていた。ヒナの姿はまだ見えない。

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アオバズクの木に行く途中で出会ったイヌ。

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「ニャー」と声を掛けてきたネコ。

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2012年07月19日

キジバトが消えた

卵を辛抱強く抱いていたキジバトは、何日か前のころから、昼間は巣を留守にして、夕方になると戻って来るようになっていた。そしてここ二・三日は、そのキジバトの姿がまったく見えなくなっている。温めていた卵はどうなったのだろうか、ヒナはかえったのだろうか。

ヒナがかえれば、親鳥がエサを運ぶ様子が見え、巣から頭を出すヒナも見えるものと思っていたが、いっこうにその気配がなかった。小枝を寄せ集めて作られた巣を下から見上げてみると、隙間から木々の緑が透けて見える始末で、巣の中には何もないようにも見えた。

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一脚の先端にデジカメを付けて、リモートケーブルで撮影してみたところ、巣の中にはすでに卵はなかった。抜け落ちた毛と、糞がこびりついていた。ヒヨドリに比べれば巣の作り方が雑であることは、前にも書いた。さらに巣の中を比べてみると、キジバトの方が汚れが目立つ。

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ともかく巣の中には、卵はなく、ヒナもいない。カラスにでもさらわれたのだろうか。しかし、カラスが巣の周辺で騒いでいたのを目撃したことはない。となると、こっそりと卵をかえし、ヒナが自立できるようになるまで、人に気づかれないように、巣の中で抱きかかえて育てていたのであろうか。

一週間ほど前になるだろうか、巣の様子を確かめようとして木に近づいた時、「ツン」一声鳴いて、二羽のキジバトが飛び去って行くということがあった。体はこころもち小さい感じはしたが、飛び方もしっかりとしていたから、ひな鳥が巣立って行ったとは思わなかった。

しかし今思うと、それがひな鳥だったのかもしれない。キジバトは二つ卵を産むというから、飛び立っていったキジバトの数とも合う。
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2012年07月14日

今日のアオバズク

今日も夕方になってから、城址公園に行ってみた。二羽のアオバズクが、今までと同じ木の同じ枝にとまっていた。写真の右下がオス(多分)、左上がメスで、この位置関係はいつも同じだ。

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先客は二人、一人はビデオカメラを三脚に設置、もう一人はかなり長いレンズをつけたカメラを三脚の上にのせていた。小一時間ほどねばってみたが、ヒナは顔を確認することはできなかった。

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2012年07月13日

ほんとは愛嬌者のハシビロコウ

説明板によると、上野動物園には五羽のハシビロコウがいるそうだ。それぞれ名前がついていて、その見分け方は、右足にはめられているリングの色で行う。下の写真に写っている二羽のうち、向かって左側の大きなハシビロコウには「黄色のリングが一つ」はめられているから「アサンテ(メス)」、右側は青のリングが一本だから「サーナ(メス)」となる。

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これだけ体の大きさが違うから、大きい方がオスで小さい方がメスだろうと思っていたが、両方ともメスだということのようだ。しかし、あまりにも違いすぎる。説明板には年齢の記載がないけれど、大人と子供のハシビロコウなのだろうか。人前で堂々と大あくびをするところなどを見ると、まんざらその想像はあたっていないこともないかもしれない。

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この小さな方のサーナは、動かないという先入観をみごとに裏切り、活発に動きまわり表情も豊かだった。そんな彼女の様子を眺めていると、無愛想で動かないというハシビロコウのイメージが定着してはいるが、本当は愛嬌者なのかもしれない、そんなふうにも思われてくる。

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2012年07月12日

ハシビロコウが動いた

上野動物園のジャイアントパンダの赤ちゃんが、生後わずか六日目で死んでしまったそうだ。園内には献花台まで設けられ、その前で涙を流す人の映像がニュースでも流されていた。

かく言う私は、上野動物園には行ったことはあるが、どういうわけかパンダ舎には足を向けたことはなかった。興味がないというわけではないが、行ったところで、押すな押すなの人混みで、ゆっくり見ていることなどできるはずもなく、それを思って敬遠していた。

目下のところ、一番興味を抱いているのは、あの動かないことで有名になった「ハシビロコウ」だ。以前見た時は、うわさ通り微動だにしていなかった。こうなると、動くところを見てみたいと思うのは人情で、機会があればハシビロコウと根比べをしてみたいと思っていた。

先日のこと、夕方になるまでの時間をつぶすため、動物園で過ごすという妙案を思いついた。何しろコーヒー一杯の値段で入園できて、閉園までゆっくり過ごすことができるのだ。動物の種類も多いから、写真の被写体に困ることもない。

ハシビロコウがいるのは西園だから、池之端門から入るのがよい。入ってすぐの所にいるからとても都合がよい。

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ハシビロコウは、先日来園した時にいた場所で、同じ立ち姿でたたずんでいた。やはり、鋭いまなざしを一点に注いだまま、哲学者然として孤高を保っていた。動く様子を見るためには、長い時間が掛かりそうだなという予感があった。

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しかしその予想に反して、その時は意外と早くやってきた。動かないはずのハシビロコウが、何を思ったのかゆっくりゆっくり動き出し、カメラを構えている当方の正面にやってきてくれたのだ。そして立つ位置が定まると、集まってきたカメラマンたちが撮りやすいように、ポーズを決めてジッとしてくれていた…まァ、動かないのは得意中の得意だが…わざわざ写真を撮らせてくれるために、来てくれたのだろうか。ハシビロコウの気持ちは分からないが、そう思いなしてそのサービス精神に感謝したのだった。

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2012年07月10日

今日のアオバズク

今日は、夕方の五時頃にアオバズクのいる木に行ってみた。メスの姿は見えず、オスが一羽だけいつもの枝にとまっていた。

上向いて
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下向いて
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後向いて
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2012年07月08日

今日のアオバズク

夕方の4時半頃、着。右下にオス、その左斜め上にメス、親鳥二羽が、ほぼ同じ位置関係で樹上に姿を見せていた。ヒナはまだ姿を現していなかった。

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2012年07月07日

キジバトはまだ抱卵中

庭の木に作った巣で、キジバトが卵を温めているのを発見してから、ちょうど二週間経った。未だヒナは生まれず、卵を抱いて温める日々が続いている。夫婦で交替しながら温めているとはいえ、毎日毎日座り続けて、辛抱強く温めている姿を見るにつけ、無事ヒナが誕生することを願わずにはいられない。

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ウィキペディアによれば、抱卵期間は15日から16日ほどということだから、もうそろそろヒナが誕生してもよさそうだ。

『繁殖期はほぼ周年で、1回に2個の卵を産む。抱卵日数は15-16日。抱卵は夕方から朝までの夜間は雌、昼間は雄が行う。雛は孵化後、約15日で巣立つ。』
…ウィキペディア「キジバト」より
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%82%B8%E3%83%90%E3%83%88

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2012年07月06日

フクロウは満月の夜に生まれる

満月の夜に、フクロウのヒナが誕生するという説があるらしい。その真偽について言及できるほどの知識は持ち合わせていないが、もしそれが本当ならば、フクロウのヒナは二日前の7月4日に生まれていることになる。その日は、満月なのである。

実は前日の3日の早朝に、アオバズクのいる木を訪れていた。興味がひかれることがあると、早起きも苦にならない。その日の朝のアオバズクは、ちょっと眠たげな顔をして、同じ木の枝に止まってじっとしていた。ヒナが誕生した気配はなかった。

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そして今日、またアオバズクの木に行ってみた。アオバズクは、いつのも所に、いつものようにとまっていた。

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庭に巣を作ったキジバトは、夫婦が交代で卵を温めているが、アオバズクはメスだけが卵を温め、オスは外で見張りをして、時にはメスのためにエサを運ぶと聞く。だから、いつも枝にとまっているアオバズクは、オスなのだろう。

いろいろな角度から何枚か撮っているうちに、そのオスのアオバズクから少し離れた木の枝に、黒っぽいものがあることに気づいた。鳥のようにも見えるが、はっきりしない。とりあえず撮ってみて、カメラのモニターで拡大表示して確かめてみることにした。

モニターの画面に映ったまん丸の目、そしておなかに縞模様があるのだから、これはもうアオバズクに間違いない。体は、見張り役のアオバズクより少し小さい。メスのアオバズクなのだろう。

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メスが巣の外にいるということは、もう卵を温める必要はなくなったということであり、つまり、ヒナが誕生したと考えても良いのだろう。満月の日の4日以降今日までの間に、ヒナが誕生したのだ。これだけをもって、フクロウのヒナは満月の夜に生まれる、と結論づけるのは性急に過ぎるけれど、その可能性はなきにしもあらずとしてみることは許されるだろう。
 
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2012年07月02日

拾った羽根はアオバズクのものなのか

昨日アオバズクの撮影をしていた時、夫人が鳥の羽根を拾った。羽根の色から推測すると、たぶんアオバズクのものと思われたが、とりあえず家に持ち帰ってきた。

ネットで検索してみると、アオバズクの写真はいろいろ載っているが、羽根について解説を加えているサイトはあまりない。そんな中、フクロウに関する情報量の多さで際立つのが、漫画家の岩本久則氏が運営しているサイトだ。羽根に関する説明も詳しく載っている。

【久則庵】
http://www24.big.or.jp/~kyusoku/owl.htm
→〔翼・羽毛〕
http://www24.big.or.jp/~kyusoku/owlumou.htm

その説明によれば、フクロウの羽根には3種類あるそうだ。
 ○初列風切羽根…羽軸が極端に左寄り
 ○二列風切羽根…羽軸は中央やや左寄り
 ○羽毛…保温のための羽根

(注)羽軸とは、羽根の中央近くを貫く一本の軸のこと。羽根の種類によっては、その位置がずれることもある。

また、日本には11種のフクロウの仲間が住んでいて、シロフクロウを除くすべてのフクロウの風切羽根には、濃い横縞のストライブがあるそうだ。以上のことから、拾ってきた羽根については、以下のことが分かった。

◇濃い横縞のストライブがあることから、フクロウ(アオバズク)の羽根である。
◇羽軸がやや左寄りであることから、「二列風切羽根」である。

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夫人が拾った羽根は、アオバズクのものだと断定してもよさそうだ。

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2012年07月01日

アオバズクとやっと出会えた

今日は、長年の夢が叶えられた記念すべき日となった。野生のフクロウを撮影することができたのだ。

フクロウの一種であるアオバズクが、歴博に毎年やってくるということは以前から聞いていた。アオバズクは渡り鳥で、毎年青葉の季節に、南の国から日本に渡ってくる。だからアオバズクと呼ばれる。ちなみに「ズク」は古い言葉で、「フクロウ」のことである。その季節に何回か歴博に行き、探し回ったこともあったが、いつも徒労に終わっていた。

フクロウは、大木のウロを住みかとするから、大きな木に絞って探してみた。しかし、大木に限っても歴博には数え切れないほどあるのだから、探し尽くすということなどは、土台無理なことなのである。見つからないまま、いつしか歴博のアオバズクのことは忘れてしまっていた。

昨日、夫人のケータイに一通のメールが届いた。夫人の知人からのもので、歴博でアオバズクを見る幸運に恵まれたことを知らせるものだった。昨日は、たまたま幼い子をあずかっていて…もう小学生になっているのだから幼いとは言えないかもしれないが…すぐに駆けつけることはできなかったので、今日、カメラを持ってアオバズクを探しに行ったというわけだ。

場所は教えてもらっていたのだが、なかなかその場所にたどり着けなかった。その知人の方に連絡を取って、再度、場所の教示を請うて、やっと探し当てることができた。かつて探し回っていた一帯は、まったくの見当違いの場所で、いくら探し回っても見つけられなかったのは、もっともなことだった。

アオバズクが一羽、ウロのある大木からのびる細い枝にとまっていた。フクロウが子育てをするのも、ちょうど今ごろの季節で、巣から落ちたひな鳥を保護したという話も聞いたことがある。近くのウロの中では、連れ合いが卵を温めているのだろうか。

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2012年06月27日

抱卵は交代で

パソコンモニターを長時間見続けた目を休めようと、庭に出てベンチに座っていた。ボンヤリ空を見上げながら、今日はいつもとは違って飛行機の騒音を聞くことが少ないなと思っていると、バサバサと羽音が聞こえて、一羽の鳥が抱卵中の巣がある木にとまった。入れ替わりに、一羽の鳥が葉影から出てきて飛び立っていった。

今まで羽音を聞くことがなかったので、一羽だけで卵を温めているものとばかり思っていたが、そうではなかった。二羽が交代で温めているのだった。

下の写真の一枚目は交代する前、二枚目は交代後のもので、比べてみると体の向きが変わっていることが分かる。親鳥の顔も、初めて確認することができた。

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2012年06月25日

営巣は場所選びが大切

庭の木に営巣したキジバトは、一日中、巣の中で座り続けて卵を温めている。一日中観察していたわけではないので断定はできないが、飛び立つ羽音を耳にすることはなかったから、そう思ってもよさそうだ。

ヒヨドリは、卵をたためている時、何度か飛び立っていくことがあった。もう諦めたのかと心配したが、しばらくするとちゃんと戻ってきた。ところがキジバトはじっと忍耐強く巣の中にとどまって、ひたすら卵を温めている。人目につきやすいところに営巣しているため、極力動かないようにしているのだろうか。

忍耐強さに感心することしきりだが、一方で、そのことは危険を招くことにもつながる。巣のしたにフンが落ちているのは、卵を温める姿勢のままで用を足しているからなのだろう。そしてその糞が、皮肉なことに巣の存在を暗示することになってしまうからだ。

巣を下から見上げているうちに、その木のその場所に営巣した理由が分かった。ヒヨドリは、巣を枝に括り付けるようにして固定していたが、キジバトは、絶妙な形に枝分かれしている部分に、巣をのせていた。

普通枝分かれは、鋭角的にそれぞれの方角に延びていくが、その枝分かれは半円を成し、延びていく二本の枝は、その先でさらに折れ曲がって平行線を描いていた。巣は、その枝分かれの部分にすっぽりと収まっているから、枝が少々揺れてもびくともしないにちがいない。道路に近いという欠点はあるが、巣を固定するために、最適な形状の場所を選んだということなのだろう。

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2012年06月24日

今度はキジバトが…

何日か前から、キジバトが道路に面した木に小枝を運んでいる様子を夫人が目撃していて、巣を作っているかもしれないと言っていた。その後、一泊二日の東北旅行から帰って来てから一夜明けた今日、抱卵しているのを確認した。今度はキジバトが、庭の木に巣を作り卵を温め始めたのだ。

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その木は、我が家の庭木の中では一番背が高く、こんもりと茂っている。しかし道路に面したところにあって、車は通り、朝夕にはイヌをつれて散歩する人も通る。たまには、ネコも出入りする。カラスは目が良いから、簡単に見つけることもできそうだ。そんなところに営巣したのだ。

ヒヨドリは、家の北側の人目につかない場所で営巣・抱卵して、ヒナたちは無事巣立っていった。巣は見るからに丁寧に堅牢に作り込まれていた。ヒナたちが巣だった後の内部は、フンも見あたらず、清潔に保たれていたことが見て取れた。巣の下の地面にも、フンは落ちていなかった。

それに比べると、今度のキジバトの巣は様子が違っている。巣の作り方が、どうも雑な感じなのだ。小枝はビッシリと敷き詰められていなくて、隙間が見える。木の下の道路脇には、小枝が何本か落ちている。サクの上にフンがこびりついている。どうやらこのキジバトは、ヒヨドリのような繊細さは持ち合わせていなくて、かなり大雑把なところがあるように思われる。

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ヒヨドリのヒナが無事巣立ってくれて、実はホッとしたところだった。ところが、今度はキジバトが卵を温め始めたものだから、また心配の種が増えてしまった。ネコが庭に入り込んでくれば、写真を撮りたいのを我慢して追い払わなければならない。カラスの鳴き声が聞こえれば、これも追い払わなければならない。人目につけやすいところに営巣したものだから、巣立っていくまで、心配の種は尽きそうにもない。大して広い庭ではないのに、どうして我が家を産卵場所に選ぶのだろうか。

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2012年06月15日

バス停途中のワンちゃん

最寄りのバス停に行く途中に、手を挙げて挨拶すると、いつもシッポを振って挨拶してくれるワンちゃんがいる。見ず知らずの人に愛嬌を振りまいていては、番犬としての役目は果たせないのが、ちょっと心配ではある。

いつもは、バスの到着時刻が迫っていて挨拶するだけだったが、今日は少し間があったので、写真を撮らせてもらった。

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2012年06月07日

巣立ち

予想よりずっと早く、そしてあっけなくその時はやってきた。今日、巣を確認したところ、三羽のひな鳥の姿がすべて消えていた。巣が荒らされている様子はなかったから、たぶん巣立ったということなのだろう。子育てをするために、せっかく庭の木を貸してあげたのに、まったく挨拶もなしに飛び立って行ってしまった。

それにしても、突然のことだった。昨日の午前中、外出する前に撮影した時には、三羽はまだ巣の中でじっとしていた。巣立ちの時期が訪れていることを示す兆候は、まったく見られなかった。

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今日、隣家の柿の木あたりから、キーキーという鋭い鳴き声とピーピーという鳴き声が聞こえた。すぐさまカメラを持って、庭に飛び出た。柿の木にそっと近づいて目を凝らすと、横に伸びた枝に一羽の鳥がとまっていた。体の大きさ、体型、そして何よりも鋭い鳴き声が、声の主がヒヨドリであることを示していた。

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ひな鳥とおぼしき鳴き声も聞こえたが、ひな鳥の姿は見えなかった。さらに近づこうとした時、キーキーという鳴き声とともに、羽音を後に残して飛び去ってしまった。鳴き声を追って、電線にとまったところを撮った次の写真に写っているのは、羽根がまだ不揃いの状態で、ひな鳥のように見える。たぶん巣立ったヒナのうちの一羽なのだろう。

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さらに追いかけて撮った次の写真を見れば、はっきりとヒヨドリであることが確認できる。

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さて、残された巣はどうすればいいのだろうか。そのうち親鳥が、片付けに来てくれるのだろうか。まあ、そんなことは期待できないけれど、同じ巣を使ってまた子育てをすることがあるのなら、そのままにしておこうか…なにしろせっかく上手に作った巣だから、できれば再利用した方がいいと思うのだが…

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2012年06月05日

一夜にして羽根が生えそろう

ヒナたちの羽根が、昨日に比べてかなり生えそろってきた感じだ。左側が昨日の状態、右が今日撮影したものだ。

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一夜にして、これほどの違いが生じるとは、思ってもみなかった。昨日から今日にかけて、ちょっと肌寒くなったことが影響しているのだろうか。

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2012年06月04日

丸い黒目

今までも、時どき薄目を開けていたが、今日は丸い黒目をハッキリと開けていた。

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2012年06月03日

ヒナたちはいつも空腹

カメラを巣の上にかざすと、ヒナたちは親鳥が来たとカン違いして大きな口を開く。エサがもらえるものと期待して、思いっきり大きな口を開く。申し訳ない気持ちになって、一脚の先につけたカメラを部屋の中に引き入れるが、ヒナたちはクチバシは閉じても、上に向けたままにして、待ち続ける。親鳥が、一日何回エサをやるのか分からないが、ヒナたちはいつもおなかを空かせて待っている。

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posted by 里実福太朗 at 12:58| 動物

2012年06月02日

ヒナの巣は強化構造

狭い巣の中で、三羽が身を寄せ合って眠っている。親鳥はたまにエサをやりに来るだけ、近くの枝で見守っているのだろうか。

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巣の作り方は、内側を木の枝で円形に組み立て、その外側をスズランテープで囲んで強度を高めている。複数の材料を組み合わせて、なかなか上手に作り込んである。今の時代を生きる鳥たちも、子供を育てる環境にはいろいろと気を遣っているということなのだ。

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posted by 里実福太朗 at 12:03| 動物

2012年06月01日

ヒナたちは熟睡中

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posted by 里実福太朗 at 14:00| 動物

2012年05月31日

ヒナ誕生

昨日は外出して、巣の様子は確認できなかった。今朝、窓を開けてみたところ、また親鳥がいなかった。機をのがさないように、かねてより考えていたことをやってみた。一脚の先にデジカメをつけて、リモコンコードで撮影してみようというのだ。

巣の真上に一脚をのばすと、思いがけなくピヨピヨという黄色い鳴き声が聞こえた。そして上に向けられた三つのかわいらしいクチバシが、大きく開かれた。あまりにも突然のことだったのでかなり驚いたが、ヒナが誕生していたのだった。まだ目も開いていなくて、生まれたばかりのようだった。

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クチバシが三つ見えたから、少なくとも三羽は誕生したのだろう。何羽が無事巣立つことができるのだろうか、カラスなどに狙われないように、注意深く見守ってあげることにしよう。
posted by 里実福太朗 at 11:28| 動物

2012年05月29日

ただ今抱卵中(2)

お昼少し前に、窓をそっと開けてのぞいてみたら、親鳥がいなかった。そのスキに、カメラを持って裏手に回り、写真を撮らせていただいた。

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一時頃、もう一度そっとのぞいてみたら、親鳥はすでに戻っていて、巣の中に座っていた。
posted by 里実福太朗 at 14:48| 動物

2012年05月28日

ただ今抱卵中

家の裏手の木で、鳥が巣を作り卵を温めている。ダイニングのちょうど北側で、窓を開ければ手の届きそうな距離のところにある。夫人が今日見つけて教えてくれた。

以前から、食事の時に鳥の影が窓ガラスに映ることがあったが、あまり気にはとめていなかった。その時、セッセと巣作りをするための材料を運んでいたのだろう。

この辺りでよく見かける鳥の一種だと思われるが、鳥の種類はまだ分からない。巣の上部に見え隠れする体の様子からは、雀などよりは大型の鳥のようだ。クチバシが黄色であれば、ムクドリということで落ち着くが、クチバシは黒っぽい。

次の写真は、窓をそっと開けて網戸越しに撮影したもので、だいぶ不鮮明ではあるが、画像の左側に黒っぽく見えるものが巣である。

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posted by 里実福太朗 at 21:48| 動物