2013年06月23日

今どこ

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今夜は長岡で一泊。
明日、帰千。
posted by 里実福太朗 at 19:21| 里ふくろうの日乗

2013年06月20日

新潟へ

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さいわい大雨になることはなかった。谷川岳PAに着いたのは家を出てから約6時間後、一休みしてから長い関越トンネルを抜けて新潟に入り、今夜は湯沢で一泊。
posted by 里実福太朗 at 21:39| 里ふくろうの日乗

2013年06月16日

「かんだやぶそば」の今

「かんだやぶそば」で火災が発生したのは、今年(2013年)の2月19日夜のことだった。店舗面積約600uのうち、ほぼ三分の一を消失したそうだ。1880年創業の老舗蕎麦屋さんで、1923年に再築された料亭風の建物は、東京都の歴史的建造物に指定されていた。

写真塾の撮影会でその地を訪れたのは、それから約四ヶ月後のことだった。建物は解体され、その跡地はとりあえず時間貸しの駐車場として利用されるようで、「近日OPEN」の看板が立っていた。そして近くには、「かんだやぶそば 新店舗建設予定地」という表示板もあった。

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周囲のビルの壁面には、また煤焦げたあとが残っていて、火災当日の火勢の激しさをいまだに生々しく伝えていた。

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posted by 里実福太朗 at 23:50| 里ふくろうの日乗

2013年06月14日

庭に花菖蒲が咲く不思議

花菖蒲と思われる花が咲いた。花の中央部分に黄色の文様があるからそうだと思われる。去年までそんな花が咲いたことはなく、夫人も植えた記憶がないという。友だちから譲り受けたかもしれず、心当たりのひとに聞いてみたがそうではなかった。

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花菖蒲は湿地帯に育つと言われているが、庭に湿地帯などはなく、梅雨に入っても雨が少なく地面はいつも乾燥していると言った方がよい。そういう場所に、どうして花菖蒲が咲いたのだろうか。不思議なことである。

折しも佐倉城址公園の菖蒲田では、6月8日・9日の両日「菖蒲祭り」が行われた。うまい具合に見頃の時期に重なって、さまざまな花菖蒲が色を競っていた。

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posted by 里実福太朗 at 23:50| 里ふくろうの日乗

ゴーヤーネットを延長した

ゴーヤーの苗を購入したのは、4月20日のことだった。極端な寒暖を繰り返す異常な天候にも負けず、背丈を伸ばしていった。それから約一ヶ月後の5月22日に、初めて黄色い花が咲いた。しかし咲いたのは雌花だけで、受粉することができずに朽ちてしまった。

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その後の5月29日頃、平年より10日ほど早く梅雨入りしたが、晴天続きで一向に雨は降らず、カラ梅雨の状態が続いた。ただそれがゴーヤーにとっては幸いしたようで、七つの苗のうち特に二つがすくすくと成長し続け、とうとう我が身の丈を超えるほどになった。ツルの先端がゴーヤーネットの上端からはみ出て、ユラユラと行き場を求めてさまよい始めたのだ。ゴーヤーが早くなんとかしてくれと言ってるように思われて、いよいよゴーヤーネットを継ぎ足して延長することにした。先端は、二階のベランダの手すりに届くほどの長さになる。

近ごろは毎日のように、二つから三つほどの花が咲く。残念ながら雄花だけなので、今のところむなしく咲いては散るだけである。

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今年植えた苗は四種類、何も考えずに混在させて植えてしまったが、違う品種の雄花・雌花が受粉したらどういう実がなるのだろうか。チョット興味がわくことではある。

posted by 里実福太朗 at 23:30| 里ふくろうの日乗

2013年06月13日

あちらの世界からこちらの世界へ

自由人の誕生月は6月だそうだ。誕生日の前日に公園を訪れて彼に会った時、外見の印象が大きく変化していた。いつもは無精ヒゲをはやし、頭髪もボサボサの状態だったのに、髪は短く刈られヒゲもきれいに剃られていた。いわばスッピンともいうべき顔になっていたのだ。そんな顔は初めて見たような気がする。

「ずいぶんサッパリしましたね」
と声を掛けると、前の日曜日に無料の散髪サービスがあって、それを利用したということだった。場所は日本橋方面のとある場所だと言っていた。月に一回サービスデーがあるらしいが、今までそんなスッピンの自由人は見たことがなかったのだから、そのサービスを受けたのは今回が初めてだったのだろう。

今回に限って、どうしてそのサービスを受けたのだろうか。彼の心中を推し量ってみれば、やはり明日が誕生日だということと関連性があるのかもしれない。

俗世間を離れて隠遁者としての生活を始めてから、もう四〜五年は経つに違いない。このまま公園での生活を続けていけば、いずれは老いさらばえて死地へと赴くことになってしまう。彼の亡き後、その場所には立ち入り禁止の札が立てられ、その周りはロープで囲まれることだろう。

しかし明日の誕生日を境に、そのような将来に変革をもたらすことができるのだ。自由人が住むあちらの世界からこちらの世界へと、戻って来られる可能性が生まれるのだ。この誕生日はそういう意味で、自由人にとって一大転機となるはずの重要な日なのだ。そういう大切な日を、どうして隠遁者然としたヒゲ面で迎えられようか。

スッピンの彼は、柔和な表情を見せていた。彼の将来を照らす光が、表情を明るくしていたのかもしれない。
「あした誕生日なんだよ」
「そうでしたね、おめでとうございます。これ、誕生日のお祝いとして…」
「いや、それは…ケーキでも買うことにします」
お酒を飲まない彼は、甘党なのだろう。
「○○さんがこの公園からいなくなっても、私は猫がいる限りここに来ますよ」
「オレも…ここには世話になったから」

これからカン集めの仕事があるということなので、いとまを告げて彼の後ろ姿を見送った。猫背が一段とひどくなっていた。先年ヨッパライに足蹴にされた腰に、痛みがまだ残っているのだろうか。

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posted by 里実福太朗 at 23:50| 里ふくろうの日乗

2013年06月11日

梅雨空

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あいにくの雨。
早めにチェックイン。
部屋は狭くても変な臭いはこもっていないから、まあ良しとするか。なにしろ格安だから仕方がない。
posted by 里実福太朗 at 15:18| 里ふくろうの日乗

2013年06月09日

今年もやって来た

夫人のお友達からメールが届いた。さっそく望遠レンズを携えて行ってみれば、去年と同じ木の同じ枝にとまって下を見下ろしていた。オスが外で番をして、メスは樹胴の中で卵を温め始めているのだろう。

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去年は、ヒナの巣立ちを見ることができなかった。今年は見逃さないようにしなければ…
posted by 里実福太朗 at 23:50| 里ふくろうの日乗

2013年06月06日

藤田嗣治の猫

先週は、岩合光昭写真展「ねこ歩き」のほかにもブリジストン美術館に行く予定を組んでいた。しかし岩合さんのサインをもらうために、予定していた時間を大幅に超えてしまって断念せざるを得なかった。

ブリジストン美術館の「Paris、パリ、巴里─日本人が描く 1900-1945」の開催期間は6月9日まで、今週行きそびると見逃してしまうおそれがあるのだが、先週に引き続き東京まで出て行くのが次第におっくうに感じるようになっていた。

そんな時、アカイヌさんから旅行のお土産としてレオナール・フジタ(藤田嗣治)筆の猫がデザインされた一筆箋が送られてきた。藤田嗣治といえば、長らくパリで活躍してエコール・ド・パリの画家として数えられ、また、猫を題材とした絵もたくさん描いている。

「Paris、パリ、巴里」には、もちろん藤田嗣治も取り上げられている。展覧会のウェブページを見ると、「猫のいる静物」という作品が出展されているらしい。かくして重くなった腰をあげて出かけてみることにしたのだった。

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藤田嗣治の猫が登場する絵は、二点展示されていた。
〔横たわる女と猫〕…1932年、ブラジル
〔猫のいる静物〕…1939−1940年、パリ…オルド−ネ街の画室

なお猫関係の著作としては、「猫の本」という画文集が出版されている。
【猫の本】
…2003年7月、講談社

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posted by 里実福太朗 at 23:55| 里ふくろうの日乗

2013年06月04日

樹胴に住む猫

去年アオバズクが営巣した樹胴のある木を、今週も確かめに行ってみた。しかしまだアオバズクは飛来していなかった。そこで前回と同じく猫を探して園内を散策してみたところ、先週出会った猫の姿はなかったが、なんと新たに八匹の猫と出会った。

そのうちの一匹はシッポが黒くて体が白い猫、遠くからその猫の姿を認め、後について行くと太い木のかげに見えなくなった。木の周りを猫とは逆方向に回って待ち伏せようとしたのだが、一回りしても猫と鉢合わせすることはなかった。不思議なことに、姿を消してしまったのだ。

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根元を見て消えた理由が分かった。そこに空洞があって、その中で先ほどの猫が身を潜めてジッとこちらの様子をうかがっていたのだ。近くに遊歩道があって、時々犬を連れた人が通るが、樹胴に潜む猫に気づく人はいない。そこなら安心して眠りを貪ることができそうだ。

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試みにカリカリを樹胴に差し入れてみたが、警戒しているのだろう…なかなか口をつけようとしない。その場を離れてしばらくしてから戻ってみると、カリカリはだいぶ減っていた。

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posted by 里実福太朗 at 23:50| 里ふくろうの日乗